つながりの経済への誘い


学校でも、職場でも、遊びの場ですら、私たちは、誰かと「競争」し、

「結果」を出すことを求められてきた。でも、誰のため、何のために?そう疑ったことはないですか? 

あなたの将来のため、と言われても、今ひとつ納得できない。がんばっても不安が消えない、

楽しくない。そう感 じる人は多いのではないでしょうか。

 それは私たちの人生が、競争を通して資本家のために「利益」を生み出し、

「経済成長」を続けることを第一目的とする政治・経済に支配されて きたからでしょう。

目的達成に貢献しないと「能力が低い」と切り捨てられ、

貢献すれば「もっとがんばれ」と追い立てられる―

 今こそ私たちは、その支配から逃れましょう。一人ひとりが、自由な意思で学び、働き、

生きられる社会を、協力して築きましょう。多様な人間 が、互いを認め合い、つながり、

助け合って、豊かな世界を創るのです。

その世界を支えるのは、従来の資本主義経済ではなく、

人の暮らしと環境 を第一に考える「もうひとつの経済」=つながりの経済、です。

 

つながりの経済ダイアローグ

本ポータルのメンバーが聞き手となり、社会的連帯経済の分野の実践家・研究者をお迎えするシリーズ。


つながりの経済ダイアローグ第6回を開催します。



NEW 2023年10月10日(火)18時~20時 ZOOMオンライン開催


テーマ

「コロナ禍を機に深刻化する貧困~NPO・市民事業が果たす役割と現政策の課題」


認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいは、22年前から生活困窮者の生活相談・入居支援・交流事業などを行っています。


その一つである新宿の都庁下での食料品配布「新宿ごはんぷらす」は、パルシステム生協などの他団体と共に毎週土曜日に実施していますが、コロナ禍以降、利用者が増え続け、現在では、毎週約700名となっています。


理事長の大西連さん(36歳)から、貧困の実態と支援の現状をお聞きし、公的支援策の課題についても検証する機会とします。


参加費無料・事前申込不要


ZOOMでの開催となります。以下の青いZOOMアイコンから入室ください。

Link

第1回では、キックオフイベントとして、つながりの経済、社会的連帯経済に関連して、つながりの経済運営メンバーそれぞれの専門分野、特異なフィールドについて、リレー方式で語りました。

6月はフェアトレード月間ということで、フェアトレードについて、伊豆フェアトレードタウンの会の長坂代表理事、静岡文化芸術大学の武田准教授とそのゼミ生にお話をしていただきました。フェアトレードの基本から丁寧にお話しいただいたと同時に、その実践についてお話を聞けました。

日本労働者協同組合の1事業所である企業組合労協センター事業団芝山地域福祉事業所あぐり~んの多田司所長にご登壇いただきました。芝山あぐり~んでは、廃食油を千葉県各地の飲食店等から回収して、工場で精製し、バイオ燃料を作り販売しているとのお話をお聞きしました。また、その燃料精製の過程や経営面、事業所運営の取り組みについて多田所長にお聞きしました。  

クリックして動画へ

「お金」ではなく「時間」を単位に、助け合い学び合う仕組みである「時間銀行」。そのスペインにおける実践を紹介すると共に、日本で活動しているユニークな時間銀行2つの実践者 ~ 静岡県立大学「たよりジョーズたよられジョーズ」と、長野県上田市の「のきした時間銀行『ひらく』のメンバー ~ に話を伺いました。 


「労働者協同組合の小売り事業」について、 特定非営利活動法人ワーカーズコープ那須事業所の堀部さんに、現地の様子を中継で見せていただきながらの説明でした。他法人からの委託により運営している那須まちづくり広場ですが、高齢者や障がい者に関わる事業と複合的に運営をし、拡大をし続けていることが印象的でした。

クリックして動画へ

世界でもユニークな労働者組織による金融包摂の取り組みを行う労働金庫についてお話を伺いました。労働者自身による自主福祉金融機関として70年程前に生まれ、クレサラ問題や多重債務、奨学金問題、他の金融機関に先駆けたNPOに対する融資の取り組みなど、時代時代の勤労者の暮らしを支えてきた共助組織である労働金庫について学び、社会的連帯経済の未来という視点から一般社団法人全国労働金庫協会政策調査部の山口部長と参加者の方々で語り合いました。

クリックして動画へ

2022年11月6日からの7日間静岡県立大学の学生5名がスペインのマドリード、サラゴサ、ジローナ、バルセロナを回り、労働者協同組合や時間銀行など、社会的連帯経済の活動に取り組む人々と出会い、学んだことについて、帰国した学生たちが報告会をしました。

クリックして動画へ

NEW「コロナ禍を機に深刻化する貧困~NPO・市民事業が果たす役割と現政策の課題」認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいは、22年前から生活困窮者の生活相談・入居支援・交流事業などを行っています。その一つである新宿の都庁下での食料品配布「新宿ごはんぷらす」は、パルシステム生協などの他団体と共に毎週土曜日に実施していますが、コロナ禍以降、利用者が増え続け、現在では、毎週約700名となっています。理事長の大西連さん(36歳)から、貧困の実態と支援の現状をお聞きし、公的支援策の課題についても検証する機会とします。

 

ニュースとカレンダー

4/21(金) imidas連載「社会的連帯経済」への誘い 18「北摂ワーカーズ」 リリース!

同サイト運営メンバー・工藤律子のimidas連載コラムより。

自分たちの働き方、生き方をつくる生きづらこさを抱える若者が多い今の日社会の中で、バリバリ起業家になるのではなくても、自分らしい働き方、生き方はできるんじゃないか? そんな思いを持つ若者たちの協同の挑戦です。

6/12(月) imidas連載「社会的連帯経済」への誘い 19 「労働金庫」 リリース                                  

同サイト運営メンバー・工藤律子のimidas連載コラムより。 

非営利で全国展開する金融組織というのは、どのように成り立っているのか? 「ろうきん」の全体像に迫ります。

8/10(木)imidas連載「社会的連帯経済」への誘い20 地域協同組合「無茶々園」 リリース!


同サイト運営メンバー・工藤律子のimidas連載コラムより。


形式の異なる地域の事業組織をまとめた「地域協同組合」として、多様な人々を受け入れながら成長してきた「無茶々園」の中にある「社会的連帯経済」を探ります。



9/29(金)imidas連載「社会的連帯経済」への誘い 21 「もうひとつの世界」の当事者になるリリース!

同サイト運営メンバー・工藤律子のimidas連載コラムより。


20回の連載の取材を終えて改めて思うのは、この「希望が見えない」社会を変えて「希望を胸に未来を生きる」ためには、社会的連帯経済を広めることが不可欠だということだ。

2024年 1/29(月)imidas オピニオン「次世代の経済」を築くための欧州の挑戦     

同サイト運営メンバー・工藤律子のimidas 記事より。


2023年11月中旬にスペイン・バスク州サン・セバスティアンで開催された「欧州社会的経済会議」を取材して見えてきた、欧州による未来の経済を築く試みと、その課題を伝える。

お問い合わせ

プロジェクトについて、詳しくは [メールアドレス] までお問い合わせください。