133　ある日のトーク内容

～“雨宮慧”と“ＫＯＨ”のＬＩＭＥトークルーム～

[体調大丈夫？]

《おかげさまでだいぶ良くなってきた》

[いつくらいから学校に来れそう？]

《このままいけば明日だな》

《クラスでなんか事件とかあったか？》

[Ｃ組はインフルはお前だけだ]

[水無瀬も昨日から学校に来ていつもの中二病全開]

[Ｄ組はオレが見る限りインフル患者はいないっぽい]

[ただ、ＡＢ組はインフルが蔓延してて、昨日から今週いっぱい、学級閉鎖になった]

《マジかよ》

《大変だな》

《でも羨ましい》

[ホントそれ]

[オレらも学級閉鎖にならないかな]

[なってほしくないけどなってほしい]

《それな》

《そうそう、頼みがあるんだ》

[なんだ？]

《俺が休んでいた部分のノート送ってくれ》

《数学と歴史だけでいいから頼む》

[おう、いいぞ]

[具体的にどこからだ？]

《ちょい待ち》

《数学は135ページから》

《歴史は98ページから》

[ＯＫ]

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[これで全部だ]

《ありがとう、マジ助かった》

[いいってことよ]

[他の教科は大丈夫か？]

[古典とかかなり進んでいるけど]

《大丈夫だ》

《五十嵐に見せてもらったからな》

[そうだったんだ]

[早速許嫁ライフを満喫中か]

《ノートを見せてもらっただけだ》

[本当かな？]

[体を拭いてもらったり、お粥をあーんしてもらったりしているんじゃないか？]

《断じてない！》

《冷却シートを貼ってもらったくらいしかしていない》

[ふーん]

[もっといちゃいちゃしているのかと思った]

《んなわけあるか》

[つまんないな]

《つまんないも面白いもあるかよ》

《じゃあ、俺は勉強に戻る》

[おう]

[勉強頑張れよ]

[あと体に気をつけてな]

《ありがとう》

《それじゃ、また明日学校で》

[また明日、学校で]