最期の面接

約500文字

※一瞬で読めます。


白い部屋、そこに悪魔が一人、座っている。

長方形の無機質な部屋で、常人が長く居座れば、気が狂ってしまいそうだ。

悪魔はスーツを着ていて、一見普通のサラリーマンの姿をしている。

「チッ・・・」

「「コンコン」」

何者かが部屋をノックする音。

「次のかた、どうぞ。」

いかにも気弱で、中性的な人間がそこにはいた。

「えっと・・・」

「地球街、ニホンから来ました、ニン・ゲンです・・・」

「今日はよろしくお願いします・・・」

「はい。よろしくお願いします。」

色白のニン・ゲンが「ギィ」という音を立て、椅子に座る。

椅子は長年使われているのか、グラグラする。

「今日はどのような相談でしょうか。」

「えっと・・・死にたくて・・・」

面接官の悪魔は、ため息をつく。

「そうですか。」

「我々に魂を譲渡する、ということですね。承知しました。」

「では、なぜ魂を譲渡するという考えに至ったのでしょうか。」

「うーん・・・疲れちゃって・・・?」

「そうですか。」

悪魔は一瞬、複雑そうな表情を浮かべたが、また話しだした。

「わかりました。では、私の後ろにあるドアへ入れば、契約完了となります。」

「お疲れ様でした。」

「・・・はい。ありがとうございました。」

「・・・」

「「バタン」」

ドアが閉まる音がした。



この小説を書いて思ったこと

・これ、死にたい人間は書くことねぇな。勝手に死ぬわこれ。全然話膨らまなかったんだけど。「?!」「終わっちゃった!!!!」って感じ。

・なにか目標がある人間が、物語を発展させる?勝手になにか出来事がやってくればいいのか?

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