世の中には人間の役に立つ様々な性質示す物質があり、それらは機能性物質と呼ばれています。しかし、機能性物質の中には実は「なぜその性質を示すのか?」という理由が分かっていないものが多く存在し、 「より質の良いものを安く作りたい」「より機能が高いものを使いたい」など、 新しい物質開発への要望がある時に、機能性の起源が分かっていないことが問題になります。 そこで、我々の研究室ではそれらの不思議な機能性物質の謎を解明することを目的に研究しています。
当研究室の大きな特徴は「光電子分光」という手法の専門家と、「物質開発」の専門家がタッグを組んで お互いがフィードバックを掛け合いながら研究を行っている点です。 そのプロセスの中で、実験結果を複数の角度から検討し、新たな方向性を見出すことを目指しています。
現在、我々の研究室では最新鋭の超高分解能光電子分光装置の建設を行っており、 パルスレーザー堆積装置、化学気相堆積装置などの物質作製装置も整っているため、最先端の実験に取り組むことができます。 また、SPring-8、NanoTerasu、Photon Factory、東京大学物性研究所、広島大学放射光科学研究所など国内の研究機関、さらには外国の実験施設/研究機関などにも出張し実験を行います。
学生の自主性を重視し、意欲のある方には積極的に機会を与える方針です。 また岡山大学は非常にアットホームな雰囲気があり、様々な分野の方々との共同研究も自由に行える環境です。 ぜひこの環境を生かし、最先端の物性物理学研究に取り組んでみませんか?
我々の研究室では、面白くて役に立つ物作りを行っています。 4年生時には固体化学的な手法を駆使していろんな物質を作製します。 物質作製の過程を通して、研究に必要な固体化学、固体物理の知識、技術を習得していきます。 大学院に進むと、物性評価のための測定実験を行うようになります。 特に、光電子分光測定に力を入れ、作製した物質が示す特性の起源を、電子状態の立場から解明することを目指します。 光電子分光測定実験から得られた理解を物質作製に還元し、さらに良質な、そして高機能な物質の作製を行います。 また、これらの研究を通して、自分で作り測り考えることの出来る、視野の広い研究者を育てることが研究室の理念になっています。
研究室では研究に欠かせない量子力学、固体物理、結晶化学の知識を習得するために、週2回のゼミを開いています。 学生の参加は必須で、学生諸君には教科書あるいは論文を順番に解説してもらいます。物質開発の研究は上手くいくばかりではありません。 むしろ、成功はまれだ、といった方がよいでしょう。立ちはだかる数々の壁には、“絶対に出来る”という思い込みと、 “何とかしてみせる”という執着心、そして、 “何とかなるさ”の楽観気分を適当にブレンドして立ち向かうのが良策でしょう 。 真面目すぎる人には、ひょっとすると向かない研究種かもしれません。
努力と継続力、そして我慢力が必要とされる泥臭い研究を行っていますが、志を高く持った皆さんと、 “めげない、こりない、あきらめない”の精神で一緒に物質開発が出来ることを楽しみにしています。 我こそが新物質開発の旗手となる、という方、是非来たれ!
我々の研究室では、物質の中に潜んでいるまだ知られていない性質や機能を、電子の振る舞いという視点から引き出すことを目指した研究を行っています。 電子は物質の性質を決める最も重要な存在であり、それを「直接取り出して調べる」ことで、教科書だけでは見えてこない物理が明らかになります。自分の手で測定し、データを解析しながら、物質の潜在的な可能性に気づく瞬間は、研究ならではの大きな魅力です。
学部3年生の皆さんにとって、研究は未知の世界かもしれません。本研究室では、固体物性物理の基礎からスタートし、実験手法やデータの解析方法、見方、論文の読み方までを段階的に学べる環境を整えています。研究は一人で黙々と進めるものではなく、日々の議論を通して考えを深めていくものです。学生と教員、学生同士の活発な議論を大切にしながら、「なぜそうなるのか」を一緒に考えていきます。
修士課程では、より主体的に研究テーマに取り組み、研究者としての基礎力を身につけることを目標とします。修士2年間を通しての目標は学会発表を行い、他者に自分の研究を伝える力を養って貰うことを目指します。さらに学術論文として成果をまとめ、専門誌への掲載を目指します。この過程を通じて物理的な理解力だけでなく、論理的に考え、発信する力を養います。
博士課程は、研究者として自立するための最終段階であり、いわば「研究の運転免許証」を取得する期間だと考えています。テーマの設定から研究手法の選択までを自ら考え、試行錯誤しながら研究を推進できる力を身につけることを重視しています。教員はその過程を支援しつつ、最終的には独立して研究を進められる研究者へと成長することを目標とします。他分野から博士課程での進学も大歓迎です。
物理が好きな人、電子や物質の世界をもっと深く知りたい人、まだ自分の進路に迷っている人も歓迎します。
物質の可能性を引き出す面白さを、ぜひ私たちと一緒に体験してください。
私たちの研究室はとても賑やかで、毎日楽しく研究生活を送っています。 2019年度は、博士課程1人、修士課程6人、学部生2人と多くの学生が研究生活を送ります。 当研究室のゼミでは、日々の研究に必要な勉強や研究相談などをしています。 ゼミの研究相談では、いつも活発な議論が行われており学生も自由に発言しています。 また研究室では飲み会、スポーツ大会への参加等、各種イベントも行われメンバーの親交を深めています。
当研究室には、面白い性質を示す物質の作製を専門とされる先生と、 それらの性質の起源を探る手法である光電子分光を専門とされる先生がおられますが、研究の主役は学生です。 研究テーマについても、学生の自主性や興味を尊重した形で決定されるので、 そのため”作って、測って、考える”といった一連のプロセスを経験する事ができます。 一生懸命頑張った後に新しい事が分かったときは、その喜びも一塩です!
研究活動として、外部の施設に実験を行ったり国内外で開催される学会/国際会議に参加する機会も沢山あります。 出向いた先で、他の機関の研究者や同年代の学生、さらには海外の人たちと知り合いになることが多いです。
非常に充実した研究を行うことができると思いますが、大切なのは各個人の情熱です。 我々の研究に興味のある人はぜひ一度見学に来てみてください!
このHPに研究内容や研究室の活動など載せています。何らかの参考になれば幸いです。
我々のグループでは一緒に研究してくれる研究者・大学院生・学部生の方々を募集しています。
我々の研究室に興味のある人は是非一度見学に!