2026年3月16日(月)、第44回専門学校映像フェスティバルにて「高校生対象:90秒映像コンテスト」を実施しました。
「想像を、映像に変えて」と「日常に潜む恐怖(笑)」というテーマのもと、全国の高校生から映像作品を募集。CGやアニメーション、実写など、多彩な表現を用いた作品が集まりました。映画館での上映では、創意工夫が詰まった作品の数々がスクリーンに映し出され、観客の皆さんにも楽しんでいただけたことと思います。
審査の結果、グランプリ1作品、準グランプリ1作品、審査員特別賞3作品、入賞5作品が選ばれました。ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。
第44回映像フェスティバル上映作品
神奈川県立新城高等学校 永井 あや
選択テーマ:「想像を、映像に変えて」
参加校の先生からの作品コメント
細部まで作り込まれたお部屋の描写に、並々ならぬこだわりを感じました。効果音をはじめとする「音」の演出が映像の魅力をいっそう引き立てており、まさにタイトルの通り「暖かい家」という空気感を肌で感じることができました。ラストに響くオカリナの音色も、作品の温かな余韻を残していて非常に良かったです。 。
効果音やBGMの使い方、すごく良いと思います。人形や小屋を作っているのもすごいと思いました。細部までこだわりを感じました。火や料理の音等、すごく細かくついていて素晴らしいと思います。ものすごく良かったです。今後も映像制作頑張ってください。
短編ストップモーションアニメとして素晴らしい完成度だと感じました。環境音だけでの音演出も効果的です。最後の暗いシーンは、もう少し明度を上げて見やすくすると良いのではと思いました。
画だけでなく、環境音も収録するなどとことん細部までこだわって制作していることが分かる作品です。素晴らしい!!
とても緻密な作品で、それでいてキャラクターが可愛らしく、見る人の心も温かくしてくれました。素晴らしい作品です。
これを一人で創作したことに尊敬の念を隠しえません。創作物すべてもそうですが、明かり、サウンド、撮影方法、演出のすべてが一気通貫のコンセプトになっていて、本当にクオリティの高い作品でした。欲を言いますと、登場キャラクターの性格付けをもう少し出すと、また作品のレベルがあがると思います頑張って下さい!
東京都立新宿山吹高等学校 砂原 桜香
選択テーマ:「想像を、映像に変えて」
参加校の先生からの作品コメント
90秒の中で無駄なカットが一切ない見事なファンタジー作品でした。新聞を読んでいるおじさんがはじめに出てくるシーンで鼻をぐすぐすするところや、主人公の少女が描いているときの目の細かな動きなど、ちょっとした工夫が効果的に散りばめられていて素晴らしかったです。
アニメーションの頑張りが見てとれました。音楽も海のシーンと電車内のシーン。しっかり分かれていて。とても良いと思います。全体を通して素敵な作品でした。今後も映像制作頑張ってください。
メルヘンなよいストーリーでしたし、実写でなくアニメーション表現だからこその作品だと感じました。効果音の整音にも気配りをしていただけるともっと完成度が上がると思います。
作り手の優しさが溢れている作品ですね。テーマに対してこの企画を考え、映像作品にした事が何よりも素晴らしい。
高校生で、この尺のアニメーションを作り上げたことに感動です。それでいて、しっかり起承転結があるところも素晴らしい。ぜひこれからも創作を続けて欲しいです。
イメージしたものをイラストで表現するのは難しいです。それを今回は映像としてしっかり完成されていて大変良かったです。これからの作品も応援しています。
日本航空高等学校 名富 之翔
選択テーマ:「日常に潜む恐怖(笑)」
参加校の先生からの作品コメント
CGがすごいクオリティで驚きました。とてもいいと思います。ここからBGMだけでなく渋谷の街中のノイズや転んだところに何か効果音的なものがあってもいいのかもな。と思いましたが、全体を通して素敵な作品でした。今後も映像制作頑張ってください。
渋谷の街並みや駅前の完成度の高さに驚きました。また、音楽の使い方も非常に上手です。
単純に高校生でCG制作がここまでできるのかという驚きがありました。
背景も含めCG表現が見事でした。つまづいた後、物理法則を無視した動きで間一髪セーフになるのかと思いきや落としてしまうという一連のシーンは、テンポアップした音楽に合わせてメインキャラクターの動きも速くなるなど抑揚があるとさらによい作品になると思いました。
東京都立田園調布高等学校 渡邊 真帆
選択テーマ:「想像を、映像に変えて」
参加校の先生からの作品コメント
全体を通して素敵な作品でした。見ていて飽きない面白い作品でした。音に関してはシーンが変わるごとに環境音がバツバツ切れてしまっていて環境音が気になりました。プロ仕様の機材ですが、もう少し環境音を少なくするためにEQをかけたりノイズを除去するRx等を使うと良くなると思います。全体を通して素敵な作品でした。今後も映像制作頑張ってください。
たまたま河川敷にあったライオンの遊具を「宇宙人の擬態」にする発想、とても面白く感じました。現代地球人への皮肉が含まれているセリフや、ナレーションのシンプルな素朴さも好感度高めです。字幕が縦書き対応にできていないことも、宇宙人感の演出に感じられました。
ライオンの独り言にメッセージ性があり、非常に面白い!宇宙人らしさを出すための工夫もあり見ていて飽きない作品です!!
