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2009 8mm サイレント 3分14秒
概要
8mmフィルムで木漏れ日の当たっている地面を撮影し自家現像したもの。
使用したフィルムは「FUJICHROME R25N」というシングル8用リバーサルフィルムのデーライトタイプ。使用した現像剤は白黒写真用の「ミクロファイン」という粉末。定着剤は「スーパーフジフィックス」。リバーサルフィルムを白黒フィルムのやり方で現像するため完全な暗室で現像する。手順は 1. リールからフィルムを取り出し現像剤を溶かした液に浸す。(暗室) 2. 定着剤に浸す。 (暗室) 3. 水洗する。 4. フィルム表面にできた銀の膜を取る。
この方法で8mmフィルムを現像するとネガとポジが反転して現像される。撮影時に明るい部分は深緑色に、暗い部分はオレンジ色になる。黒い部分は、フィルムの表面に残った銀の膜で光を通しにくいので黒くなる。以上の性質を踏まえて、木漏れ日の当たっている地面を撮影した。画面上の深緑の部分が木漏れ日。オレンジ色の部分は主にアスファルト。木を見上げながら直接撮影するのとは違い、地面ののっぺりとした質感が出るのではと期待したがあまり分からなかった。むしろ、フィルムの表面を覆っている銀の膜そのものが全面に出ている。木の様にも見える残った銀の形はフィルム1コマ1コマの上下で基本的に連続しているが、そうでない部分もある。銀の膜を剥がす作業は水洗しながら素手で行う。親指と人差し指でフィルムを挟んで擦っていく。つまりこのフィルム全体は僕の指に挟まれて出来たものなのである。結果的に僕の指に挟まれた部分から木漏れ日が溢れていると言えるものになった。