人物紹介

DISIR Hilda 神の娘ヒルダ

アース神族の長オーディーンの命を受け、地上を守護する役目を担う第65代目の『神の娘』。第64代神の娘エルナと女官達によって養育され、7つの年にエルナの崩御を受け『神の娘』の役目を引き継ぐ。ワルハラ宮殿の玉座から神の国アスガルドを統治し、”祈り”によって世界を調和に導く。27歳。

Frea フレア

ヒルダの実の妹。はやりやまいで両親を亡くし5歳の年にワルハラの奥殿にひきとられる。本来神の娘は血の繋がりがある者を身近に置くことはないが、サングー・マーにより天性の巫女としての能力を見抜かれ、女官達によって養育された。重い役目を担う姉を気遣い、また幼なじみのハーゲンを慕っている。15歳。

Siegfried ジークフリート

ウォーデ騎士団の近衛隊長。アスガルドの”気”の拳を操る戦士『エインヘリアル』の中で唯一名前を明かす存在。20年前、焼き討ちで灰燼に帰したルンド町で知将ハルバルドに拾われたみなしご。養父に従い幼少時から戦場に立ち、7つの年から神の娘の護衛を務め、20歳の年に近衛隊長に就任する。オードヴィズで赤い竜ロデュルと戦い、その炎に焼かれた事により、古にオーディーンの息子として生きた記憶を呼び戻される。炎に焼かれることのない肉体を持ち、白い光を放つ拳は物質のみならず邪力を断つ『ゴッドウォリアル』。22歳。

Alberich NIBELUNG アルベリッヒ

ウォーデ騎士団近衛隊の書記官。ヴァラスキャルブの大祭司長を代々継ぐニーベルング家の長子。生まれながら精霊と交流する能力を持ち、一族の習わしによりアルベリッヒ-精霊王-と名付けられた。強力な呪力を持つ証である”水晶球”を先例にない若さで手に入れるも、精霊の嘆きの止まない世界の変革を狙い、祖父の反対を押し切って騎士団の戦士となる。精霊に働きかけ風火地水を操る技は他のエインヘリアルと一線を画し『ゴッドウォリアル』の命名を受ける。18歳。

Serdic JARL "SYD" シド

ウォーデ騎士団の近衛副隊長。アスガルド北部のウルラーティに居城リーグを構える古い一門ヤルル(ヤール)家の後継ぎ。婚約者アンヌローゼ姫への愛情と、一族の習わしによって運命の分かれた双子の兄バドに対する複雑な思いに苦慮する。上品で穏やかな人柄でありながら、刃物のように鋭く、凍る冷気をまとう拳を操る『ゴッドウォリアル』。”シド”は両親が付けた愛称であり正式名はセルデック。23歳。

Hagene TORONIEMR ハーゲン

ウォーデ騎士団の近衛隊護衛長。神の娘の住まう奥殿の警護の要。トロニエムの戦士バルディンとフレゼリシアの巫女ラーンの息子。エインヘリアルの資質を父とワルハラの上級戦士達に見出され、6歳の年からジークフリートと共に”神の娘の小さな護衛”としてヒルダに仕える。9歳の年にはやりやまいで両親を亡くし、同じ境遇で宮殿に引き取られてきたフレアと出会う。母譲り褐色の肌に父譲りの明るい浅葱色の瞳を持ち、巨木さえ傾がせる強風を巻き起こす拳を操る『ゴッドウォリアル』。19歳。

Mhelme "MIME" ミーメ

フレイル騎士団の士官。15歳の年に、養父フォルケルを”気”の拳の訓練で殺してしまったため”親殺し”の異名を持つ。実父はかつてアスガルドに侵攻したシーモラ連合のカルキア王国の”拳の戦士”であり、ミーメはカルキア王家の最後の王位継承者と目されるが、彼は神の娘に仕える戦士であることを望んでいる。”響き”に対する卓越した感性を持ち、空間に生じた歪みから『時の狭間』に飛ばされ、古の詩聖ブラギに出会って”調和の旋律”を授かり、またロデュルからは『赤い竪琴』を授かる。拳と竪琴を操る異色の『ゴッドウォリアル』。22歳。

