研究の原点としての2年間
研究の原点としての2年間
JICA海外協力隊として、ルワンダへ。
私はJICA海外協力隊として2年間、ルワンダで陸上競技のコーチをしていました。
現地の中学校・高校で体育授業も担当していました。
ルワンダに向かう飛行機の中で、「体育・スポーツを通じて、子どもたちが持つ可能性を引き出す!少しでもルワンダの力になる!」
そんな思いを持って、私の活動がスタートしました。
2年間、現地の方々と過ごす時間の中で気づいたこと。
生徒150人に対し、サッカーボールは3つ。
全校生徒1000人に対し、体育教師はたったの1人。
派遣前の私は、「体育授業が行われていない」「体育教師の質が低い」という課題は理解していたものの、その課題の背景には、文化や歴史、人々の価値観、生活環境、など様々な要因が複雑に絡み合っていました。
社会課題は、外から見ただけでは決して理解できないということに気づきました。
ルワンダの体育の先生と試行錯誤した2年間
「この人数の体育授業をどうやってマネジメントしたらいいんだろうか?」
「どうしたら体育の先生も生徒も楽しい体育授業が行えるんだろう?」
給食を一緒に食べながら、アイデアを出し合い、時には、ケンカもしながら、ルワンダの体育の先生と汗を流し、悩み、考え続けた2年間でした。
しかし、これ!といった解決策を見つけることもできず、悔しい2年間を過ごしました。
体育・スポーツの価値を伝えるためにはどうしたらいいのか。
JICA海外協力隊として活動し、ルワンダの体育授業の現状を知ったことで、日本の体育授業に興味を持ちました。
日本では当たり前だと思っていたことが、決して当たり前ではないことに気づきました。
日本の体育授業は、知識や技能を育むだけでなく、チームワークやコミュニケーションといった社会性を育むことも重視しています。こうした日本の体育授業のことをもっと知り、いつかルワンダに還元したいと思うようになりました。
研究と実践の往還を重視している山平芳美研究室へ。
現場を知らずに社会課題を語るのではなく、実際に現場へ行き、人と関わり、実践し、そこから研究を始める。
山平先生自身もカンボジアでJICA海外協力隊を経験しており、現在もカンボジアをフィールドに研究をされていることを知りました。
2年間というJICA海外協力隊の経験を、研究という形でこれからも還元していきたいと思い、山平芳美研究室を選びました。
進路検討中のJICA海外協力隊のみなさまへ
帰国すると、「協力隊で得た経験をどう生かそう」と考える人は少なくありません。
私もその一人でした。
だからこそ山平研究室では、現場で感じた疑問や経験を、研究という形で深めることができると感じています。
協力隊での経験は、終わった過去ではなく、これからの学びの出発点にもなります。
ぜひ山平芳美研究室で一緒に研究をしましょう!