2025年3月11日
大学院生M2の平本くんが2024年度理工学研究科研究奨励賞を受賞しました。修士課程2年間で論文等4報(このうち筆頭著者が3報)と学会発表等3件があり、研究を頑張ってきたことが評価されました。おめでとうございます。
論文等
Hiramoto I, Yano O (In press) Chromosome numbers of seven taxa of the genus Cyperus L. (Cyperaceae) from Japan. Cytologia
平本 樹・矢野興一 (In press) 日本産カヤツリグサ属12分類群の染色体数. 莎草研究 (27).
平本 樹・矢野興一 (2024) 岡山県矢掛町及び倉敷市真備町の小田川で採取された被子植物標本目録. Naturalistae (28): 27-33.
矢野興一・平本 樹・冨山千広・田金秀一郎 (2024) 鹿児島県中甑島で見出されたツシマスゲ (カヤツリグサ科). 莎草研究 (26): 51-53.
学会発表等
平本 樹・矢野興一. 日本産カヤツリグサ属植物のDNA系統間の染色体変異. 日本植物分類学会第24回大会. 高知 (2025.3)
平本 樹・矢野興一. 日本産カヤツリグサ属植物の染色体数と系統関係. すげの会第33回大会. 千葉 (2024.5)
平本 樹・矢野興一. 日本産カヤツリグサ属植物の染色体変異と系統関係. 日本植物分類学会第23回大会. 東北 (2024.3)
2025年3月8日
3月8-10日に開催された日本植物分類学会24回大会(高知)で大学院生M2の平本くんが発表しました。今回の学会では、修士2年間の研究成果をまとめたものを発表しました。お疲れ様でした。
2024年11月26日
大学院生の平本くんの研究内容の一部、日本に分布するカヤツリグサ属の染色体の報告の論文がCytologiaに受理されました。これから修士論文をまとめるなかで、論文として成果を無事に出せたのは励みになると思います。
Hiramoto I, Yano O* (Accepted) Chromosome numbers of seven taxa of the genus Cyperus L. (Cyperaceae) from Japan. Cytologia
2024年10月15日
以前のホームページはいろいろなソフトに対応しなくなってきましたので、夏の間にホームページを新しくしました。以前のホームページの内容もそのまま移行しています。
その間に論文がいくつか受理されました。そのうちの1つは当ゼミで大学院を修了した田村さんの研究内容の論文です。紆余曲折ありましたが、共同研究者の伊藤博士の協力のもと無事にオンライン公開されました。
Ito Y† , Tamura Y†, Saito Y, Ikeda H, Chung KS, Im HT, Rajbhandari KR, Hsu T-C, Yano O* (2024) Cryptic intraspecific diversity of a polyploid complex of Abildgaardia ovata (Cyperaceae). Plant Systematics and Evolution 310, 36. † These authors contributed equally to this work. doi: https://doi.org/10.1007/s00606-024-01920-3
2024年7月29日
5年ぶりに海外へ行きました。今回は、スペインのマドリードで開催されたXX International Botanical Congress 2024に参加発表するためです。6年に一度に開催される国際学会で、今回で4回目の参加です。海外の研究者仲間たちと久々にあっていろいろ話すことでき、有意義でした。
Yano O, Tamura Y, Saito Y, Ikeda H, Chung K-S, Im H-T, Ito Y. Cryptic intraspecific diversity of a polyploid complex of Abildgaardia ovata (Cyperaceae): evidence from molecular, cytological, and ecological data. XX International Botanical Congress 2024, Madrid, Spain (2024.7)
Takahashi KT, Fuse S, Noda H, Yano O, Ikeda H, Yooprasert S, Poopath M, Rajbhandari KR, Yang Y-P, Tamura MN. Plastome phylogeny and early diversification of the basal lineages of Carex subg. Carex (Cyperaceae). XX International Botanical Congress 2024, Madrid, Spain (2024.7)
Chung K-S, Yano O. Genetic and morphological diversity in Carex sect. Siderostictae. XX International Botanical Congress 2024, Madrid, Spain (2024.7)
2024年5月23日
中国の共同研究者が来日しましたので、野外調査を10日間で、岡山、香川、高知、愛媛、徳島、兵庫、京都、奈良、大阪にて実施しました。多くの場所にいき、それぞれの環境で日本の植物の多様性を知ってもらうことができたと思います。
2024年5月1日
研究室メンバーを更新しました。新年度がスタートし、さっそく4月に調査を実施しました。5日間で花の時期にあわせて鹿児島、長崎、佐賀、福岡をまわりました。かなりタイトな予定でしたが、目的の植物に出会えました。
2024年3月9日
3月9-12日に開催された日本植物分類学会23回大会(仙台)で当ゼミから3件のポスター発表をしました。4回生の松下くんと院生の平本くんは初めての参加発表で、緊張しながらも一生懸命に説明しており、多くの意見を頂いていました。
矢野興一・布施静香・髙橋晃太郎・志賀 隆. 染色体・DNAデータに基づくヒメカンガレイ類 (カヤツリグサ科) の系統分類学的研究. 日本植物分類学会第23回大会. 東北 (2024.3)
平本 樹・矢野興一. 日本産カヤツリグサ属植物の染色体変異と系統関係. 日本植物分類学会第23回大会. 東北 (2024.3)
松下雄一・矢野興一. アカネ科植物ヘクソカズラの花筒内における腺毛の役割. 日本植物分類学会第23回大会. 東北 (2024.3)
また、共著論文が2023年度日本植物学会論文賞を受賞しました。
Takahashi TK, Oda J, Fuse S, Yano O, Lu Y-F, Jin X-F, Tamura MN (2023) Biosystematic studies of Carex (Cyperaceae) III. Phylogenetic analyses of the Carex filipes complex (sect. Paniceae) in East Asia, with reference to morphology, karyology and taxonomy. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 74(2): 71-103. https://doi.org/10.18942/apg.202305
