農家を増やそうプロジェクト
日本の農業のためにわたしたちができることってなんだろう?
ーどんなプロジェクトに取り組んでいるか教えてください。
私たちは、「地域の農家を増やそう」というプロジェクトに取り組んでいます。日本は先進国の中で食料自給率が低く、その原因は高齢化による農家の減少にあると考えました。
私たちはこの課題を解決するために、3人でマイプロジェクトをスタートさせました。
ーこのプロジェクトにしたきっかけを教えてください。
このプロジェクトにしたきっかけは2つあります。1つ目は日本の食料自給率の低さを課題に感じたからです。2つ目は私たちの食生活は農家さんによって支えられていると思い、日頃の感謝の気持ちも込めて、農家さんの手助けをしたいと思ったからです。
ーどんなファーストアクションを立てましたか?
まずは、私たちの学校の高校生が農業や農家さんに対してどのようなイメージをもっているのかアンケート調査を行い現状を知ることにしました。「将来農家になりたいですか?」「農家になりたくない理由は何ですか?」といったアンケート調査を行い、高校生約400名から回答を得ることができました。
「将来農家になりたいですか?」という質問では、8割の高校生が「なりたくない」と答え、その理由が、農業をするには相当な体力が必要、天候等の影響から収入に不安があるからでした。このアンケート調査を通じて農業に対してネガティブなイメージを持っている高校生が多いことがわかりました。そこで、少しでも農業について高校生に興味を持ってもらうため、まずは私たちが農業について詳しく理解したいと思いました。
まずは知ること 初めての農業体験
▲じゃがいもの収穫体験の様子
ーまずは自分たちから農業を知ろうという姿勢、素敵ですね。
実際にどんなアクションを取ったのですか?
マイプロジェクトのプログラムの途中で出会った市役所の方に農業体験を紹介していただきました。農業体験では実際に農家の方とじゃがいもの収穫体験をさせていただきました。じゃがいもの根を傷つけないよう丁寧に収穫を行いました。かがんでの収穫作業はとても大変で体力を使いましたが、じゃがいもが上手に収穫できた時の喜びの方が大きかったです。
ー収穫を体験できたのはとても貴重な機会でしたね。この体験を機にプロジェクトをどのように進めていきたいと思いましたか?
農業体験を通して、作物を育てる楽しさと大変さを実感することができました。今回は収穫という農業の中でも一部分の体験だったので、今度は自分たちで一から作物を育ててみたいと思いました。
そこで、私たちが次に行ったことは、学校でイチゴの栽培を始めることです。放課後、プランターにイチゴの苗を植え栽培をしました。イチゴの収穫は5月なので、それまでしっかりとお世話をすることが大事ですが、私たちはイチゴを上手に育てる知識がないので、育て方を本やインターネットで調べたり、詳しい方に聞いたりなどして栽培していきたいです。
▲イチゴの苗植えの様子
学びを活かす 発信していく力
ー収穫が待ち遠しいですね!そして、ここまでの期間でたくさんのアクションを行うことができましたね!今後に向けてなにか考えていることはありますか?
アンケート調査や農業体験を通して、農業の実態を知ることができました。特に、農業体験では農業の楽しさや大変さを私たち自身がしっかりと実感することができました。今後はこの経験を基に、高校生がよく使用するSNSを活用しながら農業関連の発信を行っていきたいと考えています。
ーマイプロジェクトの活動を通して得られた学びについて教えてください。
マイプロジェクトに参加してたくさんの学びを得ることができました。特に、自分の思っていることを言語化し、人にしっかりと伝えることができるようになったと思います。他にも、今回私たちは3人でマイプロジェクトに参加し活動してきたので、協力して何かをする力もついたかなと思います。あとはやっぱり、農業に関する知識が人一倍つきました!