極私的大学評価論:岐路にたつ「大学評価」
講演者:戸田山 和久氏(大学改革支援・学位授与機構 教授(兼)研究開発部長、
元 名古屋大学大学院情報学研究科教授・教養教育院院長・高等教育研究センターセンター長)
講演概要:
7年に1度の受審が義務づけられている大学機関別認証評価も、はや3巡目が終わろうとしています。2025年度からは4巡目がスタートする予定で、現在はそのための基準と評価方法の再検討が進んでいるところです。一方、国立大学法人評価、とりわけ教育研究実績評価も、2026年度に第四期中期目標期間の4年目終了時評価が予定され、制度設計が進められています。私は、大学評価を、初めは評価される側の立場から、途中から大学教員と評価委員を兼務するコウモリ的立場から、見てきました。そしてついに! 今年度から大学改革支援・学位授与機構の教員になってしまい、評価機関の完全なインサイダーになりました。それで気づいたのは、大学評価なるものはこれら3つの立場のどこに立つかで全然見え方が違うぞ、ということ。そして、我が国においてもそれなりの歴史を積み重ねてきた大学評価は、現在、大きな曲がり角に立っているのではないかということ。さらに、それは日本だけの話ではないということです。私の目から見た大学評価について率直にお話ししてみたいと思います。
後日掲載する要旨集に詳細を掲載します。
I-1
教学IR
教学IR入門―データを使った教育状況把握・活用を体験してみよう―
講師 和嶋 雄一郎(名古屋大学高等教育研究センター 特任准教授)
I-2
組織マネジメント
私にもできるモチベーションが高まる職場づくり
司会 花原 大輔(岡崎女子大学・岡崎女子短期大学入試広報課 主任 )
発表
①中島 英博(立命館大学教育開発推進機構 教授)
「大学職員の能力発揮を阻害する組織的要因」
②満田 清恵(中京大学教務部教務センター 係長)
「コロナ禍における全国型イベントのオンライン化の取り組み」
③花原 大輔(岡崎女子大学・岡崎女子短期大学入試広報課 主任)
「大学職員の当事者意識が高まる仕組み・仕掛けづくり」
I-3
大学の国際化
大学の国際化の展望、教育と支援の課題 ―あなたの大学、国際化準備できていますか?―
司会 LINLEY Matthew(名古屋大学 副総長補佐(国際担当)/国際広報室 室長)
コーディネーター 佐藤 幸代(南山大学国際センター 特任講師)
発表
①山岸 敬和(南山大学 副学長(グローバル化推進担当)/国際教養学部 教授)
「何のために、誰のために、どのような国際教育が必要?―南山大学の試み―」
②宮林 常崇(東京都立大学 理系管理課長/学務課長)
「教務部門と国際部門の架け橋―属人化と出島化を緩和する― 」
③松本 寿弥(名古屋大学学生支援本部学生相談センター教育連携室 室長)
「国際共修キャンパスのウェルネスケア―留学生固有のニーズはなにか―」
I-4
高等教育ライジングリサーチフォーラム(名古屋大学高等教育研究センター25周年記念)
※開催時間 13:15〜15:00
II-5
学際教育
学際系学部の導入科目における実践と課題
司会 竹永 啓悟(名古屋大学高等教育研究センター 特任助教)
安田 淳一郎(名古屋大学高等教育研究センター 准教授)
発表
①堀籠 崇(新潟大学人文社会科学系(創生学部担当) 准教授)
「新潟大学創生学部における学際・文理融合教育の到達点、課題、可能性」
②山田 亜紀(玉川大学リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科 講師)
「リベラルアーツ教育における分野横断の試み―初年次生対象の実践例―」
II-6
キャリア支援
プロフェッショナル養成課程におけるキャリア支援の課題
司会 丸山 和昭(名古屋大学大学院教育発達科学研究科 准教授)
発表
①桑原 容子(名古屋工業大学キャリアサポートオフィス 特任助教)
「工学系単科大学のキャリア支援―実践と課題―」
②鬼頭 裕介(愛知教育大学キャリア支援課 職員)
「教員養成大学におけるキャリア教育の課題―目的養成との相剋と共存の可能性―」
II-7
SD(業務改善)
業務自動化入門―みんなで学ぶRPA―
オーガナイザー 稲垣 太一(学校法人金城学院)
アドバイザー 株式会社シーオーエー
※ 今後の状況により、上記プログラムは変更する可能性がありますのでご了承ください。