2024年2月20日
2つの論文が公開されました。1つは、鹿児島県からスゲ属植物の新種を2種発表した論文です。新種は薩摩川内市から見つかったサツマセンダイスゲ(Carex satsumasendaica)と鹿屋市からのカノヤスゲ(Carex shimizui)です。カノヤスゲはすでに和名が知られており、DNAレベルではYano et al. (2010)で解析していたのですが、今回、正式に記載し発表しました。
Yano O, Ohnishi W, Katsuyama T, Hoshino T (2024) Two new species of Carex, C. satsumasendaica and C. shimizui (Cyperaceae), from Kagoshima Prefecture, Japan. Journal of Japanese Botany 99(1): 16-24. https://doi.org/10.51033/jjapbot.ID0185
もう1つは、ずいぶん前の卒論生が卒研でおこなった研究のもので、タカハシテンナンショウ(サトイモ科)の花粉媒介に関する論文です。卒論生が卒業してから長いこと経過してしまいましたが、共著者の協力があってようやく論文化でき、ほっとしました。
Kubo T, Matsumoto TK, Miyazaki Y, Yano O (2024) Pollinators of Arisaema nambae (Araceae), endemic to Okayama and Hiroshima Prefectures, Western Japan. Journal of Asia-Pacific Biodiversity 17(1): 191-195. https://doi.org/10.1016/j.japb.2023.11.001
2023年10月20日
今度は秋の植物調査を、山口と鹿児島で実施しました。メインは院生の研究材料収集で、無事にサンプリングができました。これらを解析して研究成果がでることを楽しみしにしています。
2023年8月21日
春から夏にかけて、西表島・石垣島、鹿児島、長崎(対馬)、島根、茨城、北海道(釧路、厚岸、美幌など)、長野(白馬、八ヶ岳)、北海道(知床)に、花の時期にあわせて、南へ北へ、海岸、草原、山、川、谷、滝、池・湿地などで植物調査を実施しました。某ドラマの影響で植物採取している際に声をかけられることが多かったです。調査の一部の成果は論文としてまとめました。
髙橋晃太郎・矢野興一 (2023) ヒメジュズスゲ(カヤツリグサ科)タイプ産地の生育状況とシカによる食害状況の調査. 莎草研究 (25): 25-28.
2023年4月18日
久しぶりの更新です。研究室メンバーを更新しました。さて、昨年度は各地のフィルードで調査をし、研究を進めていきました。研究成果の1つのとして、共著のモンゴルの植物図鑑が出版されました。100科455属1159種の植物写真が掲載されています。
Oyuntsetseg B, Baasanmunkh S, Nyambayar N, Shiga T, Yano O, Pyak AI, Chang KS, Chung J, Lee CH, Chung GY, Choi HJ (2022) Illustrated Flora of Mongolia. 759pp. Korea National Arboretum of Korean Forest Service, Seoul. ISBN 979-11-92743-05-9-93480.
2022年11月20日
秋の植物調査を9月から11月にかけて、兵庫、鹿児島本土、種子島、長崎、沖縄本島で実施しました。2022年の野外調査はひとまずこれで完了です。調査の一部の成果は論文としてまとめました。
矢野興一*・天野正晴・仲宗根忠樹・齊藤由紀子 (2023) トックリスゲ(カヤツリグサ科)の国内分布. 莎草研究 (25): 21-23.
矢野興一* (2022) 種子島で見出されたハナビスゲ(カヤツリグサ科)における小穂の畸形. 莎草研究 (24): 17-18.
2022年8月21日
長野の南アルプスで調査を実施しました。今回も高山植物にたくさん出会えましたし、雷鳥もみれました。調査の一部の成果は論文としてまとめました。
矢野興一*・大西 亘 (2022) センジョウスゲ(カヤツリグサ科)の生育状況. 莎草研究 (24): 7-9.
2022年8月10日
北海道の夕張岳と大雪山で調査を実施しました。高山植物にたくさん出会えました。大雪山ではヒグマにも出くわしてしまいましたが、向こうが雪渓に逃げてくれました。
2022年6月13日
4月から6月現在にかけての春の植物調査を実施しました。県外では果期にあわせて、沖縄、福岡、山口、香川、京都、滋賀、岐阜、東京、長野、群馬、栃木に行きました。次は夏の植物調査に向けて準備します。
2022年4月1日
新年度のスタートです。研究室メンバーを更新しました。今年度から科研費基盤Cに採択されましたので、各地のフィルードで調査をし、研究を進めていきたいと思います。また、昨年度の研究成果の1つのJournal of Systematics and Evolution (JSE) から出版された共著論文が昨年度のJSEの中で引用回数が多い論文に選ばれました。
Benítez-Benítez C, Martín-Bravo S, Bjora CS. Gebauer S, Hipp AL, Hoffmann MH, Luceño M, Pedersen TM, Reznicek AA, Roalson E, Volkova P, Yano O, Spalink D, Jiménez-Mejías P (2021) Geographical vs. ecological diversification patterns in Carex section Phacocystis (Cyperaceae): patterns hidden behind a twisted taxonomy. Journal of Systematics and Evolution 59(4): 642-667. https://doi.org/10.1111/jse.12731
2021年6月30日
岡山県備前市で確認されたカヤツリグサ科植物の新雑種分類群にビゼンイ(Schoenoplectiella x naritaensis Yashiro nothovar. bizenensis O. Yano & Torimaru)と命名し、日本植物分類学会英文誌で論文発表しました。2004年に現地調査ですでに雑種分類群を確認していたのですが、検討を重ね、2019年度の矢野研究室の鳥丸さんが当時の卒論として多角的な研究手法で解析を進めました。それらを今回まとめて、さらに追加解析をし、論文発表しました。本分類群は、外部形態解析・染色体解析・DNA解析から母親種ヒメカンガレイと父親種ホタルイの種間雑種であることが明らかになり、さらに近縁な他の雑種と区別できることから、新雑種分類群ビゼンイとして正式発表しました。
Torimaru Y, Ohi-Toma T, Yano O* (2021) A new hybrid, Schoenoplectiella x naritaensis nothovar. bizenensis (Cyperaceae), from Okayama Prefecture, Western Japan. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 72(2): 125-134.
