梅田ゆかた祭2022

ゆかた祭2022について

ゆかた祭2022とは、7/30・31に阪急茶屋町で開催されるイベントです。関大横山ゼミは、「アップサイクルの魔女プロダクツ祭り」というテーマで出店します!てぬぐいの端切れを使ってうちわを作る体験や、食と衣の魔女の商品販売を行います。インスタ映えスポットも展開しているのでぜひお越しください。

ゆかた祭ご来場者様へのお願い

 本日は,暑い中,梅田ゆかた祭にお越しいただきありがとうございます。


 私たちが企画して福祉事業所さまにつくってもらった「うちわ」,暑さを少しは和らげてくれたでしょうか。


 ここで一つ,私たちからの大事なお願いがございます。

このうちわの骨組みは,丈夫なプラスチックでできています。

このうちわを長く大切に使用していただくことを,心から望んでおります。


もしすぐ捨ててしまうと,このうちわは「プラスチックごみ」になってしまいます。

長く使用した後に捨てる際にも,市町村のごみの分別ルールに則り,きちんと処分するようにしてください。


プラスチックごみ問題について

一般社団法人グリンピース・ジャパンは,彼らのホームページにおいて,プラスチックゴミをめぐる問題点を,以下の5点にまとめています。

問題点1は,生産にも廃棄にもCO2が排出されます。2019年には,プラスチックに由来するCO2排出は標準的な石炭火力発電所が1年間に排出するCO2排出量の189基分にのぼりました。

 問題点2は,生態系を壊す海洋プラスチック問題で,海には毎分約トラック1台分のプラスチックごみが流れ込んでいます。その94%は海底に堆積し,1%が海面を漂い,5%が海辺に流れついています。海には,現在5兆個ものプラスチック片が存在し,これは地球を400周以上できる量です。国連環境計画(UNEP)によると,プラスチックごみは毎年数十万もの海洋生物の死を引き起こしています。細かくなったプラスチック(マイクロプラスチック)は食物連鎖を通して,人間もからだに取り込んでおり,その健康影響について,多くの研究者が警鐘を鳴らしています。

 問題点3は,ほとんどが埋め立て・投棄で処分されていることです。1950年以降世界で製造されたプラスチック製品のうち,これまで63億トンが廃棄物になったと考えられています。その約79%,49億トンは埋め立てや投棄によって処分されています。12%にあたる8億トンは焼却処理されており,この時には当然CO2が発生しています。

 問題点4は,リサイクルの限界です。材料として再生利用される「マテリアルリサイクル」は22%で,大部分の61%は燃やされて熱利用され,大量のCO2を排出しています。

 問題点5は,他国を汚染する使用済みプラスチックです。先進国のプラスチックごみは,リサイクルを目的に途上国に輸出されているものがあります。そのなかには,資源化できない汚れたものや有害なものが混入し,再利用されずに放置され,環境汚染や現地の人たちの健康被害を引き起こしています。


出所:グリンピース「ゼロからわかるプラスチック問題と海洋汚染」,https://www.greenpeace.org/japan/explore/plastic#fact01,2022年7月15日参照。

 

 上記のように,プラスチックごみ問題は,環境や人間を含めた動物に大きな影響を及ぼしています。