大学院人間社会科学研究科(博士課程前期・後期)には多様な専攻・学位プログラムがありますが,真野研究室は教育科学専攻・教師教育デザイン学プログラムの「カリキュラム開発領域」にあります。

研究指導の概要

博士課程前期(マスターコース)での修論ゼミでは,自らの興味・関心に基づいて研究テーマを設定しますが,研究活動を通して算数・数学教育の「実践」だけでなく,算数・数学教育の「研究」に対して何らかの貢献を与えることが期待されます。そのためには自らの経験だけでなく,国内外の先行研究のレビューや理論的枠組みに基づく研究対象の理解が不可欠です。

そのためゼミの中では海外の研究論文を取り上げて文献演習を行うことを通して「研究の言葉」を学びます。そして自らの研究テーマにふさわしい理論的枠組みを設定し,事例研究を通して研究の質を高めていきます。

カリキュラム開発領域では,修士論文の構想発表会,中間発表会,成果発表会が開催されますので,研究活動の進捗状況を定期的にまとめ改善を行います。さらには,数学教育学関係の学会で研究成果を発表することもあります。過去には修士論文の成果をベースとした論文が数学教育学の国際ジャーナルに掲載されたこともあります(ジャーナルのサイトへ)。

最近の修士論文のテーマの例


※2024年度は4名が在籍しています

学生へのメッセージ

算数・数学教育に対する自らの経験知を理論知へと高め,算数・数学教育の実践や研究に貢献しましょう。

E-mail: shinno [at] hiroshima-u.ac.jp