このページでは同じく元のサイトではBOOK’sでは漫画も取り扱うつもりだったのが小説が主になってしまったので、思い切って漫画に特化しようかなと思いComicというタイトルでtonbori堂の偏愛している漫画をご紹介していきたいなと思います。新しい漫画は殆ど電書(kindle)なんですが、古い漫画も新しい(2024年現在)もひっくるめて紹介出来ればと。アネックスでは『ファイブスター物語/F.S.S』を毎月レビューしていますが今のところ連載を追っかけているのはこの漫画のみ。他に話題の『ゴールデン・カムイ』や『チェンソーマン』『ザ・ファブル』辺りはWebで読み放題の時に一気に読んだりしているという感じで、今が「旬」という漫画には疎いのですが琴線に引っかかった漫画は幾つかあるのでその辺りをご紹介出来ればなと思っています。
リンク/ブクログ/Amazonアソシエイト/ファイブスター物語第1巻
まずはWeb-tonbori堂アネックスで毎月連載のレビュー(感想)や時には考察を書いている『ファイブスター物語/F.S.S』についてご紹介いたします。連載開始から既に30年以上経過しており、40周年も目前の長期に渡った連載漫画となっていますが、物語の方も長大で遥か彼方のジョーカー太陽星団で繰り広げられる戦闘人種「騎士」と人工生命体「ファティマ」が織りなす物語です。主人公は神様「アマテラスのミコト」そしてその妻で人工生命体かつ人を超えた人「ラキシス」。そしてそれぞれの章毎に物語をけん引する人たち。太古からやってくる何かと、とにかく欲張りな物語ですが実は「何が」起こるのかは我々読者は既に知っています。それは「年表」です。追加される事も実はあるのですが、基本的には連載時に発表されたジョーカー太陽星団の出来事を記した年表があり、遥か未来まで何が起こるかが記載されています。本編はその中の歴史に描かれない、またはその裏の出来事を描いていく事になります。
この作品の魅力は人それぞれでしょうがtonbori堂にとっては登場するロボット、この表紙描かれているロボットはモーターヘッド(MH)と呼称されていましたが、休載を経へデザインをゴティックメード(GTM)へと一新。そのどちらにも、なんとも既存のロボットデザインにはない魅力が詰まっており、その異形に惹かれて今も読んでいるところは大きいです。それと歴史の中で時には抗い、時には力尽きて倒れ、人に恋して涙し、笑い合うそんな大河ドラマ的なストーリーで躍動する魅力的なキャラクターたちにも惹かれています。
まだまだ連載は続くと思うのですが作者の永野護も還暦を越え、本業はデザイナーであると公言している以上、新たなアニメーションや他の企画に参画する可能性だってあります。それでもなおこの『ファイブスター物語/F.S.S』はtonbori堂のマストとしてこれからも推していきたいと思っています。
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