「つながるこえ」は、地域の孤立を防ぎ、安心してつながりを感じられる“居場所”を育てる活動です。

2025年6月に第1回を開催し、ひとり親家庭の親子や高齢者の方など、1組のご家族に参加していただきました。

まだ小さな活動ですが、地域の行政や施設、機関の皆さまのご協力もいただきながら、
少しずつつながりの輪が広がっています。

一度参加してくださった方からは、
「これからもずっと参加したい」とのお声をいただき、今では一緒にこの会をつくってくださっています。

私たちは、あたたかいつながりのある場所を大切に育てています。
月に1回、同じ立場の人たちが集い、多世代で交流や遊びを楽しみ、
そして、我が子が幸せそうに笑うそんな場所です。

ひとり親家庭のお母さん・お父さん、こんなこと、ありませんか？

子どもが泣き止まず、ついイライラしてしまう。
「こんな母親でいいのか」と自分を責めてしまう。

保育園や学校の行事に一人で参加。
家族連れを見るたび、孤独を感じる。

夜、子どもが寝た後、ホッとするけれど、誰にも話せない寂しさと不安に押しつぶされそうになる。

SNSでは幸せそうな家族がたくさん…。
自分だけが取り残されている気がしてしまう。

将来のこと、子どものこと、考え出すと止まらない不安。

「誰に聞けばいいの？」
制度や情報が分かりにくくて、相談先が見つからない。

そんな気持ちを、ひとりで抱え込んでいませんか？

自分を責めたり、耐えようと頑張りすぎていませんか？ 

ここは、ひとりで抱え込まず、安心して話せる場所です。

あなたの気持ちに、心から「分かるよ」「私もそうだよ」ひとりじゃないよと心から思える場所です。

同じ経験をした人の工夫や生き方を知ることができたり、情報や知識を分かち合えることもあるかもしれません。

あなたが話したことが、誰かを勇気づけることもあります。

同じ立場の人同士、色々な年代や立場の人と話したり、交流したり、遊んだりしながら、

自分を責める罪悪感 が「このままでだいじょうぶ」と思える自己肯定感に変わるかもしれません。

自分だけが孤独だと思っていたけど「話したり」「交流」を通じて感じる安心感に変わるかもしれません。

将来の不安が、安心して子育てできる生活 支援制度や情報を知ることで、選択肢が広がるかもしれません。

「一緒に」話したり、気持ちを整理でき、次の一歩が見え、必要なことにつながることもあるかもしれません。

子どもと一緒に安心して参加できる、親子でまた参加したいが高まり、居場所がひとつ増えるかもしれません。

参加者の声を中心にした 自分の声が反映される活動が展開されたり、

同じ経験をした人の工夫を知り、前向きなヒントが得られるかもしれません。

心を通わせ、自分の気持ちを整理できる時間ができ、趣味や人とのつながりが増えるかもしれません。

「つながる こえ」で大切にしていること

★ひとりひとりが「安心できる場所」と「話せる誰か」に出会えることを大切にしています。

★日々の暮らしのなかで、
ちょっとした不安やモヤモヤを抱えながらがんばっている方に、よりそえる場を目指しています。

～心のしんどさが、やわらぐように～

・ひとりで抱え込まずにすむように
・誰かと話して、気持ちが少し軽くなるように
・「このままの自分でもいいんだ」と思えるように

～くらしの困りごとに、向き合えるように～

・同じような経験をした人と話ができる
・知っておくと安心な情報を伝えあえる
・地域の支えになる人やサービスとつながれる
・参加費等お金の心配なく、気軽に参加できる

