[人物紹介例]
○名前 (初めて名前が明かされた話:なろう/カクヨム)
説明
※作中で名前が明かされた順に紹介
○小野里(おのり)敦司(あつし) (0/第1話)
日本、東京在住の男子高校生。何でもそつなくこなす器用貧乏。幼い頃からさまざまな習い事を習い、特に母親の意向で勉強に力を割いてきた。結果、私立の名門小学校、名門中高一貫校に進学し、大学は、同じく母親の意向で東京の国立大学の医学部を目指していた。
自分が幼い頃から母親の意向に沿った人生を歩んでいることに気づいてはいるが、そこから外れる勇気がなく、心の中で葛藤していた。高校3年生の冬、受験勉強を終え、疲労困憊の状態で図書館前の横断歩道を渡っていたところ、トラックに轢かれて死亡する。享年18歳。その後、フォルゼリーナ・エル・フローズウェイに転生した。
人当たりの良い性格で友人は多かったが、そのせいで変人にも好かれていた。ラノベオタクの友人に異世界転生もののラノベを(半ば強引に)勧められて読んだり、刀オタクの七之宮柚緋に(半ば強引に)剣術や刀についての知識を教え込まれたりしていた。部活には入っていなかった。
○フォルゼリーナ・エル・フローズウェイ (3/第4話)
敦司の転生先。王暦754年花の月(4月)25日生まれ。アークドゥルフ王国ラドゥルフ州ラドゥルフ市出身。エル・フローズウェイ伯爵家のルーナの一人娘。愛称は『フォル』。金髪で、紫紺の瞳をしている。
前世の記憶を引き継いでいるため、学業面や精神面は年齢不相応な部分がある。また、前世の反動で、やりたいと思ったことにどんどん挑戦する意識を持つ。特に、魔法について興味がある。一方で、なんでも自分でやろうとするあまり、他人を頼るという選択肢が意識から抜け落ちることもある。
魔法の練習を1歳半頃から始めたおかげで、幼い頃から莫大な魔力量を保持している。また、火・水・風・地の基本四系統のみならず、光・聖を含めた六系統に適性があり、さらにさまざまな系統外魔法を扱える素質がある。
3歳の頃、王都への旅行中に遭遇したゴブリンを爆殺したことで『爆殺幼女』という二つ名がつく。旅行後、オルドーから王立学園魔法科への推薦状を貰ったことで、王立学園への入学を決意する。
また、それ以降シャルに剣術を教えてもらうが、自分には合わないと判断し、前世で柚緋に教えてもらった七之宮流を実践する。その過程で、木刀を自作したり、ダインに頼んでヒヒイロカネの刀を作ってもらったりしている。
4歳の頃、ラドゥルフの魔水晶の採掘場の地底湖畔で、それぞれ火・水・風・地・光・聖の上位精霊であるルビ・イア・エル・リン・レナ・シンと出会い、契約を交わした。
5歳の頃、シャルとハルクの結婚式で宮廷魔導師団に遭遇し、彼らに憧れ、入団したいと思うようになった。
○ルーナ・エル・フローズウェイ (3/第4話)
王暦735年生まれ。アークドゥルフ王国王都出身。バルトの長女で、フォルの母親。金髪碧眼で巨乳。
基本四系統に適性があり、上級魔法まで使える。魔道士。王立学園魔法科の卒業生である。魔力量はフォルほど多くはない。
フォルを出産後、バルトの補佐として、徐々に仕事の量を増やしている。
優しく、穏やかな性格。基本的に、フォルのやりたいことには口出しをしないが、一人娘ということもあり、危ないと思ったものからは過剰に守ろうとする面がある。
ルーナのある行動のせいで、フォルが生まれる前年の王暦753年に、エル・フローズウェイ家は王都からラドゥルフへ左遷された。
○シャルゼリーナ・エル・フローズウェイ (3/第4話)
→シャルゼリーナ・ヴァン・フロイエンベルク
