東横NEWS

2022/03/11

東日本大震災から11年、あの光景をもう一度心に刻め

 東日本大震災から今日で11年が経ちました。この記事では、あのときを振り返ります。

 3月9日、11時45分ごろに東北地方太平洋沖地震の前震だと言われている三陸沖を震源とするM7.3の地震が発生しました。この地震により津波注意報が発表され、大船渡市で55cmの津波を実際に観測しています。幸いなことに大きな被害は出ませんでした。

 3月11日、14時46分ごろのことです。三陸沖を震源とするM9.1の地震が発生しました。そう、これが東北地方太平洋沖地震です。太平洋側を中心に巨大な津波が襲い、1万人以上の人が亡くなりました。これに伴い原子力発電所の事故も発生し、とても大きな被害を受けました。

 なぜこの東日本大震災によってたくさんの人が亡くなったのでしょうか。それは、3月9日の前震が影響していると考えられています。

 3月9日の前震により、津波が太平洋沿岸を襲いました。その津波が小さかったことが人々の危機意識を薄れさせました。3月11日、大津波警報が発令されたときも「9日の地震と同じで小さいんでしょ」「大津波警報は大げさ」という声が多かったといわれています。

 絶対に津波を舐めてはいけません。津波の恐ろしさを忘れていたことによってたくさんの死者、行方不明者が出てしまったという一面もあるはずです。なので、東日本大震災は絶対に風化させてはいけません。絶対に忘れてはいけません。ぜひあの光景を今日、もう一度心に刻んでください。地震が起きたら思い出してください。