靑空の小徑
朝が そつと
靑空に立てかけた
黄金のハープ
霧にぬれた
美しい夏の手に抱かれて
眠ってゐるのは 誰だろう
したたる綠の小徑から
早起きの太陽が
もうあなた達を読んでゐる
開け放された果樹園の扉よ
光りや 匂ひに
甘く彩られて
木の枝や 葉の陰で
うつとり實る果物よ
日に焼けた私の頬に
若いアポロは口づけする
ああ 降りそそぐ光りよりも爽やかに
―*-*-*-*-*-*-*-
◇フランス語◇
Cantique de Jean Racine Gabriel Fauré
Verbe egal au Tres-Haut notre unique esperance,
Verbe:ことば:大文字ではじまればキリストを意味する「ことば」。
ヨハネ福音書の冒頭などにでてくる。「みことば」とも訳す。
egal au :
* egal a ~ : ~と同等の、~に等しい
* au=a+le a:~に、~へ le:(男性名詞につく冠詞)
Tres-Haut:至高者、いと高き方、神
notre:わたしたちの
unique:唯一の、ユニークな
esperance:希望
Jour eternel de la terre et des cieux,
jour:日、昼、明るみ、明かり、光
eternel:絶え間のない、永遠の
de : ([of, from]などの意味になる)
la:(女性名詞につく冠詞)[the]
~ et ~ : ~と~
terre:大地、地面、地上
des=de+les * les=leの複数形
cieux=ciel(宇宙、空、天)の複数形、天 * Notre P re qui etes aux cieux ~
De la paisible nuit, nous rompons le silence,
paisible:平和な、静かな、平穏な (ここでは良い意味で使われているのではないと思われる)
nuit:夜、闇
nous:わたしたちは(主格)
rompons:rompre(二つに折る、破る)の一人称複数形現在
silence:静けさ、沈黙
Divin Sauveur jette sur nous les yeux!
divin:神の、神々しい
Sauveur:救い主
jette=jeter(投げる)の命令形
sur ~ : ~の上に
yeux=?il(目)の複数形
jeter les yeux sur ~ ~に目をかける
Repands sur nous le feu de ta grace puissante,
repands (repandreの命令形):注ぐ、流す
feu:ほのお
ta:あなたの
grace:恩恵、優美さ、好意
puissante:力強
Que tout l'enfer fuie au son de ta voix,
que+接続法:~しますように(命令・願望)
tout:すべての
enfer:地獄、苦しみ
fuie(fuirの接続法):逃げる
son:響き、音響
voix:声
Dissipe le sommeil d'une ame languissante,
dissipe(dissiperの命令形) 散らす、一掃する
sommeil:眠り、眠気、無気力
ame:魂、霊魂
une:(女性名詞につく不定冠詞)
languissante:活気のない、衰弱した
Qui la conduit a l'oubli de tes lois!
*直訳:それ(qui=惰眠)はそれ(la=魂)をあなたの掟の忘却へと導きます
[あるいは] その魂をあなたの掟の忘却へと導くところの(惰眠)
qui:(関係代名詞、sommeilが先行詞)
la:(指示代名詞、une ameを指す)
conduit(conduireの三単現):導く、連れて行く
oubli:忘却
tes:あなたの
lois(loi複):掟
男性名詞(と母音で始まる女性名詞)の前で 私の mon ~ あなたのton ~
子音で始まる女性名詞の前で ma ~ ta ~
複数形の名詞の前で mes ~ tes ~
O Christ sois favorable a ce peuple fidele,
O:おお
sois(etreの命令形):~であれ
favorable a ~ : ~に好意的な
ce:これ、この
peuple:民、人々
fidele:忠実な
Pour te benir maintenant rassemble,
pour:~ために
te:あなたを
benir:讃える(こと)
maintenant:今
rassemble(rassemblerの過去分詞):集められた
Recois les chants qu'il offre a ta gloire immortelle
recois(recevoirの命令形):受け取ってください
chants(chantの複数):歌
que:(関係代名詞)
il:彼(=peuple)
offre(offrirの三単現):差し出す、贈る、奉納する
gloire:栄光
immortelle:不滅の
Et de tes dons qu'il retourne comble!
don:贈物、賜物
retourne(retournerの三単現):裏返す、送り返す
comble(comblerの過去分詞):山盛りにされた、最大限に充たされた
中山 知子訳
神の声は 天地あまねき希望よ
静寂(しじま)の夜 その声をきけば
相和す 我が調べに
応えて まなこ向けよ!
