平成18年度事務部会のあゆみ
富山市中学校教育研究会事務部会
事 務 部 会 の あ ゆ み
1 研 究 主 題
「とやま型学校評価システム」の導入や市町村合併等による、教育環境の多様化に対応で きる学校事務職員の役割はどうあればよいか。
2 研究主題設定の理由
・ 今年度から「とやま型学校評価システム」が導入され、各学校が内部・外部評価を行い達成度を公表することとなっている。このシステムを理解し、学校事務職員として、学校組織を意識しながら実践することが必要となっている。
・ 社会の変化を踏まえた効率的な財務会計の運用と、市町村合併による備品管理の統一と情報管理が求められている。
3 研究主題の解明
(1) 研究方針
従前からの研究成果をふまえ、次のことに留意し、学校事務のより一層の合理化と能率促進を期する。
① 学校事務の実務を分析し、改善点を見い出す。
② 社会の変化を踏まえた学校事務の効率化のため、パソコン利用を促進して情報交 換を行い、主題についても部員相互が検討と理解を深めることで、共通する課題を見い出し解決策を探る。
③ 市町村合併によって生じる問題の解決に努める。
(2) 研究の内容とその視点
① 「とやま型学校評価システム」を理解し、自校のアクションプランに事務職員としてどのように関わるかを探った。さらに、事務職員の立場から提案できる「学校納入金のトラブル防止」「備品有効活用」プランを立案し、現状と方策を検討した。
② 市町村合併後も、備品台帳の記載の仕方など備品管理については、旧市町村でまちまちな状態である。そこで富山市の物品管理規則を基に合併後の旧町村の備品管理状況を把握し、今後の統一的な管理方法について考察した。
③ 節約意識の高揚を図るため「もったいないプロジェクト」「消耗品バランスガイド」 を作成し教職員へ提示するとともに、定期的に「節約チェック表」を記入してもらう。
また私費予算を含めた「消耗品執行状況報告書」の作成を通して、学校全体を見通した予算の把握をするよう提案した。
④ 校内のLAN状況を理解し、共有フォルダを作成・活用することで、教員への情報提供やペーパーレス化を図る。また事務職員間においても、より新しい情報を共有できるように実践した。
(3) 研究の経過
月 日 会 場 内 容
4月17日 速星中学校 ・部会役員の選出
・研究主題の設定及び研究計画の作成
5月25日 教育文化会館 ・県公立学校事務職員合同研修会
6月 5 日 新庄中学校 ・班別研修
7月27日
~ 神奈川県横浜市 ・全国公立小中学校事務研究大会
7月28日
8月 4 日 八尾コミュニティセンター ・班別研修
・講話「教職員をめぐる最近の諸情勢について」
・組織マネジメントの全体研修
8月25日 教育文化会館 ・第40回県公立学校事務研究発表会
10月12日 ボルファートとやま ・県公立小中学校事務職員全体研修会
1月15日 速星中学校 ・研究のまとめと反省
(4) 研究の概要
① 業務の改善につながるアクションプランを作成したり、学校全体をみとおした予算管理などについて、メーリングリスト上で積極的に意見交換するとともに、実践した。
② 市町村合併後の備品管理や情報管理における問題点や疑問点について、関係機関と連携しながら共通理解を図るとともに、実務運営における諸問題についても話し合った。
③ 一月部会では班ごとの発表を行い、共通理解と情報の共有化を図った。
4 特別行事及び研究物
研究資料の作成
5 反省及び今後の課題
・ 部会が2回だったので各自が持ち帰って課題研究をすることが多かったが、メーリングリストを活用し円滑な部会運営ができた。今後は部会の回数を増やすか、次年度への継続研修も必要と思われる。
・ 市町村合併後、事務処理の仕方がまだ統一されていない部分があるので、今後も関係機関と連携を図っていきたい。
・ 日々の業務遂行のための研究のみならず、事務職員が積極的に学校運営に参画できるようになるための研究を、継続的に行う必要がある。
・ 節約意識
21世紀学校事務情報化宣言
~ はじめてのML はじめよう事務のオンライン処理 ~
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