The Violent Universe
GALAXY CRUISE 市民天文学交流会
2024年9月26-28日 国立天文台三鷹キャンパス すばる棟 大セミナー室
Photo Credit: NAOJ
開催場所:
国立天文台三鷹キャンパス
すばる棟1階・大セミナー室
会場案内
日時:
サイエンスセッション(研究者向け)
9/26-27 (Thu-Fri)
市民天文学者交流会(一般向け)
9/28 (Sat)
参加登録締切:
研究者の方
現地参加:7/31, 8/31・Zoom参加:9/12
市民天文学者(一般)の方
発表あり:8/9・現地参加:8/31・Zoom参加:9/12
研究会要旨
現在広く支持されている階層的構造形成モデルでは、銀河は合体を繰り返しながら徐々に大きく成長してきたと考えられている。銀河合体は質量増加に寄与するだけではなく、爆発的な星形成活動の励起や、超大質量ブラックホールが活動的になることが指摘されている。さらに、ブラックホール活動がその後の星形成活動の抑制に寄与し、大質量楕円銀河の形成につながる可能性があるなど、銀河合体には非常に複雑な物理が作用している。銀河の形成期から成熟期までの全成長史において、銀河合体は極めて重要な役割を果たしていて、銀河研究でも古典的な研究テーマではあるが、その複雑な物理から我々の観測的な理解は現在においても限定的である。
本研究会は国立天文台市民天文学プロジェクトGALAXY CRUISEとのタイアップ企画で、一般的な研究会と同形式の2日間のサイエンスセッションと、3日目にGALAXY CRUISEで銀河を分類している市民天文学者(一般)の方々を交えた交流会を予定している。研究会に参加する研究者によるサイエンスカフェ、市民天文学者によるGALAXY CRUISEにまつわる発表会を予定している。市民天文学者との交流を深める機会になればと考えている。
主要テーマ
天の川銀河やアンドロメダ銀河における合体史
近傍宇宙における詳細な銀河合体の研究
市民天文学プロジェクトGALAXY CRUISE等による統計的研究
近年のALMAによる銀河合体やAGN研究
X線望遠鏡によるAGNの詳細な物理
JWSTによって明らかになってきた遠方宇宙での銀河形態
招待講演者
岡本 桜子(国立天文台)
斉藤 俊貴(静岡大学)
橋本 拓也(筑波大学)
斎藤 貴之(神戸大学)
山田 智史(理化学研究所)
研究会世話人
田中 賢幸(国立天文台)
臼田-佐藤 功美子(国立天文台)
安藤 誠(国立天文台)
内藤 誠一郎(国立天文台)
松元 理沙(国立天文台)
山岡 均(国立天文台)
伊藤 慧(東京大学)
嶋川 里澄(早稲田大学)
研究会に関する問い合わせ先
(近日準備予定)
本研究会以外のことに関するお問い合わせはお控えいただけますようお願い申し上げます。
Sponsors
本集会は国立天文台研究集会による助成と科学研究費補助金基盤(B)「すばる望遠鏡が刷新する近傍宇宙の銀河の姿」から補助をいただいています。
国立天文台
早稲田大学高等研究所