ゼミの形式
ゼミの形式
どの研究室でも教科書ゼミの形式はほぼ同じです。
まず、「1.1節はA君、1.2節はB君、・・・」という具合に参加者全員に担当範囲を割り当てます。 参加者は各自の担当範囲を熟読した上でノートにまとめ直し、配付資料(レジュメ)を作成します。 そして自分の番が回ってきたら、黒板や配付資料を使って他の参加者にわかりやすく伝えます。 教科書に従って1回分の講義をする、と言えば感覚的にわかりやすいでしょうか。 当然、間違った理解をしていれば先生から突っ込みが入りますし、要所要所で質問やコメントも挟みます。 発表者以外の参加者も集中して聴いていなければなりません。
ゼミは1回で1人の範囲が終わる程度のペースで進められます。 参加者の数をn人とすると、大体n回に1回、自分の番が回って来ると考えて良いでしょう。 1回の担当範囲は高々数ページですが、人に教えるためには少なくとも1週間程度の準備時間が必要です (英語の場合は読解する・出てきた式は全て確かめる・問いがある場合は解く・担当の前後の範囲も含めて理解する)。 基礎学力がない人は、理解するまでにさらに時間がかかるでしょう。 総合的な学力が試される場です。