当スクールは、個人技術に特化したオフェンスボール所有動作・1対1・アジリティー ・オンボールディフェンス動作などを中心に「個」の技術の向上を目的としています。
● オフェンスボール所有動作の考え方について
オフェンスボール所有動作において、まず基本的なボール操作についてはU12までに習得しておくべきです。 次にシュートに関しては正しいシュート動作についての指導は適宜必要でありますが、特にU12ではボールの大きさが2号アップするので、再指導の必要があると思います。また、ジャンプシュートは個人の必要性に応じて適宜取り組ませます。 そして、各種ランニングシュートについては、コーディーネーショントレーニングとして様々な動きに挑戦させることは良いと思いますが、技術を獲得させるための練習は、年代ごとに順を追って行う必要があると考えています。 また、同様に各種ドリブルもコーディーネーショントレーニングとして様々な動きに挑戦させることは良いですが、技術を獲得させるための練習は、年代ごとに順を追って行うようにしています。特に、方向変換の方法として 基本の4種(フロントチェンジ・ロール・ビハインド・レッグスルー)はU12までに確実に習得させたいですね。 そして、この項目も各種パスに関してもコーディーネーショントレーニングとして様々な動きに挑戦させることは良いと思いますが、 技術を獲得させるための練習は、年代ごとに順を追って行います。最後に、障害予防の観点からも悪いパスの取り方をU10世代から確実にできるようになることが望ましいと思います。「悪いパスでも取れる」という自信や姿勢が、将来的なルーズボール獲得姿勢につながると考えています。
●個人技術1対1の考え方について
個人技術1対1については、ユース育成における指導の根幹をなす技術であるから、U15段階での完全習得を目指し、その後はひたすら技術の強化に励む必要があると考えます。また、U15での完成ではなく、その後の強化をいかにすべきかが大事になってくるような指導を行います。
●オンボールディフェンスの考え方について
オンボールディフェンス動作の基本的な姿勢やステップに関しては、U12までに指導を始めることが望ましいと考えます。そのような基本姿勢が定着してから、ブロックショットやドリブルスティールの導入に入ることができると考えます。
●アジリティー動作についての考え方について
アジリティー動作においてアジリティとは、敏捷性、加速や減速、方向転換などの意味があり、これらの能力を高めるためのトレーニングをアジリティトレーニングと言います。急な方向転換では、体に大きな負荷がかかりますが、正しい姿勢であればその負荷を分散させることができます。しかし、悪い姿勢では、特定の部位に負荷が集中してしまい、怪我をする原因ともなります。正しい姿勢を身につけるだけで、怪我をする可能性を下げることにもなるでしょう。