2021年3月20日
今年度は新型コロナウィルスの感染予防をしながら、学部・研究科ごとに卒業式・修了式が行われました。そのなかで当ゼミの大学院生の田村さんが修了生代表として学位記授与されました。これは田村さんの研究内容が高く評価されたからでして、あわせて大学院生物地球科学研究科奨励賞も授与されました。おめでとうございます。本当によく頑張りました。また、卒論生のみなさんもコロナ下で卒研を頑張りました。これらの経験を活かして、これからも社会での活躍を期待しています。ご卒業・修了おめでとうございます!!
2021年3月10日
3月8-10日に開催された日本植物分類学会20回大会(オンライン大会)で田村さんが研究発表しました。オンラインでの開催ということもあり、慣れずに緊張していましたが、これまでの経験もあり、落ち着いて発表しており、質疑にもしっかりと応答していました。
田村優希・齊藤由紀子・池田 博・鄭 京淑・任 炯卓・矢野興一. 日本産ヤリテンツキ(カヤツリグサ科)の地理的遺伝的構造の解明. 日本植物分類学会第20回大会(オンライン) (2021.3)
2021年3月3日
本学自然フィールドワークセンターの紀要Naturalistae(査読有)で2つの研究報告が公表されました。1つは2019年のモンゴル調査で得られたカヤツリグサ科植物に関する研究報告です。
Yano O, Hoshino T, Gundegmaa V, Nakamoto A (2021) Notes on Cyperaceae plants collected from the Mongolia II. Around Ulaan Burgas Pond and Gun Nur Lake area in Selenge Province. Naturalistae (25): 29-34.
もう1つは北海道大学の首藤博士と共同で、2017年度のゼミ生の田中さんが卒業研究で行った岡山県瀬戸内市前島でのキク科センダングサ属植物に関する研究報告です。
田中千尋・首藤光太郎・矢野興一* (2021) 岡山県瀬戸内市前島から見出されたキク科センダングサ属植物. Naturalistae (25): 15-21.
2021年2月10日 & 13日
大学院生物地球科学研究科の修論発表会(10日)と生物地球学科の卒論発表会(13日)がそれぞれ実施されました。今年度は新型コロナウィルス問題の影響で、感染予防しながら、例年とは異なる形式での発表会でした。研究する上でも多くのことが制限されていましたが、そのような状況下でもそれぞれが着実に研究に取り組んできたことが伺える発表内容でした。
2020年12月4日
今年は野外調査も限定的となりましたが、感染予防をしながら、各地にて卒業研究や修論研究のためのサンプリングをしてきました。その試料を解析し、データをまとめて、卒論(11/28)や修論中間発表会(12/4)でゼミ生が発表しました。多くのことが制限されていたにもかかわらず、しっかりと発表できていました。今後は、今回の発表で見出された課題に取り組み、卒論・修論を仕上げていきましょう。
2020年8月26日
今年度はフィールドワークに出れていないので、デスクワークが多くなっています。そのなかで、これまでの調査で得られた成果や卒業・修了生達の成果が、研究論文や報告書としていくつかが受理・公表されました。また、あわせて共同研究成果も公表されました。他にも論文投稿中や執筆中があり、順次、公表できるようにしたいと思います。
3月に大学院を修了した山地さんの修士論文の一部で、外来生物のミシシッピアカミミガメが岡山県の池でどのような植物を食べているのかを明らかにした研究です。日本両生爬虫類学会の国際英文誌(査読有)で公表されました。
Yamaji Y, Yano O* (2020) Feeding damage to native plants by red-eared slider turtles, Trachenys scripta elegans (Emydidae), in Okayama Prefecture, Western Japan. Current Herpetology 39(2): 98-107. https://doi.org/10.5358/hsj.39.98
大学院生(M2)の田村さんが現在研究しているカヤツリグサ科ヤリテンツキの国内分布をまとめた研究報告で、修士論文の一部です。「すげの会」の研究雑誌(査読有)で公表されました。
田村優希・矢野興一* (2020) 日本産ヤリテンツキ(カヤツリグサ科)の分布. 莎草研究 (22): 23-35.
福島県で約30年ぶりに自生が確認されたカヤツリグサ科ノグサの研究報告です。東京大学小石川植物園の根本さんとの共同研究で、「すげの会」の研究雑誌(査読有)で公表されました。
根本秀一・矢野興一 (2020) 福島県で約30年ぶりにノグサ(カヤツリグサ科)の自生を確認. 莎草研究 (22): 19-21.
2020年4月1日
研究室メンバーを更新しました。
2020年3月20日
残念ながら卒業式・修了式は今年は中止になりましたが、ゼミ生が卒業・修了しました。大学で多くのことを学んだことだと思います。その経験がこれからも活きてくるでしょう。ご卒業・修了おめでとうございます!!
2020年3月10日
第67回日本生態学会(名古屋)と日本植物分類学会第19回大会(岐阜)にてゼミ生が研究成果を発表する予定でしたが、ともに大会が中止となってしまいました。しかし、大会は行われませんが、今回の発表は講演要旨をもって発表したとみなされることになりました。
山地優奈・矢野興一. ミシシッピアカミミガメによる植物食害について. 第67回日本生態学会大会. 名古屋 (大会中止-講演要旨発表) (2020.3)
鳥丸郁布・矢野興一. カヤツリグサ科植物ヒメカンガレイとホタルイの推定雑種について. 日本植物分類学会第19回大会. 岐阜(大会中止-講演要旨発表) (2020.3)
田村優希・齊藤由紀子・池田 博・鄭 京淑・任 炯卓・矢野興一. 染色体・DNAデータに基づくヤリテンツキ(カヤツリグサ科)の分布変遷過程の解明. 日本植物分類学会第19回大会. 岐阜(大会中止-講演要旨発表) (2020.3)
2020年2月11日 & 14日
大学院生物地球科学研究科の修論発表会(11日)と生物地球学科の卒論発表会(14日)がそれぞれ実施されました。当ゼミからは修論・卒論生が1名ずつ研究内容を発表しました。ともにしっかりとした研究発表であり、それぞれが着実に研究に取り組んできたことが伺える内容でした。研究成果は、学術論文としてそのうち公表予定です!
