准教授 (PI) : 岡本 泰典 (Yasunori Okamoto)
助教 : 選考中 (公募URL)
事務支援員 : 川口 律子 (Ritsuko Kawaguchi)
技術支援員 : 江藤智子 (Tomoko Etoh)
大募集中!!
少し極端な表現かもしれませんが、生命とは「多数の化学反応の集合体」であると言えます。多様な化学反応を効率的に進行させるために、自然界は長い時間をかけて、さまざまな酵素を進化させてきました。
たった一つの酵素の異常が病気の原因となるように、我々のカラダの中の酵素反応は連鎖的につながり、精密なネットワークを形成していることがわかります。我々は、自然界には存在しない機能をもった"人工酵素=designer enzyme"を創出することで、この酵素反応ネットワークの自在制御を可能とし、新たな作用機序の医薬品開発につなげることを長期目標として見据えています。これに向けて、以下の二つの観点から研究を進めています。
合成化学および錯体化学の観点から、自然界が見出してこなかった機能をタンパク質をはじめとする生体分子に賦与する
創出した生体分子を"本来"の活躍の場(=生体分子の夾雑環境、細胞や個体内)に戻して、生体分子からなるシステムを制御する
我々のグループでは触媒開発、タンパク質工学、合成生物学までの多岐に渡るプロジェクトを広く展開しています。
自然科学研究機構で2024年8月にスタートした研究室です。一緒に研究を進めてくれる"co-worker"を強く求めています!
有機合成化学、タンパク質工学、合成生物学、分子細胞生物学、計算機科学...などなど、上記の目標の達成のためには、多岐にわたる分野の知識とスキルが必要です。ですので、これまでの専門分野が違っていても問題ありません。
日本学術振興会の特別研究員としての参加は常時募集しています。申請書の作成にあたってできる限りのサポートをします。また、外部資金による雇用が可能な場合もありますので、まずはご相談ください。
総合研究大学院大学 分子科学コースとして、大学院生を受け入れています。(https://www.ims.ac.jp/education/) 経済的なサポートも充実しています。岡本も共同利用研究員として学生時代に分子研に滞在(1年半)していましたが、学生目線でもオススメできる研究・生活環境です。ラボの様子や指導方針など気になることがあれば、上記のXでDMか"PIについて"のところにあるメールアドレスに連絡ください。「進学しようかな?どうしようかな?」くらいでも大丈夫です。気軽にお話ししましょう。