法人概要
この法人は、小学生・中学生・青少年に対して、教育的ロボット競技コンテストや先端科学技術を体験するワークショップ、セミナーの開催に関する事業を行い、子どもの創造性と問題解決力を養うことで社会教育の推進と子どもの健全育成を図り、先端科学技術を体験する機会を設けることで理数教育の充実と活性化に寄与することを目的とし以下のような事業を行う。
1.教育的ロボット競技コンテストの開催および参加者派遣
2.科学技術体験ワークショップ、セミナーの開催および参加者派遣
3.小学生、中学生、青少年の能力開発の支援
4.この法人の目的を達成するための小学生、中学生、青少年のボランティア活動の支援
5.ロボット・プログラミングに関する教育用コンテンツの研究・開発
団体概要
組織名
特定非営利活動法人 Fukuoka Robotics Challenge
理事長
金岡 大樹
設立
2023年10月3日
所在地
福岡県糸島市池田1番地
理事会
理事長
金岡 大樹
副理事
平田哲也
副理事
二見 和磨
理事
尾石龍一
設立趣旨
情報化社会の進展に伴い、職業生活をはじめ、あらゆる活動の場において情報機器や情報サービスが浸透するに至りました。これらからもたらされる情報を適切に選択・活用して問題を解決していく社会がすでに到来しています。こうした状況を受けて、コンピュータの機能を理解し活用できる能力を養うことを目的とし、日本では2022年度から小・中・高等学校においてプログラミング教育が導入されています。しかし、プログラミング教育の専門知識を持つ教員は限られており、学校現場においてもプログラミング教育に対して手探りの面が見受けられます。さらに、プログラミング教育を民間の塾に委ねられる家庭とそうではない家庭の教育格差も課題です。
加えて、現在の日本では生産年齢人口の減少に伴い、農産業・製造業・建設業・運輸業などの社会インフラの根幹を成す業種、さらには介護事業や接客業など業種においても働き手不足問題を抱えています。その解決策として産業用ロボットの導入が進められています。今後、様々な業種において人間を支えるためのロボットの需要が益々増加していきます。
以上のような状況から、多くの科学・技術体験機会を提供することでプログラミングやロボットなどの科学・技術分野への興味関心を高め、将来的に日本の産業競争力を高められる人材の教育機会を平等に用意されることが必要とされています。私たちは2019年に「WRO福岡予選会実行委員会」として活動を開始しました。WRO(World Robot Olympiad)とは、自律型ロボットによる国際的なロボットコンテストです。「WRO福岡予選会実行委員会」は、このWROの全国大会に出場するチームの選抜予選会を開催する事業を行ってきました。この事業を通じて、主に福岡や北部九州の高校生を対象として、ロボット制作を通じて創造性と問題解決力を養い、チームで協力する経験を通してコミュニケーション力を向上させ、そしてプログラミング教育の充実と活性化を図ってきました。
しかし、この事業を通じて、高校生のプログラミング教育の不足や先端科学技術への理解不足といった問題が浮き彫りとなりました。また、対象を広げ、より多数の子どもたちへのプログラミング教育の充実と先端科学技術への理解促進が必要と感じました。本来こうした事業は、大学などの教育機関との連携によって効果的で継続的な活動が可能となります。ところが、現在は無認可の組織であり、社会的な信用が低いゆえに教育機関との組織的な連携が困難な状況にあります。私たちの活動は社会教育の推進や科学技術の発展などに寄与するための営利を目的としない活動であり、大学や学校法人との連携や地域社会に根付いた継続性のある活動をするためには、組織基盤が必要です。そこで、社会的信用を確立させるために特定非営利活動法人として設立することにしました。
「特定非営利活動法人Fukuoka Robotics Challenge」はこれまで行なってきた事業を継続、拡大し、小学生・中学生・青少年に対して、教育的ロボット競技コンテストの開催や先端科学技術を体験するワークショップ、セミナーの開催に関する事業を行い、子どもの創造性と問題解決力を養うことで社会教育の推進と子どもの健全育成、そして情報化社会の発展に寄与することを目的として活動していきます。