2019年12月6日
卒論(11月30日)と修論の中間発表会(12月6日)がそれぞれ実施されました。質疑応答では少し緊張しているようでしたが、ゼミ生は無事に発表できていました。
2019年11月21日
今年も基礎理学科藤木研究室(花粉学)と生物地球学科實吉研究室(古生態・古環境学)・那須研究室(考古植物学)と当研究室で合同ゼミを実施しました。ゼミでは、多岐にわたる発表が聞け、異なる視点から活発な議論がなされました。発表者はそれぞれ課題が見つかったと思います。悔いを残さないように卒論や修論に向けて頑張りましょう。
2019年10月19-20日
今年も県北の蒜山と津黒いきものふれあいの里で、植物園芸学実習を実施しました。大学周辺(岡山市)では見かけない県北ならでの植物を多く観察することができました。
2019年9月6-9日
大学院生2人とともに韓国済州島・馬羅島にて植物調査を実施しました。台風直撃で調査できないかもしれないと直前に韓国の共同研究者から連絡があったのですが、運良く台風の影響を受けずに無事に調査ができました。
2019年7月21-8月5日
韓国・日本・モンゴルの国際植物共同研究チームでモンゴル極西部のDzungaria-Gobiにて植物調査を実施しました。乾燥した地域でしたが、川沿いや高山帯には多くの植物が生育していました。
2019年6月22-7月1日
モンゴル国立教育大学と共同でモンゴル北部(ロシアとの国境近く)にて植物・動物調査を実施しました。これは岡山理科大学プロジェクト研究推進事業「モンゴルにおける民族の歴史と自然環境の変遷の解析」によるものでして、昨年度から継続的に行われている学術共同調査です。
2019年5月12日
5月11-12日に広島大学で開催された中国四国地区生物系三学会合同大会でゼミ生の山地さん(生態学会)と田村さん(植物学会)が口頭発表しました。今回は、発表に関して明らかに準備不足でしたが、質疑にはそれぞれ応答していました。今回の経験を次回に活かせることを期待しています。
山地優奈・矢野興一. 岡山県におけるミシシッピアカミミガメによる植物食害について. 日本生態学会中国四国地区会第63回大会. 広島 (2019.5)
田村優希・齊藤由紀子・池田 博・矢野興一. 染色体とDNAデータに基づく日本産ヤリテンツキ(カヤツリグサ科)の地理的変異. 日本植物学会中国四国支部76回大会. 広島 (2019.5)
2019年4月1日
研究室メンバーを更新しました。
2019年3月20日
今年度のゼミ生が卒業しました!!あっという間の4年間だったと思いますが、大学生活で得られたさまざまな経験が今後の役に立つと思います。みなさんの今後の活躍を期待しています。ご卒業おめでとうございます!!
2019年3月19日
3月7-9日に開催された植物分類学会18回大会(八王子)で田村さんがポスター発表しました。また、3月16-19日に開催された第66回日本生態学会大会(神戸)で山地さんがポスター発表しました。それぞれのゼミ生がここ一年間の研究成果を発表したもので、学会では緊張しながらも一生懸命に説明しており、多くの意見を頂いていました。
山地優奈・矢野興一. 岡山県におけるミシシッピアカミミガメの食性と生息域の植物相について. 第66回日本生態学会大会. 神戸 (2019.3)
田村優希・齊藤由紀子・池田 博・矢野興一. 日本産ヤリテンツキ(カヤツリグサ科)における遺伝的多型の地理的構造. 日本植物分類学会第18回大会. 八王子 (2019.3)
2019年2月28日
2018年にモンゴル国で実施した本学とモンゴル国立教育大学との第一回目学術共同調査の成果の一部を本学自然フィールドワークセンター発行のNaturalistae で公表しました。これは岡山理科大学プロジェクト研究推進事業「モンゴルにおける民族の歴史と自然環境の変遷の解析」による成果の1つです。
Yano O*, Hoshino T, Nasu H, Gundegmaa V, Saindovdon D, Nakamoto A (2019) Notes on Cyperaceae plants collected from the Mongolia I. Shatan area in Tov Province. Naturalistae (23): 53-57.
2019年2月10日
生物地球学科の卒論発表会が実施されました。ゼミ生は多くの方に研究内容をポスター発表しており、それぞれ活発な議論が行われていました。残すは卒論本論提出です。頑張りましょう!
