●GLP-1とは体内に存在するホルモンで食欲を抑制する働きがあるため、欧米では肥満治療薬として用いられています。GLP-1製剤は注射のみでしたが2021年2月に飲み薬が発売となりました

日本では糖尿病治療薬として保険適応で使用されています

肥満治療目的は保険適応外の為、完全自由診療となります

●効果

糖尿病治療薬として、世界中で承認されており、副次的に減量効果があることが報告されています

海外ではGLP1注射製剤が治療薬として承認されていますが内服薬は未承認です

●糖尿患者 711名のリベルサスとビクトーザの比較海外研究 (LANCET2019)

＜減量効果＞

リベルサス、ビクトーザともに同等の糖尿病治療効果あり

リベルサス15㎎/日は、ビクトーザ1.8㎎/日よりも優位な体重減少あり

●14の研究を比較してGLP-1製剤の効果を比べたレビュー

GLP-1製剤の中で減量効果が高いのは、ビクトーザ (注射)、オゼンピック (注射)、リベルタス (飲み薬)の3剤です。ビクトーザはサクセンダという名前で肥満治療薬として海外で承認されていますし、オゼンピックも肥満治療薬としても海外で承認されています

リベルタスは歴史が新しくまだ肥満治療薬として承認されていません (同一成分の注射薬剤のオゼンピックは承認されています)

●GLP1製剤のダイエット効果と特徴

ダイエットは正しい食事管理や生活習慣が重要です。最も重要な食事管理をサポートしてくれるのがGLP-1です「1回の食事で食べ過ぎない」「間食をしないようにする」と言ったダイエットの基本をサポートしてくれます

自然と摂取カロリーが減るため、健康的に体重が落ちていきます。また自然に食欲が抑えられるため、ストレスを感じにくく継続しやすいです

欧米では高度肥満治療に保険適応となっています

● GLP-1に興味はあったが注射が嫌い、痛いのが苦手、内出血が困る等で試していなかった方に対して1日1回の内服で、GLP-1ダイエット治療を始められます

●前後の絶飲食時間が必要です。成功の為に胃に飲食物があると吸収効率が下がります

内服前・内服後の絶飲食時間について留意いただく必要があります

●食欲を抑えることでストレスレスにダイエットがサポートされますが、我慢・努力を必要としない訳ではありません

またどの様な製剤にも副作用や合併症は少なからずあります

無理な計画で行うと低栄養の可能性や休薬後に重度のリバウンド等のリスクがあり、自己判断による内服はリスクがあります

●用法・容量

目安　0.3㎎で治療を開始して、4週間継続します

食欲が止まらなければ、0.7㎎に増量します。食欲が止まっていれば、その量を維持量として継続します

本剤の吸収は胃の内容物により低下します

1日のうちの最初の食事・飲水の前に、空腹の状態でコップ約半分の水 (約120mL以下)で服用します

服用後少なくとも30分は、飲食及び他の薬剤の経口摂取を避けます

●副作用

治療初期に胃部不快感・胃が張り・頭痛・便秘・下痢といった消化器症状、アレルギー、低血糖等のリスク

●必ずご確認ください！！

リベルサスは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能・効果で承認されていますが肥満治療目的での使用については国内で承認されていませんので自由診療医療となります

リスク等必ず事前に留意いただく必要があります

国内の承認医薬品はなく諸外国におけるデータをもとに行う事になります。リベルサスと同一成分の注射製剤は米国FDA (アメリカ食品医薬品局)で肥満治療薬として承認されております。

また糖尿病治療薬としては国内でも承認され使用されている内服薬です

●α-リポ酸点滴 (600mg)

別名チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種で、細胞のミトコンドリア内で 働く補酸素です

ブドウ糖をミトコンドリアへ届けて熱エネルギーの生産を高めることにより新陳代謝を増進促進し体脂肪の増加を抑制すると言われています

美肌・美白を望まれる方 ・疲れやすい方 ・むくみ、冷え性でお悩みの方 ・ダイエットの手助けが必要な方 ・肥満を防止したい方にお勧めです

低血糖のリスクがあり食後に点滴をする事をお勧めします。また糖尿病等基礎疾患のある方はお受け頂けません

●L-カルニチン点滴 (1000mg)

体内の脂肪を細胞外へ運び出し、エネルギーとして使われやすい形に変える働きがあります

アルファリポ酸同様に年齢と共に減少する為に肥満の原因になります

体脂肪増加抑制の作用があるリポ酸との混合点滴によりダイエット効果が望めます。L-カルニチンが、遊離脂肪酸を体内の燃焼系に取り込む働きをします

慢性疲労症候群の方 ・疲労回復の為・ダイエット (脂肪燃焼)したい方にお勧めです