働く人の姿をカタチに残す
働く人の姿をカタチに残す
~ HISTORY ~
世界は誰かの仕事で出来ている
引用:日本コカ・コーラ社、缶コーヒー「ジョージア」
この言葉が大好きです。
今、世の中には
ありとあらゆるモノが溢れている
そのひとつ、ひとつ
誰かが考えて、作って、運んで、売って
そうして私たちのもとにやってくる。
モノ(者)がモノ(物)をつくり
物語りが生れるのです。
更には、
直接的なサービス・生産に従事せずとも
その現場で働く方々を支えるために
働く方々もいらっしゃいます。
誰ひとり欠かせない。
間違いなく
世界は誰かの仕事で出来ているんです。
ご近所のあの人が
お父さんが
お母さんが
息子が
娘が
どんな仕事をしているのか?
どんな風に働いているのか?
知っていますか?
見たことありますか?
会社見学・参観行事は
各企業、感染症対策により自粛が続いております。
写真をきっかけに会話をして
想像ができれば
「感謝」が生まれるのではないかと考えます。
「大人ってかっこいい」
「こんな仕事がしたい」
そんな言葉が子ども達からでてくる
少し先の未来を描いて・・・
きっかけ
写真家:佐伯昭宏と出会い、カメラ・写真に一層 興味を持ち始めた頃でした。
当時勤めていた会社では、
定年を迎えた方をお祝い・お見送りするセレモニーがあります。
課員の6~7割、150人ほどが集まる中、
私の後ろから、こんな会話が聞こえました。
同僚A「○○さんって昔どの仕事してた人?」
同僚B「さぁ、俺が入社した時には現場にいなかったし」
上司C「○○さんは昔すごかったんだよ!海外赴任ではこうで、○○の時はああで・・・」
同僚A・B「へぇ、知らなかった」
・・・
この時、わたしは
ハッ!となりました。
「写真があれば。」
当時、第一線で活躍されていたころの写真。
真剣に、黙々と働いている時の写真。
職場の仲間と共に作業している写真。
そんな写真があれば・・・
見送る側は、
これまでのご活躍に思いを馳せ、
最後の「お疲れ様でした」を言える。
御本人は、
つらい時もあった
きついこともあった
楽な仕事はきっとない
けれどこうして今日を迎え
何十年と働いてきた自分の姿を
誇らしく思えるだろう。
過ごした時間・仲間・職場に
「ありがとう」を伝える。
形式ばったセレモニーよりも
みんなの想いがひとつになる。
そんな時間になったらいいな…
写真の魅力を知った自分
×
働く人の姿をカタチに残す
点と点が繋がった。
そんな出来事でした。