蔵王線の経営近況
蔵王線は宮城県村田町-蔵王町-刈田温泉間を結ぶ地方交通線です。元々は大河原-村田-蔵王間を結ぶ「蔵王軽便軌道」として開業し経営難に至ったところを東浜日本鉄道が吸収合併後刈田温泉へ延伸を行なった路線です。一時期は温泉ブーム、刈田別荘として好調でしたが近年は蔵王町の人口も開業から5000人ほど減少し観光客も最上温泉、蔵王温泉、秋保温泉へと足が向き減少。次第には16.0kmと長い路線で多い駅数もあって東浜日本鉄道で最も赤字路線となりました。利用状況を表す営業係数も35267で最も数が悪くなっています。東浜日本鉄道ではこの状態を受けてバス代行、廃止を視野に入れて宮城県、村田町、蔵王町、温泉経営者、沿線住民と話を伺いました。話を聞き現地を訪れたところ観光資源も多くあり経営改革を行うことを決定いたしました。以下は蔵王線の経営近況です。