いつもご来店ありがとうございます。オーナーの加納大寛(カノウモトノリ)です。
皆様はどんなパンが好きですか?小麦の香りがするハード系?ジャムやバターたっぷりのトースト?
僕はパンを食べている皆様を想像するのが好きです。いきなり変な奴ですみません。
このパンを誰と食べるのだろう、食パンは家族で朝ごはんとしてかな、子供が食べてくれるのかな、焼きたてかぶりついているのかな、などなど。
そして僕の頭に共通していることがあって、そこには笑顔が溢れていてほしいです。
僕は25歳から名古屋市中区の大須ベーカリーでパン職人として、修行を開始しました。
思えばその頃から「おいしいパンを作れるようになって、人に笑顔になってもらいたい」と本気で思って修行に励んでいました。
大須ベーカリーでの修行の後にご縁を頂き、東京のフレンチの名店AU GAMIN DE TOKIO(オー ギャマン ド トキオ)が運営するパンとケーキのお店でシェフブーランジェとして働きました。
そこで最初に自身で開発したクロワッサンを店頭に並べ、イートインで5歳くらいの小さいお子様が店内に響き渡る声で「おいしい、おいしい!」と言っていました。
ボロボロとお皿にクロワッサンこぼしながら。
泣きました。
こっちは30歳そこそこのいい大人がボロボロと涙をうれしくて。
自分がやりたいことってこれなんだなと思った瞬間でした。あの光景は一生忘れません。
そんなこんなで2021年4月より、地元である名古屋市熱田区でつむぎこむぎというパン屋を営業しております。
僕はパンで世界を変える。なーんて大それたことは考えておりません。
つむぎこむぎにご来店くださった方々を笑顔にしたい。
地元である名古屋市熱田区の方々を笑顔にしたい。
みんなの笑顔の「おいしいね」が聞きたい。
そうすればきっと熱田区はもっと素敵な街になると思ってます。
食材へのこだわり?もちろんあります。
製法へのこだわり?もちろんあります。
ですが一番伝えたいことは笑顔になってもらいたいということです。
子供が安心して成長できる街、住みやすい街。
パン屋でそれを伝えれるように日々頑張っております。
僕自身、今までいろんな出来事がありました。
今まで出会った人、別れた人、たくさんの関わり合いの中で生きてきました。
ちょっとカッコつけると託された想いや、勝手に受け継いでる気持ち。
それも含めて今後皆様にパンを通して、知ってもらえればうれしいなと思います。
それが「つむぎこむぎ」
小麦で想いを紡ぎ、笑顔を紡ぐという意味の店名です。
奥さんが考えました、最高の店名でしょ。
皆様
たくさんパン食べて笑顔になりましょ!!
まだまだ知ってほしい想いありますので、またお話させていただきます。