研究の興味

宇宙の成り立ちを解明するには量子重力が鍵になるだろうという期待のもと、宇宙論と場の量子論・弦理論の研究を主に行なっています。

より具体的には、
(1)インフレーション、暗黒物質、暗黒エネルギーに代表される宇宙論の謎に場の量子論や量子重力理論の立場から迫る
(2)宇宙背景放射や重力波に代表される宇宙精密観測を用いて素粒子理論や重力理論の手がかりを探る
という2つの相補的問題意識のもと研究を進めています。

その手法を確立するために場の量子論弦理論の基礎研究も並行して行なっています。(関連するキーワード:弦理論のランドスケープとスワンプランド低エネルギー有効理論と UV completion、散乱行列理論、曲がった時空や非平衡系における場の量子論、時空の熱力学など

所属する広域科学専攻相関基礎科学系の研究室紹介にもう少し詳しく書いてます。具体的な研究内容については Inspire HEP の論文リストを参照してください。また、少し古いですが、以下の一般向け解説記事を寄稿していますので、興味のある方はどうぞ:

大学院生の受け入れ

大学院生は東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系からのみ受け入れています。大学院入試や大学院説明会の情報は相関基礎科学系のホームページを参照してください。

※ 理学研究科物理学専攻とは入試等が異なるので注意してください。