母乳外来のご案内

当院では、桶谷式乳房管理法を修得した認定助産師が、さまざまな母乳育児上の困りごとに対応いたします。

桶谷式乳房管理法は、桶谷そとみ先生(1913 ~ 2004)の真摯な助産師活動の実践の中から生み出された乳房マッサージと母乳育児指導全般です。

桶谷式乳房指導の特徴は,「母子一体性の原理」と「生体に無理のない、むしろ心地よい手技=マッサージ法(もんだり、さすったりしない)」さらに「母乳は出るもの、出せるもの」という教えにあります。

それぞれのお母様と赤ちゃんの成長や課題、問題などの個別に応じた指導で、母乳を止める(私はあえて断乳という用語を使います)時まで、お付き合いさせていただきます。

当院は母乳育児指導を専門とする通院のみの助産院として、平成元年三月八日に熊本で産声をあげ、地震被害後に建物を再建し名称を変更しました。


現在、こんな悩みをお持ちのお母様方が来院されます。

⑴ 母乳量を増やしたい・母乳が足りないていないのではないか・健診で体重増加不良といわれた

おっぱいが張ってこない・いつまでもおっぱいを離さない・授乳の間隔があかない・いつもよく泣いている


⑵ 陥没乳頭や扁平乳頭、乳頭の傷で直接授乳ができない。あるいは痛みがあり母乳育児の継続が困難。

乳頭保護器を使用している・母乳を搾乳して哺乳瓶で与えている・乳頭に傷があり授乳が辛い


⑶ 乳腺炎様の症状がある・乳房が異常に張って痛い

乳腺が詰まっていて乳房がカチカチになっている、あるいは硬くなっている・赤くなっている・熱っぽいなど

※場合によって乳腺外科と診療連携をいたします。


⑷乳房を嫌がって飲もうとしない(母乳拒否)。あるいはいつまでも母乳を止められない(断乳ができない)。


<来院時の持ち物>

母子健康手帳、タオル3枚、赤ちゃんのお着換え、おむつ

(ミルク使用の方は粉ミルクと哺乳瓶をお持ちください。お湯は用意してあります)