アイデアとして、面白かったです。もし出演者がいなくて撮影ができないと嘆く人がいれば、こういう作品を参考にしてほしい。
宇宙人がライオンの遊具に擬態しているというのはとても面白い着眼点でした。不自然に感じたのは、この宇宙人が自分の話をわざわざ日本語に翻訳して一体誰と更新(交信の間違いでしょうか?)しているのか、という部分の矛盾です。普通なら自分と同じ星の宇宙人と交信しているはずですよね。その整合性を取るために他の登場人物を加えたりシチュエーションを変えたりすると、もっと面白い作品に変化する可能性を感じました。
獨協埼玉高等学校 髙田 悠悟
選択テーマ:「日常に潜む恐怖(笑)」
参加校の先生からの作品コメント
ホラー作品で面白い作品だと思いました。ただ、メリーさんの声をもう少しレベルを上げると聞きやすいかな。と思います。全体を通して良い作品だと思います。今後も作品制作頑張ってください。
テンポ感ある展開はよく練られていると感じました。最後のオチの部分に丁寧な溜めがあれば、テーマの「(笑)」まできちんと表現出来たのではと思います。
恐怖感を演出するカメラのアングルやサイズなど非常に工夫して撮影していると感じました。BGMなどの音をもう少し足していくとより一層良い作品になったと思います。
カメラワークがとても良かったです。股の間からスマホが覗くカットが特に好きです。これはやや高望みかもしれませんが、声が聞き取りづらく、メリーさんの言ってることが入ってこないままオチにいってしまった感じで、ややもったいなかったです
この作品の一番大事な前提条件である「メリーは背後を狙う」ということをもっと最初からアピールすれば、最後のオチまでわかりやすくテンポ感も出せたのではと思います。
宮城県宮城野高等学校 石井 真実
選択テーマ:「想像を、映像に変えて」
参加校の先生からの作品コメント
CGの作品を作ってみた事。とても良いと思います。素敵な作品でした。音の幅が少ないかな。とも思ったので効果音を使うとしても同じような音ばかりを使ってしまうとマンネリ感が出てしまいます。音質を変える等、少し工夫すると良いと思いますが全体を通して素敵な作品でした。今後も映像制作頑張ってください。
CGの中で2D的表現と3D表現を上手に組み合わせた作品でしたが、デジタル感よりもあたたかさを全体に感じる表現に驚きました。ナレーションのエフェクトにも工夫があり、トータルでとてもよく出来た秀逸な作品でした。
「小さい頃の夢のケーキ屋さん」&「うさぎ」が可愛くないわけがない!夢のあるとっても優しい作品に仕上がっています。
こちらも高校生でCG制作がここまでできるのかという驚きです。ライティングをもっとこだわるとさらによい作品になるはずです!
CGがとてもよく出来ていて驚きました。細かいところですが、主人公のうさぎが2Dと3Dでかなり印象が変わってしまっています。身体の色が2Dでは明るいクリーム色ですが、3Dになって床に落ちたところから発見された時、まわりの照明の影響でもっと色が濃くなってしまい、一瞬これが同じキャラなのか「?」と思わせてしまう可能性が高いので、こういう場合はまず登場シーンは出来るだけ色の印象を変えない(この場合は明度を下げない)とよりわかりやすくなります。もう一つ、ナレーションはもう少し整音しつつ、話し方もはっきりゆっくり発音すると、もっといい作品になると思いました。
共立女子高等学校
三谷 悠乃 影山 結愛 田中 琴祢 木内 珠実 川井 心遥 川手 虹心 鎌田 紗穂
選択テーマ:「日常に潜む恐怖(笑)」
参加校の先生からの作品コメント
38秒からのBGMの入りすごく良いと思います。BGMが切れるタイミング「すみません」のセリフ前で切る。というアイデアもとても良いと思います。学校のシーンはノイズと校舎内の響きが大きいかな。と少し思いました。プロ仕様のソフトになってしまいますがEQをかけてノイズを少なくしたり、Rxを使用してノイズをカットしたりするともっと良くなると思います。最後の落ちが最高でした。今後も映像制作、頑張ってください。
1回見て違和感なくストーリー展開が理解できる作品でした。欲を言えばずっとテンポ感が一緒なので、怪しい人物は声をかけるところや生徒のリアクションに抑揚を付けることで「(笑)」の部分をもっと効果的に表現できたのではと思いました。
一度は経験したことのある「夜道あるある」を分かりやすく表現していると思います。BGMを工夫しているところもとても良いですね!