あかりを 恵みの火を灯せ
み声は消し行く 地獄の闇
されば 掟を忘れぬために!
おおクリスト 我が主よ
みちから頼る集いのうたを
受けさせたまえ
不滅のほまれ 限りなき恵みに!
ささげる
われらのうた
―*-*-*-*-*-*-*-
◇ラテン語◇
STABAT MATER G.B.Pergolesi
Nr.1 Stabato mater dolorosa
Stabat Mater dolorosa
Juxta crucem lacrimosa,
Dum pendebat Filius.
Nr.2 Cuisu animam gementem
Cujus animam gementem,
Contristatam et dolentem,
Pertransivit gladius.
Nr.3 O quam tristis et afflicta
O quam tristis et afficta
Fuit illa benedicta
Mater Unigeniti!
Nr.4 quae maerebat et dolebat
Quae maerebat et dolebat,
Pia Mater, dum videbat
Nati poenas inclyti
Nr.5 Quis est homo
Quis est home qui non fleret,
Matrem Christi si videret
In tanto supplicio?
Quis non posset contristari,
Christi Matrem contemplari
Dolentem cum Filio?
Pro peccatis suae gentis
Vidit Jesum in tormentis,
Et flagellis subditum.
Nr.6 Vidit suum dulcem natum
Vidit suum dulcem natum
Moriendo desolatum,
Dum emisit spiritum.
Nr.7 Eia, mater, fons amoris
Eia Mater, fons amoris
Me sentire vim doloris
Fac, ut tecum lugeam.
Nr.8 Fac, ut ardeat cor meum
Fac ut ardeat cor meum
In amando Cheistum Deum,
Ut sibi complaceam.
Nr.9 Sancta mater, istud agas
Sncta Mater, istud agas,
Crucifixi fige plagas
Cordi meo valide.
Tui nati vulnerati,
Poenas mecum divide.
Fac me tecum pie flaere,
Donec ego vixero.
Juxta crucem tecum stare,
Crucifixo condolere,
Donec ego vixero.
Juxta crucem tecum stare,
Et me tibi sociare
In planctu desidero.
Virgo virginum praeclare,
Mihi jam non sis amara :
Fac me tecum plangere.
Nr.10 Fac, ut portem Christi mortem
Fac ut portem Chrisiti mortem,
Passions fac consortem,
Et plagas recolere.
Fac me plagis vulnerari,
Fac me cruce inebriari,
Et cruore Filii
Nr.11 Inflammatus et accensus
Fkammis ne urar succensus,
Per te, Virgo, sim defensus
In die judicii
Christe, cum sit hinc exire,
Da per Mtrem me venire
Ad palmam victoriae.
Nr.12 Quando corpus morietue
Quando corpus morietur.
Fac ut animae donetur
Paradisi gloria.
Amen.
◇こんにちは。暑かったり寒かったり変な陽気ですね。今は6月の県の合唱祭に向けて練習しています。演目は『女声合唱組曲 心の扉』から「晩夏のコオロギ」と「心の扉」です。
この詩はもともとエミリー・ディキンソンさんというアメリカの女流詩人のかたの詩をもとになかにしあかねさんが訳詞、曲をつけられました。とてもふわふわ~っとした曲になっています(あくまで私の印象です)
そこでエミリー・ディキンソンさんとその方の書かれた原詩について調べてみました。
1830年12月10日 マサチューセッツ州アマストに生まれる。父エドワードは弁護士。州議員や連邦下院の議員も務めた名士。1歳半年上の兄オースティン、2歳半下の妹ラヴィニアと3人兄弟。母はノークロス
1840年 妹ラヴィニアと共にアマスト・アカデミーという祖父サムエルが創立に大きく貢献したハイスクールに入学
