こまば木のひろばの自然観察会
2024.6.22
2024.6.22
当初の予定では、道立オホーツク公園で開催する予定でしたが、こまば木のひろばに観察地を変更して開催しました。
当日は雨が心配される気候でしたが、曇りではあるものの雨は降らず、なんとか開催することができました。
導入では講師の先生より「複葉」について説明があり、複数あるように見える葉が全部まとめて1枚だと聞くと「知らなかった」と参加者の方も驚いているようでした。
「こまば木のひろばは樹木も多くみられるので、樹木の葉にも注目しながら行きましょう」とお話いただき、園路の中へ。
1時間30分ほどのコースで、シャクや花を咲かせたサイハイラン、コウライテンナンショウ、オオアマドコロなど約30種類の植物を観察しました。
「イヌエンジュはニポポの材料にもなっています」など身近な話題もふまえて講師の先生に解説していただき、植物の名前の由来や特徴などもたくさん学ぶことができました。
さらに、当日はフデリンドウの「雨の日限定」の姿を見ることができました。フデリンドウは「雨滴散布」といって、雨の日に果実の部分ががま口のように二つに開き、中の種子に雨のしずくが入ることで種が飛び出す仕組みになっていて、果実が開いている様子はまさに雨の日だからこそ見ることができる姿。
その日もフデリンドウの果実が開いている様子を見ることができ、雨の日ならではの植物観察の楽しみを知ることができました。