【ごあいさつ】
当ホームページへ、ようこそ。自己紹介を兼ねて、これまで取り組んできた研究の領域や関心事などについて、最初に書いてみました。
もともと江戸時代が専門でしたが、しだいに前後の時代も取り上げるようになりました。歴史的な事件や偉人たちよりも、名もない人たちが暮らした平凡な日常に関心があります。目立たないサイレント・マジョリティを対象にした、社会史的なアプローチともいえます。
今後さらにデジタル化が進み、公開されるアーカイブ史料が充実するほど研究の幅が広がる、将来性のある領域ではないかと予想しています。現状では、それほど確立されたジャンルではありませんが、ご興味を持っていただければ幸いです。
上の画像は、戯作者の畑銀鶏(はたぎんけい)著『日ごとの心得』(天保4年、1833序。国立国会図書館所蔵)にある一家の食事風景の一部。無名の著作にある無名の挿絵にも、味わい深いものが多々あります。