1847年 マウント・ホリヨーク女子専門学校(現在のマウント・ホリヨーク大学、アメリカで最初の女子大学)に入学。このころは快活に行動し、ウイットにとむ仲間たちの人気者だった。
1848年 マウント・ホリヨーク大学を退学。 以降自宅で病弱な母に変わって家事などをする。
1858年 この頃より自作の詩の清書を始めるはじめる。
1861年 南北戦争勃発 (ちなみに日本でも、江戸末期。安政の大獄(1858年)、桜田門外の変(1860年)などがあった時代です)
1862年4月15日 批評家のトマス・ウエントワース・ヒギンズ Thomas Wentworth Higginson に自作の詩を同封し手紙を送る。当時の常識的な詩の主題(内容)、表現形式とは異なっていたためあまり評価は得られなかった。3通目の手紙でディキンソンは「出版することは」「縁なきこと」とつづり、この時点で詩集を出版することを半ば諦めてしまった感がある。
1874年 父エドワード死去
1882年 母ノークロス死去
1886年5月13日死去。葬儀ではディキンソンが愛読していたエミリー・ブロンテの詩「私の魂は恐れを知らない」が朗読された。妹ラヴィニアが箪笥の引き出しから、清書された詩稿を発見。
1890年 『エミリー・ディキンソン詩集』第1集が出版される。(この詩集はオリジナルそのままではなく、当時の読者に受け入れやすいように手が入れられていた)。
1910年 モダニズムの詩運動の中で詩壇から注目されるようになる。
1930年代 アメリカの文学史に取り上げられるようになる。
1955年 トマス・H・ジョンソン Thomas H . Johnson が丁寧な校正をおこない、原文をそのまま再現することにつとめた。『エミリー・ディキンソン全詩集』が出版される。(ジョンソン版詩集では、1775編の詩が制作された順に並べられた)
1960年 日本でも人気が高まり、おおくの翻訳が出版される
以下は、今回の演目『女声合唱組曲 心の扉』で使われている訳詞の元(原詩)をのせてみます
追記 2026年4月 『心の扉』を練習するにあたって、残りの訳詞を載せます
1.水 原詩
‘Water, is taught by thirst.’
Water, is taught by thist.
Land ― by the Oceans passed.
Transport ― by throe ―
Peace ― by its battles told ―
Love, by Memorial Mold ―
Birds, by the Snow
[135;c.1859]
水は、のどの渇きが教えてくれる
水は、のどの渇きが教えてくれる。
陸地は――はるばる通ってきた海が。
歓喜は――苦痛が――
平和は――戦いの物語が――
愛は、形見の品が――
小鳥は、雪が。
対訳 ディキンソン詩集――アメリカ詩人戦(3) 亀井俊介編 岩波文庫 p50-51
気の利いた言葉の組み合わせによる一種のあそびの詩だが、幸せな成果にいたる過程に苦痛を見、むしろその苦痛の方に思いを寄せるディキンソンの基本姿勢がくっきりと浮き出ている。彼女はこの種の小品の佳編をよく書いた。5 Memorial Mold Moldは型取りをして作った物で、愛の記念品かもしれないし、デスマスクのようなものかもしれない。いずれにしろ、愛の相手はいまはもういなくなって、その形見のmoldだけが残っているのである。6 Bird, by the Snow ニュー・イングランドの冬は、あたり一面が雪におおわれる。そのため、鳥の姿や鳴き声が消えてしまい、かえってその存在が実感をもって迫ってくる。まるで無縁のようなBirds と Snowを並べることによって、読者をとまどわせ、空想を働かさせ、この詩は完成する。
2.宝石 原詩
‘I held a Jewel in my fingers ――’
‘I held a Jewel in my fingers ――’
I held a Jewel in my fingers ――
And went to sleep ――
The day was warm, and winds were prosy ――
I said “ ’Twill keep”――
I woke ―― and chid my honest fingers,
The Gem was gone ――
And now,an Amethyst remembrance
Is all I own ――
[245;c.1861]
わたしは手に宝石をにぎりしめ―――
わたしは手に宝石をにぎりしめ――
眠りにつきました――
日は暖かで、風はおだやか――
わたしはいいました「なくしたしないわ」 ――
目が覚めて――私は愚直な手を叱りました、
宝石は失せていました――
それでいま、紫水晶の思い出が
わたしにあるすべてです――
対訳 ディキンソン詩集――アメリカ詩人戦(3) 亀井俊介編 岩波文庫 p68-69