王暦739年生まれ。アークドゥルフ王国王都出身。バルトの次女で、フォルの叔母。茶髪碧眼。あまり胸は大きくない。
剣の腕に優れ、フローズウェイ流剣術の免許皆伝を持つ。
一方、魔法の腕はあまり良くなく、魔力量は少なく、火系統にのみ適性がある。
能天気で、楽天的で、素直な性格をしている。寝坊助なところがあり、朝に弱い。一方、剣術に対しては、とても真摯な態度で臨む。
王暦735年、シャルが16歳でラドゥルフの貴族学校の10年生だったとき、国内交換留学生としてやってきたハルクと出会う。その3年後、母校の紹介で、テクラスにあるハルクの母校へ剣術の講師として赴任し、ハルクと再会する。そこで彼と関係を深め、1年後に結婚し、ヴァン・フロイエンベルク伯爵家へ嫁入りした。
○バルト・エル・フローズウェイ (3/第4話)
王暦704年生まれ。アークドゥルフ王国出身。(初登場時点で)エル・フローズウェイ伯爵家の当主で、ラドゥルフ州知事兼ラドゥルフ市長。ルーナとシャルの父親で、フォルの母方の祖父。優しい表情の持ち主。
剣の腕に優れ、フローズウェイ流剣術の免許皆伝を持っている。
一方魔法の腕にはあまり優れていない。しかし、魔法についての知識は深い。また、魔法のみならずさまざまな分野に精通している。
とても家族想いな性格。フォルの能力が卓越していることに早くから気づき、その成長を後押しし、見守っている。また、真面目で実直な性格で、ラドゥルフに左遷されてからも仕事をしっかりしている。その結果、領民からはかなり慕われている。
○モニカ (11/第12話)
ラドゥルフ市で仕立屋を営む女性。王都へ旅行に行く前、フォルらの服を作るために、家に招かれた。
○ジンク・リー・フローズウェイ (12/第13話)
王暦725年生まれ。アークドゥルフ王国出身。フォルらの遠い親戚で、(初登場時点で)エル・フローズウェイ家の分家であるリー・フローズウェイ子爵家の当主で、ラドゥルフ州ラサマサの市長。ルークの父親で、茶髪で茶色の瞳をしている。
言葉遣いや態度は若干チャラい。剣の腕に優れ、フローズウェイ流剣術の免許皆伝を持つ。
○アリーシャ・リー・フローズウェイ (12/第13話)
王暦728年生まれ。アークドゥルフ王国出身。ジンクの妹。茶髪ロング。
魔道士。火・水・風系統に適性を持つ。
○ルーク・リー・フローズウェイ (12/第13話)
王暦754年雪の月(1月)11日生まれ。アークドゥルフ王国ラドゥルフ州ラサマサ市出身。ジンクの長男。茶髪に茶色の瞳。
いつもぼーっとしていて、口数は少ない。内気な性格で、あまり人の前に出たがらない。木剣が好きで、いつも手に持っている。そのおかげで、年の割には力が強い。
王城でのパーティーで、ウォルデマールからフォルを守った。また、別れ際、フォルに緑色の魔水晶のペンダントをプレゼントした。
○ハック・ハミルトン (18/第19話)
王都の第2城壁のすぐ外にあるハミルトン商店の三代目店主。主に瓶詰めを扱っている。また、オリジナル商品であるスライムシャーベットも販売している。
バルトらが王都に住んでいた頃、スライムシャーベットを彼らによく販売していた。
○ディオストリス・ラディウス・アークドゥルフ (19/第20話)
王暦696年生まれ。第65代アークドゥルフ王国国王。
王城でのパーティーにて、会場の結界を破ったフォルの魔法の才に感嘆し、『魔法の使い方(上級編)』をフォルに贈った。
○ヴォルデマール・ストライト・リーシュ (20/第21話)