もっと怖がらせてからの、安心させると落差があって良いと思います。オチにもう一捻りもあると良かったです。
割と誰もが考えそうなストーリーなので、ここからさらなるアイデアの捻りが欲しかったですね。もしもこのままのストーリー展開だったら、役者さんたちの演技をもっと追求したほうが良かったと思います。
浜松学芸高等学校 田内 芙蓉子
選択テーマ:「想像を、映像に変えて」
参加校の先生からの作品コメント
抽象的な描写が多くて面白い作品だと思います。音に関してはほとんどBGMとナレーションがメインだったと思いますが、ここに効果音を入れるとより良くなるかな。と思います。音が無い無音のシーンもあったのですが、無音の部分を際立たせたいのであればそれ以外のシーンはもっと豪華に音を付けた方が際立つと思います。全体を通して素敵な作品でした。今後も映像制作頑張ってください。
テーマ「想像を、映像に変えて」を一歩引いた視点から捉えた表現に思わずハッとしました。今回の映像フェスティバルのCMのような作品だと感じました。お住まいのあたりであろう地域独特の景色が情感豊かな表現に色を添えていたと思います。
ナレーションを入れたことで非常に分かりやすい映像になったと思います。想像が映像へ変わる入り口に着目した点はとても素晴らしい!
せっかくの目のアップでピンボケは良くないので、勇気を持って撮り直しましょう!
内省的でオリジナリティのある作品だと感じたのは、コンセプトがしっかりしているからだと感じました。頭の中の様々なカラーイメージが何カットも出てくる部分だけにビネット効果を付けたり、そのイメージたちがテンポアップして逆順に短くプレイバックされるシーンは少し彩度を落としたり思い切ってモノクロにしたりすると、映像全体のテンポ感や意味の上での段落のようなものがわかりやすくなって、さらによいかもしれません。
東京都立工芸高等学校 金澤 誠人
選択テーマ:「日常に潜む恐怖(笑)」
参加校の先生からの作品コメント
Gは確かに日常に潜む恐怖だな。と思って少し笑ってしまいました。面白い作品だと思います。恐らく、冒頭のトレーニングしているシーンは日常を表しているのかな?と思うのですがBGMの効果で既に恐怖感が出ていていると思います。このBGMをもっとポップにして、明るいBGMにすると日常からの恐怖。というコントラストが出て良くなると思います。全体を通して素敵な作品になっているので、今後も映像制作頑張ってください。
一つの部屋だけを使ってひとり制作ですがとてもよく表現されておられました。最後にGが「Hi!」と挨拶するところはもう一捻りあればもっと(笑)が取れたかも。
一人で作ったとのこと、非常に感心しました。何か作りたいという想いだけでなく、一人でも形にする事が出来たのは素晴らしいと思います!
直接的に描写せず、イラストにしたところは良かったです。途中の音だけで表現してるほうが、「見たくない感」があったので、いっそイラストもない方が怖さの演出はできたかもしれません。
冒頭の筋トレシーンが20秒以上あるのですが、90秒のこのストーリーの本編とは関係が無いので、こうしたシーンはカットし、もっと話を展開するために使うのがいいと思います。
東北生活文化大学高等学校 鹿又 藍
選択テーマ:「想像を、映像に変えて」
参加校の先生からの作品コメント
映像の表現が面白かったです。音に関しては音楽がメインだと思うのですが、もう少し効果音も使うと映像作品に緩急がついていいなと思いました。ビームの所や環境音も少しいれると面白いと思います。全体を通して素敵な作品でした。今後も映像制作頑張ってください。
CGデザインのクオリティが素晴らしかったです。一方で、映像作品としてのストーリーのわかりやすさや、BGMの使い方にはまだ改善の余地と伸びしろがあると感じました。
「親のありがたみ」「親心」などはなかなか90秒では伝わり辛いものです。まずは子供とその親だという事を最初に分かりやすく見せると変わってくるのかもしれません。
作ったキャラクター達をカッコよくレンダリングしたカットを並べている印象なので、物語性はあまり感じませんでした。
「映像作品」という視点においては90秒を通しての物語が一見して理解できないことが、CGが見事なだけに残念でした。これがCG作品のポートフォリオの一部であればまったく遜色ない仕上がりだと思います。音楽の選び方・付け方ももっと工夫を重ねてください。
以上、第44回専門学校映像フェスティバル「高校生対象:90秒映像コンテスト」劇場上映作品でした。たくさんのご応募、そして素晴らしい作品をありがとうございました!
「想像を、映像に変えて」
皆さんの頭の中にあった無限のアイデアが、90秒の映像として形になり、私たちの心を大きく動かしてくれました。映像が持つ、力と可能性を、皆さんの作品から強く感じています。次回も、さらに多くの高校生の皆さんの挑戦をお待ちしています。
来年もまた、皆さんの豊かな想像が映像へと変わる瞬間に立ち会えることを、心から楽しみにしています。