能取原生花園の自然観察会
2024.6.29
2024.6.29
当日は快晴に恵まれ、絶好の観察会日和に!
海岸草原では、野鳥の声が草陰から響きわたり、エゾシロチョウが飛び交っていました。
日影が無いので暑さが心配でしたが、心地よい海風が吹いていて、参加者の皆さんも「風があって快適だね!」とほっと一安心。さっそく観察を開始しました。
前半は草原の植物や野鳥を観察。講師の先生に解説していただきながら、ナミキソウやナワシロイチゴ、ヒメスイバなど20種類を観察。
足元に小さく咲いていた植物をさして参加者の方から「この植物はなんですか?」と質問があると「それはウスベニツメクサですね」と講師の先生が回答。「最近うちの庭にもたくさん生えてきました!」と、身近な植物の名前の謎が解けたようでした。
途中、野鳥が近くにとまったので参加者のみなさんと双眼鏡を覗いて観察タイムに。頬が真っ赤な「ホオアカ」がしばらくとまっていて、ゆっくり観察することができました。
後半は海岸を歩いて、海岸の植物の特徴を学びました。オカヒジキやオニハマダイコンを見ながら「葉が肉厚で照りがある」特徴を先生に解説していただきました。
また、途中砂地が崩れて植物の根が見える場所では、ハマニンニクの根が横に広く伸びているところを観察。「こんなに根をはって、砂に負けないような仕組みになっているんだ!」と参加者の方も関心している様子でした。
草原と海岸の植物の特徴を両方学ぶことができた会となりました。