「字亀ヶ洞」に基づく町名。亀の住む、水が少ない短小で奥詰まりの谷を意味し、鶴ヶ沢と対の名であるそう。
旧字は「なべなし」等。「なべなし」は滑無、鍋なしとも書く。鳴海二八峰の東の9峰に滑無がある。
「字亀ヶ洞」からは亀ヶ洞古窯が4か所発見されており、平安時代以降の須恵器や灰釉陶器などが出土している。
参考文献
名古屋市ホームページ「地区防災カルテ」2025年1月3日閲覧
榊原邦彦(2000)『緑区の史蹟』 名古屋市 鳴海土風会
榊原邦彦(2021)『名古屋史跡巡り一 鳴海史跡巡り』 名古屋市 中日出版株式会社