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「あい」をたべる Eating "Love & Sorrow"

『「あい」をたべる』/7min46sec(本編尺)/Japan、2017~2018.02.19

東京工芸大学 アニメーション学科 4年次の卒業制作として生まれた作品。

作者が初めて「羊毛フェルト、ストップモーション」を用いた映像でもある。

---あらすじ

少年はお母さんの作るご飯が大好き。

学校でのお弁当の時間は彼にとって唯一の楽しみだった。

唯一の。

作者が込めた想い:「あい」をたべる

今作は作者が過去に経験した出来事を基に創られました。

「かつての自分のように、いじめで苦しむ人々に微力でも何か力になれるような作品を創りたい。」そんな想いが出発点。

社会問題にまで発展してしまったこの現象は我々が「人間」という生物である以上、失くすことはできないのかもしれません。これからも苦しむ人々が絶えることはないでしょう。。。

しかし、できることはあります。その人が苦しみ続けたり禁忌を犯してしまわないよう、周りの人々が支え、助けとなることです。「自分には味方がいる」と思えることはいじめに苦しむ人々にとってこの上ない希望だと僕は思っています。

今作が、この問題に苦しむ人々にとっての何か一助となり得たならば本望です。

カウントダウンコマ撮り2021(前・後半)

『カウントダウンコマ撮り・前半』/Japan、2021.03.29~05.07

毎日少しづつでも創ることをしたい、という想いがきっかけで始まった。毎日ホワイトボードにカウントされる数字を描く。ちょっとしたキャラクター性やストーリー性を持たせることもある。

段々と、自分のキャパシティに収まらなくなり一時中断してしまう。

『カウントダウンコマ撮り・後半』/Japan、2021.08.21~12.31

「続けること」を目的に創作を再開。1日1本、羊毛フェルトを使って「丸」を描く様々なアニメーションを制作・発表する。

後半は133日間、2021年最後の日まで創りきった。

作者が込めた想い:カウントダウンコマ撮り2021

今作はとにかく毎日手を動かして何かを創りたいという想いから始まり、のちに「続ける」ことを重視して臨むようになりました。

創ることそのものの継続、またコンスタントに作品を発表する習慣づけを目的に毎日1本、数秒~十数秒の作品を発表

この経験によって多くを学んだと感じます。1日1本を達成するための効率化、手間の必要不要の見極め、続けるための舵取り、良い意味で不真面目なスタンス、遊び心。

毎日完成させることが第一の創作でしたが作者は元来凝り性でもあり、多々悩むこともありました。しかしある尊敬する人物の友人から「続けることは才能。すごいこと。」と言葉をかけてもらいその他様々な話をし貴重な時間を過ごした以降は、確かな自信をもってこの創作に取り組めるようになりました。

作者はかつて「1つのことを続けることが何よりも苦手」とものすごく悩んだ人間です。

でも365日ではないにせよ、100日以上かけて1つのことをやり通しました。自分はできる子なんだと、確信できた経験です。

ファンアート

ファンアート』/Japan、2021.05.18~ (08.22~から発表も始める)

カウントダウンコマ撮り(前半)ができなくなった時、創ることを止めたくない想いから「情熱をもって取り組めること」を模索した結果スタートする。

※著作権に影響する作品のため、当ページへの作品掲載は控えさせていただきます。

作者が込めた想い:ファンアート

始まりは、それまでやっていた自身の創作ができなくなった時でした。

「一度止まってしまったが創ることはこれからも続けたい。今の自分が情熱をもって取り組めることは何だろう?」そう自問し続けて導かれた答えがこの創作につながりました。

それが「(人生において多大な影響を受けた作品の)ファンアート」です。

幼いころからアニメやマンガ・ゲーム・これらに関する音楽といった文化に親しんできて、これまでの人生で直面してきた様々な苦難にぶつかる度に作者は何度も勇気づけられ乗り越えてきました。

