東横NEWS社説

2022/07/08

安倍元首相の死は民主主義の死 断じて許されない蛮行だ

 東横新聞・東横NEWSは安倍晋三元首相に対し心から哀悼の意を表する。

 安倍晋三元首相が銃撃され、死去した。これは絶対に許されてはいけない。民主主義の根幹たる選挙の期間中に武力で言論を弾圧する、これはまさに民主主義の死ではないだろうか。また、今回の事件で言論を武力で弾圧すること、剣はペンよりも強いことが証明されてしまったのではないだろうか。

 1936年2月26日、2・26事件の日である。この日に第20代内閣総理大臣を務めた高橋是清(当時は大蔵大臣)が暗殺された。これ以来、首相経験者の暗殺は暗殺は起こっていない。「21世紀にこんなことが起こるとは」と驚いた人も多いだろう。それほど日本は「美しい国」だったのではないだろうか。

 ただ、これらのテロ行為に屈せず、抗っていかなければならない。そのためにも選挙を予定通り実施すべきであり、「安倍氏の災難は自民に有利に作用する」主張など言語道断だ。