2018年12月1日
生物地球学科の卒論中間発表会が実施されました。短い発表時間で内容をまとめて伝えるということに苦労していましたが、ゼミ生は無事に発表できていました。残すは2月の卒論本発表と卒論仕上げです。
2018年11月28日
毎年恒例の基礎理学科藤木研究室(花粉学)と生物地球学科實吉研究室(古生態・古環境学)と那須研究室(考古植物学)と当研究室で合同ゼミを実施しました。本年度から那須研究室が加わりました。合同ゼミでは多分野ならではの発表が聞け、異なる視点から活発な議論がなされました。ゼミ生たちは多勢の前でのプレゼンは初めてで緊張している様子でしたが、一所懸命に説明をしていました。それぞれが卒論や修論に向けての課題が見つかったことでしょう。
2018年10月30-11月5日
中国浙江省杭州市で開催された国際植物分類学シンポジウムEast Asian Plant Diversity and Conservation 2018 に参加し、昨年度の卒論生の研究内容でポスター発表をしました。また、10月から11月は他にも関連した国際シンポジウムが各地で開催されおり、共同研究者たちが各地で発表をしていました。
Tanaka C, Shutoh K, Yano O*. Hybridization of Bidens pilosa (Astaraceae) in the Seto Inland Sea areas, Western Japan. East Asian Plant Diversity and Conservation 2018. Hangzhou, China (2018.10)
Yamamoto N, Ikeda H, Yano O, IM HT, Yang YP, Poopath M, Rai SK. New or noteworthy chromosome variations in some flowering plants in Asia. East Asian Plant Diversity and Conservation 2018. Hangzhou, China (2018.10)
Mizusawa L, Ishikawa N, Yano O, Tsunamoto Y, Suyama Y, Fujii S, Isagi Y. Ploidy levels and phylogenetic relationships among infraspecific taxa in Clerodendrum trichotomum s.lat. (Lamiaceae), common and wide spread shrub in Sino-Japanese region. The 2nd International Academic Conference on the Formation Mechanism of Plant Diversity and Conservation of Endangered Plants in East Asia, Kyoto, Japan (2018.11)
Benítez-Benítez C, Luceño M, Gebauer S, Hoffmann MH, Hipp A, Masaki T, Reznicek AA, Roalson E, Volkova P, Yano O, Waterway MJ, Martín-Bravo S, Jiménez-Mejías P. A black sheep in the sedges: insights on the systematics and biogeography of Carex sect. Phacocystis. 6th International Conference on Comparative Biology of Monocotyledons (Monocots VI). Natal, Brazil (2018.10)
2018年10月20-21日
県北の蒜山と津黒いきものふれあいの里で、植物学実習を実施しました。秋に花や果実をつける植物を多く観察することができました。
2018年10月9-12日
沖永良部島にて植物調査を実施しました。植物の果実や種子はだいぶ落ちていましたが目的の植物は群生していました。
2018年9月24-10月1日
本学とモンゴル国立教育大学と共同でモンゴル北部にて植物調査を実施しました。これは岡山理科大学プロジェクト研究推進事業「モンゴルにおける民族の歴史と自然環境の変遷の解析」によるものでして、本年度2回目となる学術共同調査でした。
2018年9月19-23日
種子島と指宿にて植物調査を実施しました。昨年に道路工事で通れなかった道路の先に目的の植物がありました。
2018年9月10-12日
八丈島にて植物調査を実施しました。天気があまり良くなかったですが、光るキノコをみれたり、海の幸を堪能できたりしました。
2018年9月4-7日
ゼミ生総出で長崎県壱岐島・佐賀県唐津・福岡県筑後にて植物調査を実施しました。卒論生のサンプルも無事にでき、今後は実験室でデータ取得と解析ですね。
2018年8月11-27日
クック諸島にて植物調査を実施しました。海洋島ですので、どこからかきた植物が定着して現在の植生になっています。
2018年7月13-8月1日
韓国・日本・モンゴルの国際植物共同研究チームでモンゴル北西部にて植物調査を実施しました。アルタイ山脈近くでしたので、まだ山には雪が残っていました。
2018年6月28-7月6日
本学とモンゴル国立教育大学と共同でモンゴル中央部にて植物調査を実施しました。これは岡山理科大学プロジェクト研究推進事業「モンゴルにおける民族の歴史と自然環境の変遷の解析」によるものでして、第一回目の学術共同調査でした。
2018年6月12-16日
沖縄県与那国島で植物調査を実施しました。台風5号の影響で出発予定日に飛行機が欠航してしまい、当初の予定を大幅に変更しての調査でした。日程を変更して、他の島も訪れる予定が、与那国島滞在中に台風6号が発生し、その影響で再び飛行機が欠航してしまい、結局与那国1島のみの調査となりました。
2018年6月12日
すげの会「莎草研究」に中国産スゲ属の研究報告が掲載されました。年1回発行されるはずの雑誌ですが、受理・掲載採択通知(2015年7月13日)から3年弱経過してようやく最新号の20号が刊行されたものです(前号19号は2015年4月発行)。
矢野興一*・金 孝鋒・陳 伟杰・池田 博 (2018) 中国・安徽省から記載されたスゲ属ヒカゲスゲ節3種の再考査. 莎草研究 (20): 41-48.
2018年5月12-13日
ゼミ生の山地さんが日本生態学会中国四国地区会第62回大会(山口)でポスター発表しました。山地さんは4年生のときは動物自然史研究室で研究をしていましたが、視点を変えて植物からみた動物と植物の相互作用の研究を当研究室でしています。学会では活発な議論がなされており、多くの意見を頂き、これから研究を進めていくうえで、有意義になったと思います。
山地優奈・矢野興一・亀崎直樹. 日本に生息する淡水ガメ3種間における採餌行動の比較. 日本生態学会中国四国地区会第62回大会. 山口 (2018.5)
2018年4月21-25日
共同研究者の金 教授(杭州師範大)と池田 准教授(東大博物館)と共に岡山県、山口県、広島県、香川県で植物調査を実施しました。
2018年4月1日
研究室メンバーを更新しました。
2018年3月20日
今年度のゼミ生が卒業しました!!ゼミでは楽しいことや苦労したことなどいろいろなことがあったと思いますが、これらで得たさまざまな経験が今後の役に立つと思います。皆さんの今後の活躍を期待しています。ご卒業おめでとうございます!!