～子どもとの毎日の中で、感じることに寄り添って ～

・子どもと一緒に安心して参加できる場
・子どもの気持ちに気づけるきっかけ
・他の親の声を聞いてホッとする時間
・「自分だけじゃない」と思える出会い

～人とのつながりが、見つかるように～

・偏見や孤立をなくす小さな発信
・気持ちに共感してくれる人がいる
・ここに来るとホッとする、そんな居場所
・信頼できる関係が、少しずつ育つ場所

～理想に向かう一歩を、応援したい～

・「こんなふうになったらいいな」と話せる
・自分の思いを言葉にしてみる場
・同じように前を向こうとしている人と出会える
・小さな希望を、現実の一歩につなげていく

 「つながる こえ」で出会える、少し先の自分

◇子どもに強く当たってしまい、夜中に自己嫌悪。
「今日はちょっと疲れてたね」と、自分を責めずに眠れる夜がくるかもしれない。

◇支援制度がよくわからず、誰にも聞けない。
「あの人が教えてくれた制度、使ってみよう」と、行動できる自分になっているかもしれない。

◇SNSで幸せそうな家庭を見て落ち込む。
「私たちのペースでいいんだ」と、心が少し軽くなる日がくるかもしれない。

◇孤独で誰にも話せない。
「また来月、あの場所で会える」と思える、安心感が育っていくかもしれない。

ここに参加して出会えるのは、これでいいのかと思っている自分でも大丈夫と思える時間です。そして、「こうなりたい」と思える未来に、少しだけ背中を押してくれるような出会いやつながりです。

 活動の特徴と大切にしていること

「つながる こえ」では、一方的に支えるのではなく、ともに考え、ともに感じ、そしてともに歩むことを大切にしています。

以下のような考え方を、日々の活動の中で大切にしています。

■ 社会福祉士の倫理綱領に基づいた実践

一人ひとりの尊厳を大切にしながら、専門性とあたたかさを両立した支援を行います。

■ 草の根からの活動

現場の声に耳を傾け、市民の目線で、「今、ここ」で起きていることから始めています。

■ 参加者が主役

「してあげる」「してもらう」ではなく、関わる人すべてが「ともに育ち合う関係性」を大切にしています。

■ 痛みに共感すること

ただ制度や知識を提供するのではなく、心の痛みやつらさによりそえる関係を目指しています。

■ ストレングス（強み）視点

できていないことではなく、すでにある力や工夫に目を向けて、それを一緒に育てていきます。

■ 「我ごと」としての姿勢

誰かの問題ではなく、自分自身の生き方や暮らしにもつながることとして関わります。

そして、ここに来る人たちが「話せてよかった」「また来よう」と思えるような、あたたかくて、安心できる場づくりを、これからも大切にしていきたいと考えています。

65歳以上の方へ

最近こんなこと、ありませんか？

・誰かとゆっくりおしゃべりしたい

・毎日がちょっと退屈に感じる

・家にいる時間が長くて、外に出るきっかけがない

「つながるこえ」は、そんな日常の中に、ほんの少しの変化や楽しみを見つけられるような場所です。

特別な準備や難しいことはいりません。

リラックスして、ちょっとお話したり、子どもたちの笑顔にふれたり…。

時には得意なことを一緒に体験してみたり。

地域の方や施設のスタッフさんから紹介されて来られる方もいます。

「行ってみようかな」と思ったらどうぞ、気軽に遊びに来てくださいね。

年齢・立場を問わず「つながりたい」と感じているあなたへ

誰にも言えない気持ちが、胸の中にありませんか？
なんだかずっとモヤモヤする。
でも、うまく言葉にできない。
誰かと話したいけど、どうしたらいいのかわからない…。

「つながるこえ」は、そんなあなたの“気持ち”によりそう場所です。
ただ誰かと少し話すだけでも、心がほっとすることがあります。
年齢や立場は問いません。
あなたのままで、参加できます。

「行ってみたい」と思ったその気持ち、
大切にしてみませんか？
ここで出会えるのは、「同じように感じていた誰か」かもしれません。
その出会いが、あなたの心にきっかけををともすこともあります。

地域で支援に関わるみなさまへ

こんなお困りごと、感じたことはありませんか？
・孤立している方の支援、どうしたらいいのかわからない
・現場の「リアルな声」を知る場がほしい
・信頼できる市民活動とつながりたいけど、きっかけがない

「つながるこえ」は、ひとり親家庭や高齢者をはじめ、さまざまな立場の方が、自分らしく過ごせる「居場所」です。
専門職が一方的に支えるのではなく、参加者同士が自然とつながり合うあたたかな空間です。

活動を通して、参加者の声や想いにふれたり、連携のヒントが見つかったりすることもあります。
地域の課題に対して「現場から学ぶ」視点や、「ともに考える」関係性が育まれています。

「どんな場なんだろう？」と思ったら、まずは一度、見学やご参加にいらしてください。
チラシの設置や、対象の方へのご紹介も、もちろん歓迎です。

地域でつながる力が、誰かの一歩を後押しするかもしれません。
ぜひ一緒に、この場を育てていけたら嬉しいです。