ごあいさつ

私たちはこのたび、地域公共交通や医療機関を核とした持続可能な地域づくりを目的として設立された「非営利活動法人　交通まちづくり戦略会議」を母体とした「まちづくり戦略研究学会」を発足いたしました。

「まちづくり」にはさまざまな定義や解釈がありますが、もっとも重要なのは住民が主役となって行政との協働を展開することです。地域をとりまく時代や環境の変化に対応し、よりよい地域のあり方をいかにして追求していくかが、現在日本全体や世界各国で問われています。地域共通の問題や地域個々によって異なる問題は無限に存在し、それらは全て本学会のメインテーマになりうる可能性を持っています。

「まちづくり戦略研究学会」では、これら諸問題に立ち向かい、あらゆる分野の研究者、実務家、まちづくりに関心を持つ方々の力を結集し、議論を重ねて持続可能な地域づくりの原動力となり地域の発展に貢献する存在となることを目指します。

まちづくりの研究は、よりよい未来づくりの第一歩です。理論および実践の両面からまちづくりの戦略に関して研究される方々の、本学会のご入会を心から歓迎します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 まちづくり戦略研究学会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 初代会長 崎本 武志