2018年3月8-11日
ゼミ生の田中さん、森さん、田村さんが日本植物分類学会第17回大会(金沢大会)でポスター発表しました。それぞれのゼミ生がここ一年間の研究成果を発表したもので、学会では多くの研究者や他大学の学生に対して、緊張しながらも一生懸命に説明しており、多くの意見を頂いていました。皆さんお疲れさまでした。
田村優希・齊藤由紀子・矢野興一. 日本産ヤリテンツキ(カヤツリグサ科)の遺伝的多型. 日本植物分類学会第17回大会. 金沢 (2018.3)
田中千尋・首藤光太郎・矢野興一. 瀬戸内島嶼部におけるキク科センダングサ属の交雑について. 日本植物分類学会第17回大会. 金沢 (2018.3)
森 絵莉子・矢野興一. 岡山県産ミヤマウグイスカグラの送粉について. 日本植物分類学会第17回大会. 金沢 (2018.3)
2018年2月28日
ゼミ生の久保くんが卒研調査中に見つけた仏炎苞を2個つける奇形のモエギタカハシテンナンショウに関する報告が、Naturalistae に掲載されました。野外調査中にじっくりと観察したからこそ得られた成果です。
久保徹太・矢野興一*・邑田 仁 (2018) 2個の仏炎苞をつけるモエギタカハシテンナンショウの奇形について. Naturalistae (22): 1-3.
2018年2月11日
生物地球学科の卒論発表会が実施されました。約120件の生物地球に関する様々な内容の卒論ポスター発表がおこなわれ、会場はにぎわっていました。ゼミ生たちは多くの方に研究内容を発表しており、それぞれ活発な議論が行われていました。残すは卒論本論提出です。頑張りましょう!
2016年12月2日
生物地球学科の卒論中間発表が実施されました。短いプレゼン時間で内容をまとめ、発表するということに苦労していましたが、合同ゼミでのプレゼン経験のおかげか、ゼミ生たちは堂々と研究内容を発表してました。卒論本発表と卒論提出まで残りあとわずかですが、頑張りましょう!
2017年11月27日
久々の更新です。8月末から11月末まで野外調査や実習で国内の色々な島に行きました。瀬戸内・前島に3回、見島、紀伊大島、生月島、沖縄本島(瀬底島や薮地島も含む)、宮古島(伊良部島や来間島も)、種子島、奄美大島、徳之島。これらの島ではいろいろな知見が得られ、今後の研究成果に活かしたいと思います。
さて、年内の野外調査も一段落したところで、毎年恒例の基礎理学科藤木研究室(花粉学)と生物地球学科實吉研究室(古生態・古環境学)と当研究室で合同ゼミを実施しました。学部生たちは多勢の前でのプレゼンは初めてで緊張している様子でしたが、一所懸命に説明をしていました。異分野の合同ゼミを通して、卒論に向けてのそれぞれ課題が見つかったことでしょう。
2017年8月12日
岡山市半田山植物園で開催されている企画展「へんな植物展」のサイドイベントとして「ヒマラヤの植物のくらしと進化」を講演しました。ヒマラヤの植物やフィールドでの調査の様子などを紹介しました。
2016年7月22-30日
中国深圳でおこなわれたIBC 2017(IXI International Botanical Congress: 第19回植物科学会議)に参加し、ポスター発表をしました。6年に1度開催される大会でして、今回で3回目の参加です。世界中の植物研究者があつまり、研究発表しますので、いろいろと議論ができ、とても有意義でした。世界のスゲ研究者が集まって、共同研究の議論もなされました。
Yano O*, Ito Y, Ikeda H, Tanaka Nr, Bruhl JJ, Wilson KL. Phylogeny and chromosomal evolution of the Schoenus apogon complex (Cyperaceae): evidence for multiple polyploidization. XIX International Botanical Congress. Shenzhen, China (2017.7)
2016年6月23-25日
宮島(厳島)の広島大学宮島自然植物実験所を利用して、植物学実習を実施しました。
2017年6月3-7日
6月3日から6月7日まで韓国国立樹木園で開催されたスゲの会に参加するとともに、江原道にて野外調査を実施しました。
2017年5月13-14日
ゼミに出入りしている学部3年生の田村さんが日本植物学会中国四国支部第74回大会(高知)でポスター発表しました。田村さんは学会等で発表するのは初めてでしたが、多くの研究者や他大学の学生に対して一生懸命に説明しており、多くの意見を頂いていました。これから本格的に研究を進めていくうえで、良い刺激になったと思います。
田村優希・矢野興一. 日本産ヤリテンツキ(カヤツリグサ科)の分子系統学的研究. 日本植物学会中国四国支部74回大会. 高知 (2017.5)
2017年5月9日
東京大学植物標本室に収蔵されているスゲ属植物のタイプ標本カタログが刊行されました。
矢野興一*・清水晶子・池田 博 (2017) 東京大学総合研究博物館所蔵タイプ標本目録第13部 カヤツリグサ科スゲ連 (スゲ属・ヒゲハリスゲ属). 47pp., 358 Plate. 東京大学総合研究博物館標本資料報告第113号. 東京大学総合研究博物館, 東京.
2017年5月4日
水草のイバラモ属植物に関する共著論文を追加。
Ito Y, Tanaka Nr, Gale S, Yano O, Li J (2017) Phylogeny of Najas (Hydrocharitaceae) revisited: implications for systematics and evolution. Taxon 66(2): 309-323.
2017年4月6日
岡山県自然保護センターだより掲載の記事を追加。
矢野興一* (2017) 生きもののふしぎな生活 (2) ヒマラヤ高山帯に生きる植物たち. 岡山県自然保護センターだより 26(2): 2-5.
