わたくしが個人的に制作で使ってるプログラムとかツールを紹介します。超主観です。
これから制作を始められる方の参考になれば幸いです。
出来栄えを確認するために必要です。Vを押して運転台を消した状態(ビューワモード)にすると、空間内を動いて確認することもできます。ビューワモードでは以下のキー操作を用いて移動します。
<キーコンフィグ一覧>
(数字はいずれもナンバーパッドキーなので、テンキーレスのPCではBVEのキーコンフィグを変更するか、Fnキーなどを使って対応するキーを押す必要があります。)
Num8/Num2: Y軸、上下
Num4/Num6: X軸、左右、枕木方向
Ctrl+Num8/2: Z軸、奥手前、線路方向
Num5: もとの視点、ズーム解除
動きを快適にするため、後述する各種入力プラグインを導入することをおすすめします。
端的に言えばCtrl+Z(元に戻す)がWordのように複数回使えるメモ帳(テキストエディタ)です。他にも便利な機能が多くあり、日常のtxtファイル編集にもおすすめです。
左上のアイコンをBVEやVSCodeにドラッグ&ドロップすると…?
Visual Studio Code。主にプログラミングで使われる、Windowsで動作するテキストエディタです。テキストの一括処理や整形に関わる機能が多く、スクロールや書き換え、確認作業を大幅に減らせます。
拡張機能”Bve5 Language Support for VSCode”を追加すれば、BVEのMap,Vehicleなどを編集中に構文補完や括弧のチェックをしてくれます。
<VS codeで使える便利なコマンド>
Ctrl+] Tab区切りを1つ増やす
Ctrl+[ Tab区切りを1つ減らす
Ctrl+K → Ctrl+C カーソルのある行/選択した行をコメントアウト
Ctrl+K → Ctrl+U カーソルのある行/選択した行のコメントアウト解除
Ctrl+K → Ctrl+0 Tab区切りに応じて折りたたみ (左の矢印アイコンクリックで行単位折り畳み)
Ctrl+K → Ctrl+J 折り畳みを解除
Ctrl+K → S まとめて保存する
Ctrl+K → Ctrl+O フォルダを開ける
Ctrl+K → F フォルダを閉じる
Ctrl+B → B ナビゲーションウインドウを開く(フォルダを開いたときのみ)
開いたフォルダの中にあるファイルが見られて便利
*→が入っているコマンドはキー押し下げ二つで動作するコマンドです。
BVE特有の他軌道(運転しない線路)に関する構文を記入しやすくするための計算ソフトです。
他軌道をCurve構文やGradient構文で記述でき、緩和曲線も簡単に導入できます。
位置合わせの機能が優れており、線路同士の合流分岐を簡単に作れ、分岐器の形状を規格に応じて正確に作ることもできます。
また自線とする軌道を変更することもできるため、「自線化」と呼ばれるような運転列車の通行経路を変える操作にかかる時間や労力を大幅に節減できます。
実在路線の明かり区間を作る方は航空写真との位置合わせが便利です。
使い方は難しいですが、勉強してしまえば革命的なソフトです。別ページにて簡単な使い方解説をしておりますので、よければご覧ください。
3Dモデリングの定番国産ソフト「メタセコイア」です。2025年に基本無料になり、Xファイル出力やUVマッピング編集が簡単にできるようになりました。他にもBlenderやSketch upなど様々なモデリングソフトがありますので、予算と使用目的に合わせてどうぞ。
独特なUIですが、日本語対応のMetasequoiaはかなりユーザーも多く、情報も多いはずです。
高機能で無料の画像編集ソフトです。機能は様々ありますが、いかによく使うものを示します。
消しゴム
遠近法-逆変換
スタンプ/修復
選んでいるレイヤーと選択範囲によって操作の影響範囲が変わるというユニークな特徴があります。
操作は難しいですが、ユーザーも多いため欲しい情報はすぐ見つかるでしょう。
MS Paintに近い見た目でありながらレイヤ機能や「魔法の杖」選択機能を備えた無料の画像編集ソフトです。透明な画像を扱いたいならもっとも手軽と言えるでしょう。レイヤの設定から「インデックスカラー」にするのを忘れずに。
Microsoft Officeをお持ちならぜひ活用してほしいソフトです。画像編集ソフトと異なり、一度書いたテキストを再編集できる点で圧倒的に有利です。文字の割付や変形、画像プリセットの多さなどで初歩的なテクスチャ制作を助けてくれるでしょう。書き出しの際はエクスポート→PNGから。他の画像編集ソフトで仕上げるのが良いと思います。
画像は0FPSの動画。フリー動画編集ソフトの金字塔である国産ソフトです。拡張機能が非常に充実しているため色々調べて入れてみると良いでしょう。オブジェクトをレイヤごとに分けられ、文字やエフェクトが再編集可能なのを利用して看板や駅名標を量産するのに使っています。書き出しの際はPNG出力の拡張機能から。仕上げは他のソフトで。
あと制作中の路線の運転動画を編集するのに使えます。
G社が誇る世界最大シェア(?)のGISアプリです。通常のGoogle Mapに比べ地図に情報を追加できる点が特徴。取材した半径などの情報を書き込んで保存する用途で活用する方が多いようです。データの受け渡しはGIS形式の一つKML/KMZで行なえます。
ちなみに私はQGISというフリーのGISで代用しています。頑張ればオリジナルの路線図とか作れる。
Structures.txt(csv)の作成を大幅に助ける相対パス出力ツールです。
機能は至ってシンプル。パスを記述したいファイル(リスト)、参照させたいファイル(ストラクチャ)の順でD&Dするだけ。圧倒的に作業速度を上げられます。
「シナリオを開く」画面で選択するシナリオの内容を簡単に編集するソフトです。 一括編集機能もあり、持っておきたいソフトの一つです。
シナリオ編集中にテキストエディタから距離を読み取ってBVEの視点を動かしてくれるソフトです。慣れてしまえばBVEでの操作を簡略化でき便利です。前後に動きながらシナリオを制作するときはぜひ起動しましょう。
インストールしてチェックマークを入れるだけ、BVEの入力デバイスプラグイン形式で配布されているBVEの機能変更ソフトです。シナリオ制作中に便利な、リロード後に一時停止、運転台非表示、時刻表非表示の操作を自動的に行ってくれます。
Xファイルをドラッグ&ドロップするだけ、簡単にストラクチャの確認ができるソフトです。モデリングしたストラクチャの確認をしたり、制作で使用するデータで使いたいモデルを探すのに重宝します。ストラクチャ設置の際にはぜひ起動しておきましょう。