社会的養護等全国自治体議員ネットワーク・わっか
第2回オンライン学習会を開催いたしました。
日時: 2025年5月12日(月)10時~12時
講師: 北川聡子さん(社会福祉法人麦の子会理事長)
http://www.muginoko.com/
演題:「里親制度の現状と今求められること」
講師プロフィール
・社会福祉法人麦の子会理事長。日本ファミリーホーム協議会会長。
・札幌市里親会理事長。公認心理師。
・自閉症の子どもや障がいのある子どもたちとの出会いから、大学卒業と同時にむぎのこを設立。通園児が遠くの施設に入所したことを機に里親登録をし、4人の障害のある里子を育てる。その後、法人立のファミリーホームを開設。児童発達支援センターを中心に1km圏内に事業所が点在する「子育ての村」を作り上げた。
・現在、麦の子会には50名余りの里子が養育されていて、里親支援もおこない、里親同士のつながり、支え合いも大切にしている。
~講師より「わっか」に集う全国の自治体議員へのメッセージ~
日本を良い社会にしていくためには、経済成長だけではなく、自分の責任ではない中で貧困・虐待など壮絶な人生を生きてきた社会的養育が必要な子どもたちと連帯し、健全に育つ営みを一緒に考え、子どもにとって、人にとってwell-beingを感じられる良い社会をつくってほしいと思います。
開催報告
全国各地から25名の自治体議員にご参加いただきました。
ある自閉症の少年との出会いから、大学卒業と同時に「むぎのこ」を設立した北川理事長。発達に心配のある就学前のお子さんの専門的な支援からスタートし、事業の種類や数が増えていますが、現在も障がいや困難を抱えたお子さんやご家族のサポートを精力的に行っています。また、理事長自身も里親として里子を養育し、運営する麦の子会では50名余りの里子を養育しています。
麦の子会で行われている里親支援や実親へのサポートは、親の傷つき体験が子育てにも影響していると考え、心理・相談支援なども手厚く行われています。
虐待をしてしまった親をジャッジするではなく、「子育てがうまくいかないのは当たり前。だからみんなで支え合って子育てを」との理念は脈々と受け継がれ、サポートをされていた側の保護者がスタッフとして支える側になるなど、素晴らしい循環が生まれています。
また、妊娠期の女性へのサポート「にんしんSOS」「居場所リリア」をはじめ、必要だと感じたら、行政からの支援をただ待つのではなく、自ら行動する事で社会を動かしてきました。
社会的養護を担っている里親制度がなぜ大切なのか、その里親をどうサポートすべきなのか等、具体的場なお話をお聞きすることができ、自治体議員としてどう取り組めば良いのかなどご示唆いただきました。
事前に北川理事長からいただいた「わっか」に集う自治体議員に向けてのメッセージ「日本を良い社会にしていくためには、経済成長だけではなく、自分の責任ではない中で貧困・虐待など壮絶な人生を生きてきた社会的養育が必要な子どもたちと連帯し、健全に育つ営みを一緒に考え、子どもにとって、人にとってwell-beingを感じられる良い社会をつくってほしいと思います。」をしっかり胸に刻み、取り組んでいきたいと思います。