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城の最強伝説 権威と強さの象徴は「天守」の高さにあり!
①現存天守(12城)の高さランキング ベスト9
1位
姫路城 31.5m(天守だけの高さ/※天守台の石垣の高さ含まず)
五層6階地下1階、1階の広さ:33.9m×38.2m、慶長12年(1607)完成
世界遺産 / 国宝
松本城
層塔型 五重六階
文禄2~3年(1593~94)完成
国宝
犬山城
三重四階地下2階
天文6年(1537)
国宝 ※現存天守最古(484年前)
3位 22.4m(天守だけの高さ)
松江城
望楼型 五重六階
慶長12年(1607)完成
国宝
彦根城
三重三階 ※大津城から部材移築
慶長9年(1604)
国宝
5位 18.1m
高知城
4層6階
12×14.1m
1749年 再建
7位 15.4m
伊予松山城
3層3階地下1
14.7×17.7m
1852年 再建
8位 15.3m
宇和島城
3層3階
11.8×11.8m
1665年 再建
9位 14.5m
丸亀城
3層3階
9.4×11.5m
1660年 完成
➁現存天守 + 復興天守の中での高さランキング ベスト5
1位 <復興天守>
大坂城 41.5m(天守だけの高さ)※秀吉築造時代の城意匠
5層6階地下2階、1階の広さ:23.3×25.5m
天正13年(1585)完成
慶長20年(1615)大阪夏の陣で焼失
2位 36.1m
名古屋城
<復興天守>
5重7階地下1
1610年 完成
1945空襲焼失
1957年 再建
3位 33.0m
島原城
<復興天守>
5重5階
1618年完成
明治初期解体
1960年 再建
4位 32.5m
熊本城
<復興天守>
3重6階地下1
1601年 完成
1877西南戦争で天守等焼失
1960年 再建
5位 31.5m
姫路城
<現存天守>
5重6階地下1
1609年 完成
※秀吉期1580年の城は三重
日本の城の構造を知ろう!
城の意匠パーツ名も知っておこう
▲姫路城の天守断面図
望楼型 (木造)
五重六階地下一階
大天守と小天守3基が連結した天守群に多くの櫓と門が並び建つ大城郭。
▲姫路城の天守俯瞰図
大天守に小天守を連結させて防衛の連係を図る。
▲枡形門(防衛上門)
門から敵兵が入っても、枡形の広場に敵兵を溜めて、一斉射撃で殲滅。
石垣の防御力と石垣の積み方の変遷
▼熊本城の高石垣と美しい曲線の「武者返し」
●石垣の分類と積み方
石材の加 工程度によって、野面(のづら)積・打込接(うちこみはぎ)・切込接(きりこみはぎ)に分類され、加工具合が進んでいるほど新しい石垣となる。角々の隅部は安定させるため算木積(さんぎづみ)という積み方をする。これ以外に谷積(たにづみ)と亀甲積(きっこうづみ)がある。
再建していない幻の巨城がランキングに入れば・・・?
①江戸城(家光期)天守の高さ44m※天守台を加えると60mを越える
➁安土城(織田信長が築城)天守の高さ29m
③駿府城(家康隠居期の城)近年、巨大な天守台が発掘➪調査中
江戸城の巨大な天守台(東御苑に今も鎮座)
かって日本最大の城であった江戸城の天守閣。明暦の大火(1657)以後は再建されていない。