王暦751年生まれ。アークドゥルフ王国王都出身。中央貴族であるリーシュ侯爵家の長男。傲慢でわがままな性格。愛称は『ヴォルデ』。
王城のパーティーでフォルに絡み、手を出しかけたがルークに防がれた。その後、周囲の空気に居た堪れなくなり、父親とともにパーティーから退場する。
○オルドー・メサウス (22/第23話)
アークドゥルフ王国出身の魔導師の老人。(初登場時点で)王立学園の学長を務めている。『王国の賢者』の二つ名を持つ。
魔法に関して飽くなき探究心を持つ。フォルが読んでいる『魔法の使い方』シリーズの筆頭編者。
王城でのパーティーで、その場に居た者の中で唯一、フォルが結界を破ったことを見抜き、フォルに話しかけた。その会話で、フォルの卓越した魔法の才能に気づき感嘆する。その後、フォルに王立学園魔法科への推薦状を贈った。
○七之宮(しちのみや)柚緋(ゆずひ) (33/第34話)
敦司の高校のクラスメイト。染めていると疑われるほど明るい、肩にかかるくらいの茶髪で、可愛い系のゆるふわ女子な見た目をしている。
見た目と性格は全く合っていない。性格はとてもサバサバしていて、そのせいでクラスではかなり浮いていてボッチな変人。運動がとても得意で、体力テストはオールA。理系科目がとても得意で文系科目は全くできない。特に、英語が苦手。部活や委員会には入っていない。
実家は金持ちで家は大豪邸。刀オタクであり、自分の道場とコレクションを飾るための専用の地下室を持つ。武士の家系で、七之宮流剣術の後継者であり、免許皆伝を持つ。
敦司には、英語の勉強を見てもらう代わりに、剣術や刀の知識を半ば強引に教え込んだ。そして、敦司に勝手に七之宮流剣術の免許皆伝を言い渡した。
○ダイン (35/第36話)
ラドゥルフ市在住のドワーフの鍛冶屋。シャルやバルトの行きつけの店を営んでいる。
種族の特性で身長は約1メートル。
陽気な性格のおじさんで、武器製作や金物製作の腕はとても良い。また、金属や鉱物についてとても博識である。お喋りで、一度説明し始めるとなかなか止まらない。
フォルの依頼で、ヒヒイロカネの刀を製作した。
○ルビ (39/第40話)
ラドゥルフ市の魔水晶の採掘場の地底湖畔に生息していた、火の上級精霊。
見た目は赤色の光球。明るい性格。
フォルと契約した。
○イア (39/第40話)
ラドゥルフ市の魔水晶の採掘場の地底湖畔に生息していた、水の上級精霊。
見た目は青色の光球。冷静沈着な性格。難しい言い回しを好むので、説明役には不向き。
フォルと契約した。
○エル (39/第40話)
ラドゥルフ市の魔水晶の採掘場の地底湖畔に生息していた、風の上級精霊。
見た目は緑色の光球。コミュ力がある。精霊たちの中では一番博識。
フォルと契約した。
○リン (39/第40話)
ラドゥルフ市の魔水晶の採掘場の地底湖畔に生息していた、地の上級精霊。
見た目は黄色の光球。のんびりマイペースな性格。だいたい寝ている。
フォルと契約した。
○レナ (39/第40話)
ラドゥルフ市の魔水晶の採掘場の地底湖畔に生息していた、光の上級精霊。
見た目は白色の光球。尊大な性格。口調がババアくさい。
フォルと契約した。
○シン (39/第40話)
ラドゥルフ市の魔水晶の採掘場の地底湖畔に生息していた、聖の上級精霊。
見た目は紫色の光球。おどおどしている。だいたい噛む。
フォルと契約した。
○ハルク・ヴァン・フロイエンベルク (44/第45話)
王暦739年生まれ。アークドゥルフ王国テクラス州テクラス市出身。(初登場時点で)ヴァン・フロイエンベルク伯爵家当主ギルベルトの長男。ボサボサの黒髪、黒目で精悍な顔つきをしている。