創作を続けること以上に、作品たちに対する感謝やリスペクト、そういった想いを形にして残したいと思い立ち、この度の創作に至っています。

My Expression

『My Expression』/0min38sec/Japan、2021.10.17~11.25

利用楽曲:『アウトサイダー』作詞・作曲:Eve 編曲:Numa  

※著作権に影響する作品のため、音声ありの本編は下記の掲載元で視聴をお願いいたします。

https://youtu.be/SLCnuWGUMyw

国内最大規模のインディーアニメの祭典『Project Young.』(https://project-young.net/)の一般公募企画『Project Young.Next Act.』への応募作品。

本祭典には、アーティストであるEve氏からの提供楽曲をBGMにした「好きなことを諦めない」というテーマを掲げた、数多くのアニメーション作品が集まる。

先の見えない真っ暗な世界でただひたすらに、時には自分を喰らってでも光を見出そうとする。

タイトルにある通り作者自身の表現を映像に落とし込んだ作品。

作者が込めた想い:My Expression

先の見えない真っ暗な世界で、何度倒れても自分を信じ進み続ける。色んなことを試すが上手くいくことは稀。一度に陽の光をいっぱいに浴びるようなハプニングはなく、進めたかどうか分からない時もある。

でも、そんな一歩一歩の積み重ねは前進の証であり、その積み重ねがいつか何にも負けない輝きにつながると僕は信じています。


この作品に使用した「コマ撮り(ストップモーション)、羊毛フェルト」という手法は自分の手にしっくりくる「好きな」表現方法です。

今持っている力で「好きなこと」をどんな形として残せるか。1つの挑戦として創りました。

近年これらの手法を用いたコンテンツが大きな注目を集めており社会的な需要も高まっていると感じます。そんな中でこの技術をもって現実的に生きる上では、僕の力が通用するとは限りません。

しかし僕にとってこの手法たちやアニメーションを創ることは手段・方法である以上にもっと近しくて大切な、友達のようなかけがえのなさを感じています。

だからこそ現実的などんな困難が降り掛かろうと僕にとっての「好きなこと」を守り「諦めない」でこれからも続けていきたいと強く思っています。

第3回 eMAXISでつみたて 動画コンテスト

『』/Japan、2022.01.01~ 02.01

『第3回 eMAXISでつみたて 動画コンテスト』(URL)への応募作品。

「つみたて投資」と「植樹」をテーマにした2Dアニメーション。

映像はリンク先の公式ホームページよりご覧ください。

▶︎https://www.am.mufg.jp/contest/emaxis_tsumitate_03/

作者が込めた想い:第3回 eMAXISでつみたて 動画コンテスト

今作のキッカケは、つみたて投資と植樹活動や自然が成長する過程に強い関連性を感じたことでした。

世界中への小さな貢献、育つための長い時間、個体差や環境による育ち方、大きく成長することで自分も世界も豊かになる。

双方にはこれら共通点があるなと私なりに考えたと同時につみたて投資の魅力をより感じ筆が進み、この度の完成に至ることができました。

このコンテストを知った当時、私自身がつみたて投資を既に始めていて人生というスケールでの重要性を感じていました。

「私自身の創作」と「つみたて投資」を掛け合わせた作品を作ることはとても意義深いことだと感じましたし、何よりまずやってみたい!と思い立ちました。


この作品が、つみたて投資を始める人々の何か後押しとなり得たならば本望です。

なにが聴こえる?

なにが聴こえる?』/Japan、2022.02.01~ 02.15

第3回 こま撮りみせあいっこ! みんなの上映会withドワーフ』(https://t.co/CTu5KfeI5t)への応募作品。

とあるメニューを作る様子をサイレントで表現したコマ撮り作品。

作者が込めた想い:なにが聴こえる?

この作品は、サイレントであることがポイントと思っています。

流れる映像は同じでも、脳内に巡るものは人それぞれ。

100人いれば100通りの考えがあるように、例えば食材を包丁で切る音も厳密に同じものは一つとして無いでしょう。

ご覧くださる際は思い思いに脳内再生してやってください!

また他者にはどう聴こえているのだろうと思いを馳せてみたり、可能ならば同じく観た人々と考えをシェアしてみると、より面白い時間が過ごせるのではないかなと思います。