2020年7月27日
分科会役員で検討した結果、以下の方針により、登壇者の日程調整を開始することになりましたので、お知らせします。
新型コロナウイルス感染症流行が落ち着いて大学関連の活動も正常近くに戻ると 思われる今年の10月頃に 第1回公開検討会を実施したい。 ただし、状況によっては、開催時期を再考する。開催場所については、当初予定していた日大駿河台キャンパスで開催するのが理想的であるが、日大駿河台キャンパスを会場にすることがどうしても難しい場合には、第1回公開検討会だけはあまり延ばしたくないことから、第1回検討会に限って、別の会場を探すことを検討する。
2020年2月29日追記
大変残念ながら、 諸般の事情により、以下の第1回公開検討会の開催を延期します。新たに開催日等が決まりましたら、本ウェブサイトで公開します。なお、新たな開催日等についてメールでのご連絡をご希望される方は、以下のサイトから開催通知受領申込をお願いします。
2020年7月27日 開催に向けた今後の方針を公開しました。
2020年3月19日 総合討論コメンテータの発言の概要(増田)を追加しました。
2020年3月17日 総合討論コメンテータの発言の概要(大棒)を追加しました。また、2件(廣瀬、市川)の概要を改訂版に差し替えました。
2020年3月16日 3件の講演および2名の総合討論コメンテータの発言の概要を公開しました。
開催日時:2020年3月16日 14時~17時
主催:国際津波防災学会津波防災対策検討分科会
開催場所:日本大学理工駿河台校舎タワースコラ6階S620会議室
https://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai/
参加費:無料
参加申込:事前申込は不要ですが、資料の準備のため、可能であれば、以下のサイトからお申し込みください。
東日本大震災復興事業計画の実施に際し、性急に巨大防潮堤建設を進めることを巡り、大きな混乱が生じた。この混乱が生じた主な原因は、被災地の市町村自治体には復興事業要望書を短期間にとりまとめることが求められていたのに対し、被災した地区住民には今回のような想定を超えた災害への対策として何が良いのか、巨大な防潮堤が最も確実な防災対策と分かりながらも想像以上の高さの防潮堤が通常の生活環境にどのような影響を与え、次の巨大津波にどのような防災効果があるのか、が分からない中で決断を迫られたことであったと考えられる。
今回の混乱を教訓とすると、各地域において今後の津波防災対策計画を立案する際には、各地域住民が、常日頃から、防潮堤や津波避難訓練などに限定することなく、その実情に合わせて、自立的に、異なる利害関係者間の考えの違いを話し合いで克服して、短期的・長期的な津波防災対策を十分に評価できるようになっている必要があると考えられる。しかし、津波の予測結果の理解や各種防災対策手法の評価には専門的知識が必要であり、地域住民が津波防災対策計画を立案する際の参考となるガイドライン(指針)があることが強く望まれる。このようなガイドラインを、産学官、市民団体、その他の多様な関係者が分野横断的に協働して策定することを目指して、2019年10月に津波防災対策検討分科会が国際津波防災学会に設立された。
津波防災対策検討分科会は、今後、国際津波防災学会内外の関係者と意見・情報交換を進め、2024年の「地域住民による津波防災対策計画立案のためのガイドライン」の公表に向けて、その内容等の検討を進める予定である。本分科会が作成するガイドラインの内容等に関する意見を広く求めることを目的として本公開検討会を開催する。
13;40 開場
14:00 開会挨拶・趣旨説明
市川 洋(津波防災対策検討分科会 幹事)
14:05 講演1 津波防災対策計画作成ガイドラインの必要性について (概要改訂版、PDF)
市川洋(元 海洋研究開発機構 上席研究員)
14:25 講演2 津波防災対策の体系化について(概要、PDF)
浜田英外(防波システム研究所 代表)
14:45 講演3 題目:防災行政と地域住民(概要、PDF)
宮本卓次郎(日本大学 理工学部 海洋建築工学科 客員教授)
15:05 休憩
15:20 総合討論
司会:市川洋・浜田英外
コメンテータ:
港湾津波防災工学研究者の立場から:
津波防災対策の定量的評価について(概要、PDF)
増田光一(日本大学 理工学部海洋建築工学科 特任教授)
被災地区住民の立場から:
東日本大震災の津波検証から津波防災対策計画作成への提起
― 「津波防災の町」宣言の岩手県宮古市田老 ―(概要、PDF)
大棒秀一(NPO法人津波太郎 理事長)
市町村役場防災担当職員の立場から:
「防災=福祉」による避難行動要支援者の個別避難訓練(概要、PDF)
宮川智明(黒潮町 情報防災課 課長補佐兼係長)
ランドスケープ・デザイナーの立場から:
生態系を基盤とした防災・減災の実現に向けた総合科学的課題(概要改訂版、PDF)
廣瀬俊介 (風土形成事務所 主宰・東京大学空間情報科学研究センター 協力研究員)
16:45 閉会挨拶
浜田英外(津波防災対策検討分科会 幹事)
16:50 解散
17:30 懇親会(場所:神田駿河台 中華料理店、参加費:3000円)