剣術の腕に優れ、テクラスにいた頃は驕っていたものの、国内交換留学先にいたシャルとの模擬戦で一度も勝てず、心をへし折られる。
しかし、それから剣術に対する火がつき、シャルに勝ちたいという一心で、母校に赴任してきたシャルを含むさまざまな人にアドバイスを貰い、剣術を練習した。その過程で、人の話を聞くようになるとともに、シャルに対する恋心を自覚し、模擬戦で勝利した後告白し、交際を始める。その1年後に結婚した。フォルにとっては、血の繋がらない叔父にあたる。
フリードリヒ兄弟に暗殺されそうになるも、対処した。頭は切れる方。
○レニア・ユーレ・カルタノ (45/第46話)
ハルクの母校である、テクラス市の貴族学校の校長。中年の女性で、シャルを剣術の講師として招聘した。
剣術マニアであり、他人の剣術の試合を見るのが好き。特に実力者同士の試合が好み。
○ギルベルト・ヴァン・フロイエンベルク (49/第50話)
アークドゥルフ王国出身。(初登場時点で)ヴァン・フロイエンベルク伯爵家の当主で、ハルクの父親。
フォルに、カタギではないと思われるほど、顔つきが怖い。ギルベルト自身も、そのことをコンプレックスに感じている。
実際、顔つきに違わず厳格な性格である。
○フリードリヒ・ヴィル・フロイエンベルク (49/第50話)
王暦737年生まれ。アークドゥルフ王国出身。ヴァン・フロイエンベルク家の分家のヴィル・フロイエンベルク子爵家の人間で、ハルクのはとこ、ディートリヒの兄。
長身のさわやかイケメンで、見た目の印象はとても良い。本人もそれを自覚し、人受けの良い振る舞いをしている。だが実際は、腹の中で権謀術数を張り巡らせている腹黒い性格。
身体能力は劣るが、魔法に精通しており、特に魔法陣について詳しい。王立学園魔法科の卒業生で、魔道士。
ディートリヒと結託して、自分がヴァン・フロイエンベルク家の跡取りになろうと考えていた。それを実現するため、メディラム共和国の軍の一派と協力し、ハルクとシャルの結婚式でハルクを暗殺しようとしたが失敗する。その後、宮廷魔道師団によってディートリヒとともに身柄を拘束され、王都へ移送された。
○ディートリヒ・ヴィル・フロイエンベルク (50/第51話)
王暦739年生まれ。アークドゥルフ王国出身。ヴァン・フロイエンベルク家の分家のヴィル・フロイエンベルク子爵家の人間で、ハルクのはとこ、フリードリヒの弟。
フリードリヒに比べて背は少し低く、顔も整っていないが、筋骨隆々である。かなり短絡的な性格だが、フリードリヒを盲信するほど慕っている。
魔法は不得意だが、身体能力は高い。素手での戦闘が得意。
フリードリヒと結託して、メディラム共和国の軍の一派と協力し、ハルクとシャルの結婚式でハルクを暗殺しようとしたが失敗する。その後、宮廷魔道師団によってフリードリヒとともに身柄を拘束され、王都へ移送された。
○フレデリカ・ラディウス・アークドゥルフ (57/第58話)
アークドゥルフ王国初代国王。最強の魔導師にして剣の使い手と評される。王城の前に巨大な石像があったり、結婚式場などに彼女を描いた絵画があったりする。アークドゥルフ王国の国民は彼女を崇拝している。
○リュード・シュターク (59/第60話)
王暦732年生まれ。宮廷魔導師団の『水色』。フリードリヒらと結託したメディラム共和国軍を撃退した後、式場で他の団員と共にフリードリヒ兄弟を拘束した。
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