2017年4月1日
研究室メンバーを更新しました。
2017年3月20日
今年度のゼミ生が、それぞれ苦労しながらも卒論を仕上げて成果発表もして、無事に卒業しました。大学生活で得たさまざまな経験が今後の役に立つようになったと思います。今後の活躍を期待しています。
2017年3月11日
日本植物分類学会第16会大会(京都大会)にて日本植物分類学会奨励賞をいただきました。これは、これまでの研究成果が評価され、今後の活躍が期待されることから受賞されたものでして、これまでに研究生活に関わって来た多くの方に感謝します。ありがとうございます。また、これからもますます研究を頑張っていこうと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
矢野興一. カヤツリグサ科植物の系統分類学的研究. 日本植物分類学会第16回大会 奨励賞受賞記念講演. 京都 (2017.3)
2017年3月10-12日
ゼミ生の岩佐くんが日本植物分類学会第16回大会(京都大会)でポスター発表しました。これは岩佐くんの卒業研究の成果を発表したものでして、学会では多くの研究者や他大学の学生に対して一生懸命に説明しており、多くの意見を頂いていました。岩佐くんお疲れさまでした。
岩佐 瞭・矢野興一・田村優希・高山浩司・山本伸子・岩坪美兼・任 炯卓・池田 博. オミナエシ科オトコエシ種内倍数性の遺伝的多型とその交雑について. 日本植物分類学会第16回大会. 京都 (2017.3)
2017年2月19日
ゼミ生の青野くんが岡山県半田山植物園でポスター展示と発表をしました。これは、卒論の一部で半田山植物園を利用させて頂きましたので、その活動報告と成果発表の一環でおこなったものです。青野くんは緊張しながらも内容を一般の方にもわかりやすく、一生懸命説明していました。青野くんお疲れさまでした。
2017年2月12日
生物地球学科の卒論発表会が実施されました。
2016年12月3日
基礎理学科藤木研究室(花粉学)と生物地球学科實吉研究室(古生態・古環境学)と当研究室で合同ゼミを実施しました。普段のゼミと異なり、分野が異なる研究発表が聞け、卒論生たちには良い刺激となったと思います。卒論本発表と卒論提出まで残りあとわずかですが、頑張りましょう!
2016年11月26日
生物地球学科の卒論中間発表会が実施されました。
2016年10月21-26日
福島大の首藤光太郎氏とともに岡山県内の前島・蒜山・新見・竜ノ口山で植物調査を実施しました。
2016年10月26日
著書「見る目が変わる博物館の楽しみ方」が出版されました。
矢野興一*・相川 稔・石井龍太・鵜沢美穂子・折原貴道・黒木真理・實吉玄貴・佐野勝宏・椎野勇太・鶴見英成・藤原慎一・松原 始・松本涼子・三河内彰子・三河内 岳・皆木宏明 (2016) 見る目が変わる博物館の楽しみ方~地球・生物・人類を知る. 440pp. ベレ出版, 東京.
2016年9月3日
国際スゲ属植物研究グループ(Global Carex Group)の共著論文を追加。
Global Carex Group (Pham KK, Hahn M, Lueders K, Brown BH, Bruederle LP, Bruhl JJ, Chung KS, Derieg NJ, Escudero M, Ford BA, Gebauer S, Gehrke B, Hoffmann MH, Hoshino T, Jiménez-Mejías P, Jung J, Kim S, Luceño M, Maguilla E, Martín-Bravo S, Naczi RFC, Reznicek AA, Roalson EH, Simpson DA, Starr JR, Villaverde T, Waterway MJ, Wilson KL, Yano O, Zhang SR, Hipp AL) (2016) Specimens at the center: An informatics workflow and toolkit for specimen-level analysis of public DNA database data. Systematic Botany 41(3): 529-539.
2016年8月25-30日
共同研究者とともに茨城県・栃木県・福島県・青森県にて野外調査を実施しました。
2016年8月23-24日
East Asian Plant Diversity and Conservation 2016で研究発表しました。
Nishimata M, Yano O*, Takayama K, Yamamoto N, Iwatsubo Y, Im HY, Ikeda H. Phylogeographical studies of intraspecific polyploidy in Patrinia villosa (Valerianaceae) based on cpDNA and chromosome data. East Asian Plant Diversity and Conservation 2016. Tokyo, Japan (2016.8)
2016年7月26日
カヤツリグサ科ビャッコイ属植物の雑種論文を追加。
Yano O*, Tanaka Nr, Ito Y (2016) Molecular evidence for a natural hybrid between Isolepis crassiuscula and I. lenticularis (Cyperaceae) in New Zealand. New Zealand Journal of Botany 54(4): 433-445.
2016年7月8-10日
宮島(厳島)の広島大学宮島自然植物実験所を利用して、植物学実習を実施しました。
2015年5月15日
5月3日から5月14日まで中国浙江省・湖北省にて野外調査を実施しました。
2016年4月16-24日
共同研究者の伊藤優博士(中国科学院)とともに沖縄県本島・粟国島・石垣島・西表島で水草調査を実施しました。
2016年4月1日
4年生がゼミ配属されました。
2016年3月18日
岡山県自然保護センター産水草の染色体に関する報告を追加。
矢野興一*・伊藤 優・西本 孝 (2016) 岡山県自然保護センターの水生植物4種の染色体数. 岡山県自然保護センター研究報告 (23): 13-18.
2016年3月5-8日
日本植物分類学会第15回大会(富山大会)でポスター発表しました。今回は、科研費若手(B)の研究成果の1部である「東アジア産スゲ属タガネソウ節の系統分類学的研究」の研究発表の他に、ゼミ生の西俣さんが、卒業研究の成果「オミナエシ科オトコエシ種内倍数性の系統地理学的研究」をポスター発表しました。学会では多くの研究者や他大学の学生に対して一生懸命に説明しており、多くの意見を頂いていました。西俣さんは卒業後、教員として働きますが、今回の発表や議論等の経験が今後に役に立つようになったと思います。西俣さんお疲れさまでした。
西俣美咲・矢野興一・高山浩司・山本伸子・岩坪美兼・任 炯卓・池田 博. オミナエシ科オトコエシ種内倍数性の系統地理学的研究. 日本植物分類学会第15回大会. 富山 (2016.3)
矢野興一・田村優希・西俣美咲・金 孝鋒・池田 博. 東アジア産スゲ属タガネソウ節の系統分類学的研究. 日本植物分類学会第15回大会. 富山 (2016.3)
2015年12月21日
雲南省産スゲ属の虫媒送粉についての論文を追加。
Yano O*, Fuse S, Fujiki T, Tamura MN, Yago M, Sueyoshi M, Yang YP, Ikeda H (2015) Insect pollination of Carex (Cyperaceae) from Yunnan, SW China. Journal of Japanese Botany 90(6): 407-412.