誰にでもある子供の頃の体験をうたって、ディキンソンの作品にしては珍しく少女趣味的が色濃く出ている。しかしただ甘美な追憶にふけるのではなく、センチメンタリズムに磨きをかけているところが、詩人のうでの冴えというべきだろう。とくに最後の2行では詩を一挙に引き締めて、「さすが!」と思わせる。3 prosy 「散文的な」とは、激しさのない、といったほどの意味か。4 “Twill keep” 主語の‘T=Itは手に握りしめた宝石。Keepは「なくなりはしない」の意。5 Honest fingers 抜け目ない注意ができない指なのである。7 an Amethyst remembrance にぎりしめた宝石が紫水晶で、それの思い出というのではない。「紫水晶のように透明感のある硬質の思い出」の意であろう。ディキンソンの得意とする飛躍した感覚的表現。
3.夕陽 原詩
‘Blazing in Gold and quenchaing in Purple
Blazing in Gold and quenching in Purple
Leaping like Leopards to the Sky
Then at the feet of the old Horizon
Laying her spotted Face to die
Stooping as low as the Otter’s Window
Touching the Roof and tinting the Barn
Kissing her Bonnet to the Meadow
And the Juggler of Day is gone
[228;c.1861]
金色に燃え上がり紫に沈み
金色に燃え上がり紫に沈み
豹のように空に跳び
それから昔ながらの地平線の足もとに
斑点のついた顔を横たえて死に備え
かわうその家の窓まで低く身をかがめ
屋根に手をのばし納屋を色に染め
牧場に向けて帽子で投げキスをし
一日の魔術師は行ってしまった
対訳 ディキンソン詩集――アメリカ詩人戦(3) 亀井俊介編 岩波文庫 p64-65
[12]と同様、沈んでいく太陽を一場の夢幻劇のようにうたう。ただし喜劇的な[12]と違って、こちらは壮麗であり、結びの2行でユーモラスにしめくくる。なお最後の1行を残してすべて進行形の分詞構文で進み、「魔術師」の魔術にふさわしい奇想を展開しているSpringfield Daily Repubulican(1864年3月30日)に“Sunset”と題して発表。 1 Blazing in Gold 日中は金色に燃え上がっていた太陽。だが次からは、その日没の光景に移る。Purpleは王者の色であるが、死とも結びついている。([1]の注参照)。2 Leaping like Leopards 太陽が地平線に沈みながら空に放つ光の描写か。4 最後の光も弱まって、地上に斑点模様をひろげるだけ。7 Kissing fer Bonnet to... 帽子をふって投げキスを送るさま。8 the Juggler of Day この壮麗な光景も、太陽という「一日の魔術師」の演出したものだった。
参照[12] ‘She sweeps with many-colored Brooms ――’ 彼女はあやなす色の箒で掃く―――
4.晩夏のコオロギ 原詩
‘Further in Summer than the Birds’
Further in Summer than the Birds
Pathetic from the Grass
A minor Nation celebrates
Its unobtrusive Mass.
No Ordinance be seen
So gradual the Grace
A pensive Custom it becomes
Enlarging Loneliness.
Antiquest felt at Noon
When August burning low
Arise this spectral Canticle
Repose to typify
Remit as yet no Grace
No Furrow on the Glow
Yet a Druuidic Difference
Enhances Nature now
[1068;c.1866]
鳥たちよりもさらに夏おそく
鳥たちよりもさらに夏おそく
草むらのかげで悲しげに
ちっちゃな群れが挙行する
人目につかぬミサを。
聖餐式は見えず
恩寵の到来もゆるやかで
ミサは物思いに沈んだ惰性となる
孤独を拡大しながら。
八月が燃えつきようとする頃
真昼というのにたいそう古めかしく
この幽霊のような聖歌はわき上がり
寂滅を表象する
恩寵はまだ取り消されたわけではなく
輝きに影はさしていない
だがドルイッド的な変化が現われて
いま「自然」をたかめる
対訳 ディキンソン詩集――アメリカ詩人戦(3) 亀井俊介編 岩波文庫 p154-157
