中村 直人
JSPS特別研究員
[北海道大学 地球環境科学研究院]
JSPS特別研究員
[北海道大学 地球環境科学研究院]
中村 直人(Naoto Nakamura ) 北海道大学
地球環境科学研究院 日本学術振興会特別研究員(PD)
外来植物の定着や拡大のしくみに関心があり、侵略生態学を中心に研究しています。 特に侵略過程における外来植物と土壌微生物の相互作用に注目し、植物が新たな環境でどのように定着し、侵略的な振る舞いをするようになるのかを明らかにすることを目指しています。
【主な研究】
日本原産であり米国で侵略植物となっているマンリョウ(Ardisia crenata)をモデル系として、植物‐土壌フィードバック(Plant-soil feedback)や根圏二次代謝産物-微生物間相互作用が原生地-侵略地間でどのように変化するかを調べています。
【主な手法】
フィールド調査に加えて分子生物学的手法(DNAメタバーコーディング・メタゲノム)や化学分析(LC-MS等)、微生物学的手法(単離・培養、接種、資化能試験等)を組み合わせています。最近では外来植物の迅速な進化についても解析しています。
こうした研究を通じて侵略生態学・基礎生態学の理解を深めるとともに、
外来植物の管理や生態系保全に資する知見を得たいと思っています。
研究キーワード(Keywords)
侵略生態学、植物-微生物間相互作用、二次代謝産物、外来植物、根滲出物、進化-生態ダイナミクス、DNAメタバーコーディング 、迅速な進化
invasion ecology, plant-microbe interaction, secondary metabolites, alien plants, root exudates, eco-evolutionaly dynamics, DNA metabarcoding
フロリダ州ゲインズビルの森林林床で繁茂するマンリョウ
Recent activities
『Plant Species Biology』誌に掲載された、マンリョウの系統地理に関する共著論文(Noyori et al., 2024)が、2024年に同誌で最もアクセスされた論文の上位10%にランクインしました!
「根圏ケミカルコミュニケーションから迫る外来植物 ― 微生物間相互作用」という題で、外来植物の二次代謝産物が土壌微生物群集に与える影響を概説しました。「アグリバイオ」2026年4月号
ESJ73京都大会で「化学生態学から迫る生物間相互作用と環境適応」を企画し、自身も「外来植物由来の根圏二次代謝産物が駆動する植物-土壌フィードバック」という題の口頭発表を行いました。
侵略的外来植物マンリョウ(Ardisia crenata)の侵略地個体群において、局所的な茎密度が土壌化学組成や土壌微生物群集の変化と関連していることを明らかにしました(Nakamura et al., 2025 bioRxiv)。写真はサンプリングサイトの様子です
2025年度種生物学シンポジウム 東京大会の和文誌シンポジウム:『生態系の土台:植物と微生物が織りなす世界』に登壇させていただきました。とても楽しかったです。