自己紹介

おさんぽ 室長   田沼(旧姓江良) 尚美

八王子育ち、小比企町在住。

元八王子東小卒、四谷中卒、都立南多摩高校卒、専門学校社会医学技術学院卒。

5人の子どもを育てながら、理学療法士として高齢者のデイサービスでリハビリの仕事を続ける兼業主婦。

小学校(由井第三小)のPTA本部役員活動や、小比企町一丁目町会の理事などを経験し、この地域のことを学習中。

趣味は、食べることビールを飲むこと、散歩、半身浴をしながらマンガや小説を読むこと。

人の話を聞くことが好きで、話を聞く聞くことを仕事にできればいいのに、と思って過ごしています。


図書室について

 私設図書室を始めるきっかけとなったのは、末っ子が小学生の時に行き渋りがあり、一緒に登校する日々が続いたこと。教室に行きたくない娘は、学校を休むか行きたくない教室に行くかの2択しかなくて、学校には行くけど教室以外の居場所があればいいのに、と感じたていました。その時の思いがきっかけで、「第三の居場所」という概念があること、誰にとっても必要であることを知りました。さらに、「まちライブラリー」という活動があることを知り、自分で図書室を開いてみたいという思いが強くなりました。そして、マンガ好きな家族がそれぞれ買い揃えたマンガが家中に溢れていて、これを活用できると思い、見切り発車で始めています。

理学療法士として

 専門学校卒業後、地域リハビリテーションを学びたくて、新潟県にある「国保町立ゆきぐに大和総合病院」(現南魚沼市立ゆきぐに大和病院)に就職しました。八王子も田舎ですが、冬は雪がたくさん積もる新潟県の魚沼地域で、本当の意味で地域の中で生活することや、まだ介護保険が始まる前の在宅介護をサポートしていくリハビリテーションを経験することができました。ここでの4年間で、発症直後の急性期リハビリテーションから、退院して何十年も自宅で元気に過ごす元気な高齢者の方々と関わる経験をしました。そして、地域の活動に参加したり沢山の経験をすることができて、広い視野で理学療法士として働いていく基礎ができたと思います。

 その後東京に戻り、訪問リハやデイケアを中心に高齢者のリハビリテーションを主に行なってきました。そして一人目の妊娠以降、自分の全力を仕事に注ぐことはできないと感じる経験を経て、育休と復帰を5回繰り返しながら、パートタイムのデイサービスでの仕事を続けてきました。介護の世界での理学療法士の役割を模索しながら、介護が必要な方々ができる限り痛みを少なく元気なままご自宅で過ごせるよう、支援をしていきたいと考えています。

 介護の世界で働く中で、退院後にすることがないから、行くところがないから、といった理由でベッドに戻ってしまう方や、高齢になって今まで暮らしてきた家を離れ子どもさんと同居することになったけど家の外に行く場所がない、といった方に多く出会いました。要介護や要支援になる前に、自ら行きたい場所があればいいのにと思っていたので、図書室はその一つになれる可能性がある、と考えています。