拡大作画のサイズを元に戻す数式
拡大作画のサイズを元に戻す数式
はじめに
はじめに
200%拡大作画の時は、スケールを50%にすれば元のサイズになるのは直感的に分かる。じゃあ150%の時は?120%の時は?なんとなくレイアウトに合わせて調整しているのでは?
「厳密にやっても意味ないから!」なんて言う人もいる。確かに0.1%の差とか「厳密には違う」というサイズにしたところで、絵面に大した影響は無い。
だがしかし。一般によく言われることだが、正しいやり方を知ってて言っているのと、知らないで言っているのは全く違う。後者はただ逃げているだけ。ダサダサ。
なので知っておきましょう。小中学生レベルなので簡単です。
計算
計算
求め方は比がわかりやすいかな?と(特に根拠もなく)思うので、それで。
すでに決まっている条件は
元のサイズを100%として、作画時の拡大率が x%である。
AfterEffectsに読み込んだ段階では、拡大状態の素材のスケールが100%である。
求めたいものは、
②における元のサイズのスケール(%)。これをsとする。
これらを使って比の等式を作る。
100 : x = s : 100
左辺が①の条件、右辺は②の条件。
内項の積と外項の積が等しいから、
sx = 10000
sが知りたいから、両辺xで割って、
s = 10000/x
出た。
AfterEffects上で入力する
AfterEffects上で入力する
上で出た式をAfterEffects上で入力する。
AfterEffectsではプロパティのテキストボックスには四則演算の数式も入れることが出来るので、スケールに
10000/(拡大率)
を入力すれば勝手に計算結果が値に適用される。
仮に、150%拡大されているなら、
10000/150
を入れれば、66.66...(UI上の表記は66.7)が入る。
おわり
おわり
これだけ。目視でスケールをCtrl + - でトントン...していくよりずっと早いですね!