3DLO

概要

3D部での3DLO他、AfterEffets作業の自動化を図るスクリプトです。

インストール先

Scriptフォルダ or ScriptUI Panelsフォルダ

使い方

■メイン画面

様々な機能を実行するためのボタンが用意されています。上部のドロップダウンリストで、作品話数を選択してから使用します。

作品や話数を選択します。設定ボタンから登録したものが表示されます。

3DLO作業に関する作業を実行します。クリックするとウィンドウが表示されます。

プロジェクトパネルで選択中のコンポをPhotoshopレイヤーとして出力します。AfterEffects標準機能の「コンポジション->フレームを保存->Photoshopレイヤー」を実行するのと同じ効果です。

美術アタリを出すときに使います。

カット制作するときに使います。

読み込んだ素材をどの順でどう重ねるか等を指定して、自動でコンポジットするためのプリセットを作成します。美術アタリなどで使います。

「美術アタリ」の項参照。

■設定画面

メインウィンドウの「設定」ボタンを押すと出てきます。作品フォルダや、自分の使用するフォルダ名の登録が出来ます。

作品登録をしないとこのスクリプトは使い物になりません。

自分のNoや、フォルダ名を入力しておきます。

作品フォルダを登録します。10個まで登録できます。登録したものがメインウィンドウのドロップダウンリストに表示されます。

■3DLOウィンドウ

ウィンドウには「Create Comp」と「Focal Length」の2つのタブがあります。

Create Compタブ

3DLO用のコンポ作成を行います。テンプレートのAEPを開き、コンポの複製やコンテ素材の読み込み、レンダーキュー設定等を自動で行います。

使用するAEPを選択します。選択できるAEPは次の2ヶ所にあるものです。

    1. 「(作品フォルダ)/Shot/_Comp_Temp」フォルダ内でファイル名に「3DLO」の文字を含むAEP

    2. 「(作品フォルダ)/Shot/s99/_3DLO/(個人フォルダ名)/

1のAEPを選択した場合、AEPが自動的に個人フォルダにコピーされます。

2のAEPを選択した場合、既存のAEPにコンポを追加できます。

レンダーキューの出力先を指定します。フォルダ名を入力してください。

レンダーキューの「レンダリング設定」「出力モジュール」のテンプレートを選択します。

作業するカットナンバーを入力します。1行1コンポになります。手打ちでは絶対絶対絶っっっっっっ対にミスするので、スプレッドシートのカットリストからコピーしてきて貼り付ければいいと思います。

Focal Lengthタブ

3dsMaxから出力したログデータを読み取って、コンポ内に焦点距離(mm数)を表示します。

ログデータの検索場所を指定します。

■美術アタリ

メインウィンドウの「美術アタリ」ボタンをクリックすると、3Dから出力した素材を自動的に読み込み、素材ごとにプリコンポします。

(Render作品フォルダ)\(話数)\_bijyutuAtari

前述の「3DLO」ボタンで作成したコンポ(画像赤部分)のカットナンバーを元に検索されます。

読み込みとコンポへの配置が終わると、テンプレート選択のウィンドウ(左図)が出ます。

テキストボックスにプリコンポ名を入力、右のドロップダウンリストでプリコンポ内の組み方テンプレートを指定します。「テンプレート作成」ボタンをクリックすると新しいテンプレートを作成出来ます。

■テンプレート作成ウィンドウ

ここでテンプレートの作成を行います。このウィンドウの呼び出し方は2種類あります。

    1. 上記の「テンプレート選択」ウィンドウの「テンプレート作成」ボタン

    2. メインウィンドウの「プリセット」ボタン

(呼称を「テンプレート」なのか「プリセット」なのかどっちかはっきりしろって感じですね)

テンプレートは以下の場所にJSON形式で保存されます。

(作品フォルダ)\Tools\TemplateJson

■TemplateName

テンプレートの名前を入力してください。ファイル名にもなります。

■開く

既に作成したテンプレートを開きます。編集するときに。

■ビデオスイッチ/正規表現/不透明度/モード/トラックマット

そのままです。「正規表現」はレイヤー名を検索する際の条件です。正規表現について


入力のコツ

FF12をやったことある人は、ガンビットをイメージすればわかりやすいかもです。

上から順に優先度が高いです。最上位に置きたいレイヤーは、1の欄に入力します。

まず1の条件(正規表現)でコンポ内のレイヤーが検索されます。ヒットしたものは、その欄で指定したビデオスイッチ、不透明度、モード、トラックマットが指定されます。順番に2の条件、3の条件、...と検索がかけられます。一度ヒットしたものはその後の条件にヒットすることはありません。

上に重ねたいものからヒットするように条件(正規表現)を書けば、思い通りに重ねることが出来ます。

正規表現がわからない場合は、とりあえず「shadow」などの文字を入力するだけでもヒットします。正規表現が分かると、もっと思い通りに操作できます。

ガンバッテネ!

更新履歴

2021/03/27

  • AE2020でPSD出力が出来ないエラーを修正

2019/08/29

    • ページ作成