~バイトしている人(仮) (3)~
(“МICHEL”が“雨宮慧”を招待しました)
(“雨宮慧”がグループに参加しました)
《なんでアリスが俺のアカウント知ってるんだ?》
《教えてないはずだが》
{ひかりに教えてもらったのよ}
{べ、別に話したかったから追加したわけじゃないからね!}
{一応しておいただけよ。感謝しなさい}
《そりゃどうも》
〈アリス~!〉
〈もうアリスのバイトのこと教えちゃったけど大丈夫?〉
{大丈夫よ}
{あんな奴に知られるなんて迂闊だったわ}
《本人の前でそれを言うか》
《さっきから気になっているんだが》
《アリスはバイトをするときに学校の許可取ってんの?》
{許可?}
{なによそれ}
《知らないのかよ》
《バイトをするときは学校の許可が必要だ》
{そんなもの取ってないわよ}
《ほう》
《じゃあこのトーク内容を学校に見せれば、お前は即退学だな(笑)》
{そんなことしたらぶち殺す}
〈やめてよ二人とも!〉
〈わたしは言わないからね!〉
{ひかり~!}
{とにかく、あたしがバイトしていることは言わないでね!}
{お願いだから……}
〈もちろん!〉
《へーへーわかりましたー》
《というかさ、そもそも留学生ってバイトしていいのかよ?》
《就労ビザとか必要なんじゃないか?》
《もしかしてそこも天使の力で何とかしているのか?》
{就労ビザ?}
{そんなもの知ったこっちゃないわよ}
{あたしには有り余るほどの力があるから、そんなもの全部ごまかしているわ}
《おまわりさーん、ここに不法就労者がー(笑)》
{もし本当に言ったら粉々にしてやるわ}
〈話変わるけど、休み時間に言っていたアリスのallegroidって、もしかしてバイトのお金で買ったやつ?〉
{そうよ!}
{ようやくバイト代が貯まったから}
{貯金の三割使ったわ……}
《後の七割は食費か?》
{なんで知ってるのよ!}
《図星かよ!》
《食いしん坊そうだから適当に言ったんだが》
{失礼ね!}
{仕方ないじゃない、お腹が空くんだから!}
《はいはいそうですか》
《俺は夕食の支度があるからもう落ちるぞ》
《じゃあな》
〈わたしも、明日の予習するから〉
〈ごめんね〉
{全然大丈夫よ!}
〈それじゃあ、また明日〉
{マタアシター♪(*´・∀・)ノシ゜+。:.゜.:。+}