2015年11月20日
カヤツリグサ科ビャッコイ属植物の共著論文がオンラインで公表されました。
Ito Y, Viljoen J, Tanaka Nr, Yano O, Muasya AM (2016) Phylogeny of Isolepis (Cyperaceae) revisited: non-monophyletic nature of I. fluitans sense lato and resurrection of I. lenticularis. Plant Systematics and Evolution 302(2): 231-238.
2015年9月30日
ヒマラヤ産スゲ属のニンジン根の報告を追加。
Yano O*, Ikeda H, Bhatta GD (2015) Dauciform roots in two species of Cyperaceae from the Nepal Himalaya. Newsletter of Himalayan Botany (49): 18-20.
2015年8月23日
岡山県半田山植物園で「子ども植物実験室イベント-葉っぱのなかまわけにチャレンジ!」を実施しました。
2015年8月20日
ネパール・ヒマラヤ産カヤツリグサ科の染色体数に関する論文が植物研究雑誌に掲載されました。
Yano O*, Ikeda H, Pendry CA, Rajbhandari KR (2015) Cytological studies on Cyperaceae in the Nepal Himalaya III. Chromosome counts of 18 species collected from Api Himal and adjacent areas, far western Nepal. Journal of Japanese Botany 90(4): 249-259.
2015年8月3-7日
共同研究者の伊藤優博士(中国科学院)とともに岡山県内で水草調査を実施しました。
2015年7月14日
国際スゲ属植物研究グループ(Global Carex Group)から共著論文が公表され、学名の新組合わせや新名を提唱しました。
Global Carex Group (Waterway MJ, Ford KA, Luceño M, Martín-Bravo S, Starr JR, Wilson KL, Yano O, Zhang SR, Roalson EH: Alverson WS, Bruederle LP, Bruhl JJ, Chung KS, Cochrane TS, Escudero M, Ford BA, Gebauer S, Gehrke B, Hahn M, Hipp AL, Hoffmann MH, Hoshino T, Jiménez-Mejías P, Jin XF, Jung J, Kim S, Maguilla E, Masaki T, Míguez M, Molina A, Naczi RFC, Reznicek AA, Rothrock PE, Simpson DA, Spalink D, Thomas WW, Villaverde T)(2015) Making Carex monophyletic (Cyperaceae, tribe Cariceae): a new broader circumscription. Botanical Journal of the Linnean Society 179(1): 1-42.
Carex brandisii (C.B. Clarke ex Jana & R.C.Srivast.) Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 20 (2015)
Carex breviprophylla Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 20 (2015)
Carex deasyi (C.B.Clarke) Okih.Yano & S.R.Zhang in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 20 (2015)
Carex esbirajbhandarii (Rajbh. & H.Ohba) Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 21 (2015)
Carex fissiglumis (C.B. Clarke) S.R.Zhang & Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 21 (2015)
Carex gammiei (C.B. Clarke) S.R.Zhang & Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 21 (2015)
Carex harae (Rajbh. & H.Ohba) Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 22 (2015)
Carex kanaii (Rajbh. & H.Ohba) S.R.Zhang & Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 22 (2015)
Carex mallae (Rajbh. & H.Ohba) Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 23 (2015)
Carex ovoidispica O.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 24 (2015)
Carex paramjitii (Jana, Noltie, R.C. Srivast & A.Mukh.) Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 24 (2015)
Carex parvula O.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 24 (2015)
Carex pseudolaxa (C.B.Clarke) Okih.Yano & S.R.Zhang in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 24 (2015)
Carex pseuduncinoides (Noltie) Okih.Yano & S.R.Zhang in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 25 (2015)
Carex vibhae (Jana, R.C.Srivast & Bhaumik) Okih.Yano in GCG, Bot. J. Linn. Soc. 179: 26 (2015)
2015年5月6日
4月21日から5月5日まで中国浙江省・安徽省・江蘇省にて野外調査を実施しました。
2015年5月6日
2つの共著論文が植物研究雑誌に掲載されました。そのうち1つは新種Carex staintonii X.F.Jin, H.Ikeda & Okih.Yano, J. Jpn. Bot. 90: 111 (2015)を発表しました。
Jin XF, Ikeda H, Yano O, Chen WJ, Zhou YY (2015) Carex staintonii, a new species of Cyperaceae from Nepal. Journal of Japanese Botany 90(2): 109-114.
Tanaka K, Yamawo A, Yano O (2015) Seed dispersal by ants in Carex oxyandra var. oxyandra (Cyperaceae) from Japan. Journal of Japanese Botany 90(2): 129-133.
2015年4月1日
4年生がゼミ配属されました。
2015年3月6-7日
日本植物分類学会第14回大会(福島大会)で研究発表しました。
矢野興一・伊藤 優・池田 博・Jeremy J. Bruhl・Karen L. Wilson. ノグサ属ノグサ(カヤツリグサ科)の系統進化. 日本植物分類学会第14回大会. 福島 (2015.3)
2015年2月20日
ネパール新産のハリイ属植物についての論文が植物研究雑誌に掲載されました。
Yano O*, Katsuyama T, Ikeda H, Pendry CA, Rajbhandari KR (2015) A new record of Eleocharis uniglumis (Link) Schult. (Cyperaceae) from Nepal. Journal of Japanese Botany 90(1): 58-60.
2015年2月7日
RSK (山陽放送) で研究紹介されました。
2015年1月15日
中国・雲南省昆明植物科学研究所にて標本調査を実施しました。
2014年12月20日
ヒマラヤ植物研究会で研究発表しました。
矢野興一. 中国・雲南省産スゲ属2種の虫媒送粉について. 第61回ヒマラヤ植物研究会. 東京 (2014.12)
2014年12月13日
日本植物分類学会講演会で講演しました。
矢野興一. アジア産スゲ属植物の多様性とその進化. 2014年度日本植物分類学会講演会. 大阪 (2014.12)
2014年12月8日
矢野研究室のHPを開設しました。これから順次更新していきます。