ディキンソンはこの手紙の中でこの詩を“My Cricket”と題した。彼女の最高傑作の一つという評価はほぼ定着しているが、解釈をめぐっては諸説入り乱れている。しかし、この詩に生と死をめぐる詩人の思索の展開を読み取ろうとするたぐいの解釈は敬遠し、ここでは、草むらにおける「こおろぎ」の鳴き声を通して、夏から秋への推移に、一つのものの喪失と、もう一つのものの到来の予感を受け止め、「自然」の昂揚を感じ取る思いをあらわした抒情詩という解釈をとりたい。 1 鳥が元気にさえずる初夏よりも、夏がずっと進んだ晩夏といったほどの意味か。3 A minor Nation (より)小さな種族。こおろぎのこと。4 Massミサ(キリスト教の典礼の中心をなす礼拝集会)。5 Ordinance 聖餐式(ミサの中でも最も重要な儀式で、キリストへの感謝および信徒してよい。6 この行でもbe動詞が略されている。7 it=Mass. こおろぎのミサ(鳴き声)は単調に続き、custom(習慣、惰性)とかする。が、その物思いに沈んだ(pensive)調べが、孤独感をひろげるのである。9 Antiquest... 晩夏とはいえ8月の真昼なのに、こおろぎの声はこの上なく古色をおびて聞こえる。11 Arise 文法的にはArisesとあるべきところか。12 typifyの後ろにFurrow 畠の畝と畝の間のみぞ。ここでは、夏の日の輝き(the Glow)にさし込む影の部分。それはまだないというのである。15 a Druidic Difference 古代ケルト人の間で信仰されていたドルイド教
5.心の扉 原詩
‘The Heart has many Doors ――’
The Heart has many Doors ――
I can but knock ――
For any sweet “Come in”
Impelled to hark ――
Not saddened by repulse,
Repast to me
That somewhere, there exisis,
Supremacy ――
[1567;c.1883]
心にはたくさんのドアがあります―――
心にはたくさんのドアがあります――
わたしにできるのはノックだけ――
「お入り」とやさしくいってもらえないかと
懸命に耳をすませて――
拒絶にあっても悲しみはいたしません、
わたしには糧なのです
どこかに、至高の方の、
いらっしゃることが――
対訳 ディキンソン詩集――アメリカ詩人戦(3) 亀井俊介編 岩波文庫 p166-167
1883年、可愛がっていた甥のGilbert(8歳)が死んだ時、その母(エミリには兄嫁)のSusanに贈った詩。Gilbertは死の床でのうわごとで“Open the Door, open the Door, they are waiting for me.”といっていたという。そのことがこの詩の発想のもとになったかもしれないが、それとは独立して、[35]でうたったような「もう一つの世界」の内なる声に謙虚に耳を傾ける作者の姿勢があらわれている。1 The Heart なにか偉大なる者の心、であろう。最終行のSupremacyの心か、あるいはこの世界を越えた「もう一つの世界」の心か。4 Impelled to hark 耳を傾けるように強要されて、われ知らず耳をすませて聴く気分になって。2行目のIの状態を説明する言葉。6 Repast 食事。ここでは精神的な糧を意味する。なお次行のThe以下が主節で、be動詞が省かれ、Repast to me はその補語になっている。
―*-*-*-*-*-*-*-
◇発想標語◇ 楽曲の雰囲気を伝えるための指示語 楽曲の演奏時にどのような雰囲気や表現で演奏するかを示すために用いられるとの事です。主にイタリア語が多いようです
強弱記号に加える付加語
poco ポーコ 少し
poco c poco ポーコ・ア・ポーコ すこしづつ
molto モルト 非常に
più ピウ より多く
meno メノ より少なく
subito スーピト すぐに、急に
più ⇔ meno
速さに関する用語(速度用語)
grave グラーベ 重々しく緩やかに ♩=40
largo ラルゴ 幅広く緩やかに ♩=46
lento レント 緩やかに ♩=52
adagio アダージョ ゆっくりと ♩=58
andante アンダンテ ほどよくゆっくりと ♩=72
moderato モデラート 中くらいの速さで ♩=92
allegro アレグロ 速く ♩=132
vivace ヴィヴァーチェ 活発にいきいきと ♩=160
presto プレスト 急速に ♩=184
速度を変化させる用語
ritardando リタルダンド だんだん速く
rallentando ラレンタンド だんだん緩やかに
ritenuto リテヌート すぐに遅く
accelerando アッチェレランド だんだん速く
stringendo ストリンジェンド だんだんせきこんで
a tempo ア・テンポ 元の速さ
Tempo I テンポ・プリモ 最初の速さで
L'istesso tempo リステッソ・テンポ 同じ速さで
ad libitum アド・リピトゥム 自由に
a piacere ア・パチェーレ 任意に
tempo giusto テンポ・ジュスト 正確な速さで
tempo rubato テンポ・ルパート テンポを柔軟に伸縮させて
速度の標語の意味を強めたり弱めたりする付加語
molto モルト 非常に
assai アッサイ 十分に
poco ポーコ 少し
un poco ウン・ポーコ 少し、やや
poco a poco ポーコ・ア・ポーコ 少しづつ
non troppo ノン・トロッポ 極端すぎず、はなはだしくなく
non tanto ノン・タント 多すぎず
sempre センプレ 常に
quasi クワジ ほとんど・・・・・のように
più ピウ より多く
meno メノ より少なく