Thor トール

ノアトゥン騎士団の戦士。ヴァラスキャルブ近郊の村の狩人であったが、息子を亡くした老貴族グンネマントに請われ18の年に養子となり、20歳で戦士となってアスガルド東部のヴィグリードに赴く。少年時代に禁猟区で狩りを行い衛兵に殺されかけたところをヒルダに救われた過去を持つ。そのエインヘリアルの能力は、ヴィグリードに上陸した怪物との戦いの最中、加勢に現れたジークフリートとミーメによって見出された。巧みな斧の使い手であり、ミーメと同時期に赤い竜ロデュルから二振りの黒い斧を授けられた『ゴッドウォリアル』。25歳。

Fenrir FENRIR フェンリル

アスガルド南東部の名門フェンリル家の後継ぎ。7歳の年、遠乗りでヒグマに遭遇し両親を失った彼は一家を見捨てて逃げた親族の姿に不信を抱き、自分を助けた狼達と森で生きる事を選ぶ。9年後、父の友人エーリックとの再会をきっかけにかつて自分がアスガルドの戦士になりたかった事を思い返す。偽の神の娘に人間を嫌う心を利用されようとするも、エインヘリアル候補と目される彼の存在を知った騎士団により真の神の娘の元に導かれ、ハーゲンの下で戦士見習いとなる。魔狼の名に相応しい俊敏さと聴覚、鋭い拳を持つ最年少の『ゴッドウォリアル』。16歳。

Baldres ”BAD” バド

シドの双子の兄。双子を忌む一族の習わしで生後すぐ殺される運命であったが、雪の山中で老樵に拾われ育てられる。10歳の年にヤルル侯の一家に出会い己の出生の秘密に気づく。12の年聖都の学問所に入ったシドを追って木樵の元を去り神殿と山賊の間を渡り歩き、私設騎士団の戦士となって聖都へ上る。一族に憎しみを抱きシドと拳を交えた事で、己の技の未熟さとエインヘリアルの可能性に気づき、アスラ長官の求めに応じてフレーヴン家の”影の戦士”となり、『ゴッドウォリアル』の命名を受ける。シドと同じ刃物のように鋭く凍る冷気をまとう拳を操る。23歳。

SANG MA Fadir ファジル

ユミル全土の祭司を束ねるヴァラスキャルブ大神殿の大祭司長、サングー・マー・ファジルと呼ばれる。34歳の年にクリスタロス洞窟で水晶球を手に入れ『水晶球の主』となったことをきっかけに、父のサングー・マー・レギンの後を継いで大祭司長となり、先の神の娘エルナの代から大祭司長をつとめてきた、ニーベルング家の長老。アルベリッヒの祖父。67歳。

Governor General Flontius フロンティアス

ヴァラスキャルブ七騎士団に号令するアスガルドの将軍。代々ワルハラ宮に仕えてきた大貴族の武将。アスガルド全土の行政を決定する元老院議会の議長であり、ウォーデ騎士団の長官。先の神の娘エルナの代からワルハラ宮に仕え、幾人もの”気”の拳を操る戦士『エインヘリアル』の指導にあたってきた。ミズガルの神のアスガルド侵攻に際し、エインヘリアルを越える能力を持つ神の戦士『ゴッドウォリアル』の出現を認め、彼らを組織する。68歳。

CRISTAL FLO Lotr ロート

谷のロート。ヒルダ-戦い-と言う名を授かった神の娘の生誕に際し、アスガルドを守るためにユミルの大陸に五芒星の結界を張っていた『水晶球の主』の一人。古の遺跡を愛し、およそ半世紀をかけて黄水晶の中に遺跡の記録を組み上げてきたが、その石で赤い竜の居場所を探索したために悪の神ロデュルによって記録を全て消されてしまうという災難に遭う。ミズガルの神の復活を阻止する手立てを求めるエインヘリアル達を支援し、水晶球の主達の通信の要として活動する。89歳。

Kvasir HRAFN クヴァシル

ノアトゥン騎士団長官アスラの長子であり、騎士団の諜報活動を担うフレーヴン家の”影の戦士”の長。宮殿には貴族らしい人当たり良い容貌を持ってフレーヴン家の名代として参上するが、我が子に戦士以外の在り方を認めぬ父の教育により、ノアトゥンの士官である弟のラティ共々その実は、”気”の拳を操る優れた戦士である。父の命を受けエインヘリアルを越える天性の才を持つバドを捕まえ、その拳をゴッドウォリアルの命名を受ける確かなものへと磨かせた。27歳。