沿革
History
History
東北大学山の会は旧制第二高等学校山岳部(大正3年創部)・東北帝国大学山岳部(大正12年創部)・東北大学山岳部のOB会であり、会員相互の親睦と山岳部の後援を行っている。 会員を繋ぐ絆は「夢」。
旧制二高時代は蔵王に自分たちの山小屋を作り、スキーとヒュッテンレーベンを満喫する。飯豊の沢と積雪期の登山。仲間と共に困難を克服して生まれる友情と団結。 先輩も同等の荷を背負い、現役がへばると黙ってその荷を背負ってやろうとするリベラルな気風とパーティーシップ、スポーツ登山と一線を画した登山哲学。そうした中でのアジア内陸踏査探検への夢。
東北帝国大学山岳部においても、蔵王に山小屋を建設。北海道、飯豊・朝日等の東北の山々、北アルプス剣岳・穂高岳、谷川岳等に活動の場を求めた。 谷川岳の岩場を開拓された小川登喜男・田名部繁に代表されるように、より困難な未知のルートを求めて山に取り組んできた。
戦後の学制改革で誕生した東北大学山岳部。 さまざまな山の会OBとの人的交流を通じて、ごく自然にそれぞれの山岳部の良さを受け継ぎ、先輩の果たせなかった夢を自分たちの夢に重ね合わせた。 日高、飯豊・朝日、剣・穂高、日本各地の山々で山行を積み重ね、アラスカのルケニア峰、ペルーのチョケティラ峰、カラコルムのシンギカンリ、チベットのニェンチェンタンラと海外での登山も成功させてきた。
年表(2000年まで)
年表(2000年以降)