Workshop Date : 2022/07/09 (Sat.) 13:00--17:00
概要:人は言葉を使って意志を伝え、考えをまとめ、知識を記録します。ロボットの頭脳となる人工知能もいつか同じように言葉を使いこなせるようになるでしょうか? 言葉の理解は人工知能の中でも最大の難問。何が難しいのか? 解決の糸口は? 言葉を易々と使いこなす人間の知能の不思議に触れながら、言葉がわかるコンピュータをつくる人工知能研究の最前線を紹介します。
略歴:東北大学大学院情報科学研究科教授。自然言語処理、人工知能の研究に従事。1995年東京工業大学大学院情報理工学研究科博士課程修了、博士(工学)。同大学助手、九州工業大学助教授、奈良先端科学技術大学院大学助教授を経て、2010年より東北大学現職、2016年より理化学研究所AIPセンター自然言語理解チーム長兼任。情報処理学会論文誌編集委員長、同会自然言語処理研究会主査、言語処理学会論文誌編集委員長、EMNLP 2019 General Chair等を歴任、2022年3月より言語処理学会会長。2019年Google Focused Research Award、2022年文部科学大臣表彰。
国内外のコンピュータサイエンス系企業で活躍している女性技術者・エンジニアの方によるキャリアトークを企画しています。大学の専攻としてあるいはキャリアとして、彼女たちがコンピュータサイエンス分野を選択するに至った経緯や、そこで得られた魅力的な体験等についてお話いただきます。質疑応答の時間も設けていますので、進路やキャリアはもちろん、将来について気になることをぜひ彼女たちに相談してみてください。
概要:特に「コンピュータサイエンス分野に興味があるけれども進路選択がちょっと不安」、「まだ卒業後の進路イメージが浮かんでいない」、という方に向けて東北大学でコンピュータサイエンス分野を学んだ経験談を交え自身のこれまでの進路選択の経緯や、卒業後の働き方・大学で学んだことが現在の仕事へどのように活かされているかについてご紹介します。
略歴:日本電気株式会社(NEC)スマートエッジ事業部門にて主に製品サービス開発・技術開発を担当。2013年岩手県立盛岡第三高等学校卒業。2017年東北大学工学部情報知能システム総合学科卒業、2019年同大学工学研究科通信工学専攻博士前期課程修了。2019年日本電気株式会社入社。システムデバイス事業部を経て、2022年より現職。
概要:明確な夢がなく迷っていた高校時代から、情報科学を専攻し勉強してきた大学・大学院での学生生活を振り返り、現在検索エンジンの開発をする仕事に就くまでの間にどのような将来の夢の変遷を辿ってきたかについて、また、ソフトウェアエンジニアとして働くということやその魅力についてお話しします。
略歴:グーグル合同会社でソフトウェアエンジニアとして勤務。2016年3月埼玉県立浦和第一女子高校卒業後、同年4月東京工業大学第1類入学。同大学情報理工学院数理・計算科学系に所属し、2022年3月大学院修士課程修了。2022年4月より現職。