表現の学校tetoteは、海外ではよく実践されている演劇の手法を使う学びの場です。
演出家で芸術学修士号を持つ講師が、様々なプログラムを通して、子どもたちの創造性、伝える力を高めます。
長年、劇団や大学でドラマ教育(演劇創作の過程を応用したレッスン)を行ってきた舞台演出家コーチによる自己肯定感の発達など非認知能力の向上、コミュニケーション能力の向上を目的とした指導を行います。自分の想像力と向き合い、探求心を養う。そして言葉を表現し、発表できる子どもへ。多様性社会を生き抜く力、心の力を養います。
今、社会で一番重要視されている非認知能力を楽しく育てます。
お子様の未来に直結した力をつけ、お子様の魅力を最大限に輝かせるレッスンです。
<演劇の手法って、どんなレッスン?>
さぁ、レッスンの時間。教室に入るときは、先生とのあいさつコミュニケーションから!
今日はハイタッチ?ハグ?それともダンス?その日の気分で挨拶してね。
レッスンの最初は、アイスブレイクウォーミングアップ。
演劇のウォーミングアップやアイスブレイク(打ち解け合う時間)は沢山の種類があるの。
例えば一つ、一番簡単でみんながやったことがあるかもしれないものは、、、「じゃんけん汽車ぽっぽ」先頭の人同士がじゃんけんをして、負けた人は後ろに付くよ。え?これも演劇?と思うかも?でもこれは、出会いを豊かにするコミュニケーションのウォーミングアップ。対人接触のコミュニケーション。始めてお話する相手でも、ゲームであっという間に楽しくなるよ。
ウォーミングアップが済んだら、シアターゲーム。俳優訓練などに使われるゲームだよ。
自己紹介一つするにも、演劇って楽しい方法が沢山あるの。
では、様々な感情を表現しながらの自己紹介をしてみて!それぞれに様々な気分の表現をのせて自己紹介をしてみる。
どんな風に見えた?どういう感じで伝わってきた?
どんなふうに表現してみたのか説明して伝えてみて♪どんなところを頑張った?
自己開示の方法を学んで、安心して表現できるようになろう!回数を重ねれば重ねるだけ沢山のアイディアや表現力が身について、気付きを(否定はしない)与えられることで自己肯定感を高めていくよ。
対話の力をつけながら、自分の表現が大好きって思えるようになろう。
プラクティスの時間は、一つの課題に向かってどんな表現をしようか話し合ったり、トライしたり、アイディアをたくさん出して時には小道具や衣装を使って思い思いに100点を目指すよ!
自分に合った表現を学びながら、応用力や行動力を付けて、様々なクリエイティビティーを獲得出来るようになろう♪
『どんなレッスンをするの?』
みなさんは、アメリカやイギリスなどには教育過程に「演劇教育」が当たり前に盛り込まれていることをご存知ですか?美術や音楽といった授業と同じように「ドラマ」の時間があります。
とあるイギリスの男性は、日本の授業に「ドラマ」が無いと知り、「あぁ、だからですね。」と言ったというエピソードを聞いたことがあります。多くの日本人自らがたいてい認識している劣等感「対話力」「プレゼンテーション能力」の低さ。これは、海外の人からも多く認識されている日本人の短所です。ドラマ教育を受けてこなかったと聞いた彼がその点で大きく納得したのは、この認識なのではないでしょうか?
2022年度、文部科学省は「国際社会を生き抜く異文化コミュニケーション能力、世代間コミュニケーションの問題を克服する能力、そして、楽しい学校生活を送る為の人間関係を形成していく能力、多様なコミュニケーション能力」を育成するため、芸術表現を通じたコミュニケーション教育を推進する、と発表しました。しかしながら、国立大学に演劇学科が存在しないのは、先進国で未だ日本だけです。
日本の小学校でも、以前はお遊戯会や演劇鑑賞会を学内で行っていたところもあったのではないでしょうか?しかし、年に一度担任の先生が創作した、いわばクラスの団結力を促し、達成感を得る程度のレベルにしか至っていないものが多いことも否めません。無いよりはあったほうがずっとずっといいのですが、先生方も、そこに大きな能力開発に向けた勢力を注ぎきれ無いという問題点もあります。もちろん海外のドラマの授業は専門の免許を持つ先生が担当をします。レッスンの回数を重ね、子供達は舞台の台本でセリフを学び、身体や声を使って能動的に考え表現することでたくさんの非認知能力(Letter1参照)を養っていきます。
では、どんな風に?お芝居を作るの?と思いますね?
まず、分かりやすく言うと幼児における演劇の手法は「ごっこ遊び」です。本気で親子同士が役になりきって遊ぶということです。子どもは沢山の表現力と想像力を解放し、愛情を受けながら自己肯定感を育み、言葉の発達やクリエイティビティーを開花させます。
学童期を対象としたtetoteのレッスンでも、もちろんごっこ遊びに近いことも行われます。
しかし、そのごっこ演技や自己表現の中で多くの気付きを共有します。
「あなたはこんなところが素敵。」
「あなたはこんな風にしている時が優しく感じられた。」
先生から、お友達からの声を知ることができます。
現実では無いドラマの中の嘘の世界の話であっても、その役を演じてみたことで、自分はどんな風に見られたのか?
「いつものあなたと全然違くて怖い人のように見えて、役の感情を表現するのが素晴らしかった。」
「ではなぜそういう感情を表現しようと思ったの?」
「誰か違うアイディアはありますか?」
「◯◯くんと、◯◯ちゃんのアイディアを両方やってみて、感じることを話し合ってみる?」
先生は、傷つくことがないように、沢山のアイディアをみんなで認め合えるように、そして最善を決める力が付けられるように注意深く促していきます。そしてそこに付随する能力の解放に努めます。
簡単な例を出します。イソップ物語の『ウサギとカメ』を題材にしたとしましょう。
「本当のあなたはウサギタイプ?カメタイプ?」
「では、ウサギタイプと思った人はカメを演じて下さい。」
子供たちは、カメはどう感じたのか、なぜウサギはそうしたのか、相手の立場になって一生懸命考えます。想像力や思いやり、物語を読み解く力、相手役と演じてみるやり抜く力や協調性。相手が自分の想像と違ったことをした時の判断力や応用力。そして評価し合うことで客観的思考が開かれていきます。
子供たちは、能動的に演じ始めることで輝きが増していきます。本来備わっている能力を解放しはじめるのです。
もちろん、恥ずかしがり屋だから習わせたい、とレッスンを受講してくださる方も数多くいます。
子どもは発達も特性も一人一人みんな違います。
その子にあったペースで、少しずつ少しずつ進み解放していきましょう。焦る必要はありません。その子の魅力はどこなのか、演出家である先生はゆっくりゆっくり認めて伸ばしていきます。
多様性社会を生きていく子供たちにとって、生き抜く力を養える貴重なレッスンです。
表現教育を推進すると文科省がいったところで、まだまだ公共のレッスンはありません。都心では高額のレッスンも開かれ始めていますが、高い塾や劇団のレッスンに通わせることはなかなか難しいでしょう。欧米のデータでは、非認知能力開発のアプローチを幼少期に受けた人たちの方が、受けなかった人たちよりも学力も人生における問題も大幅に少ないことが分かっています。今はまだ、学校教育者向けや医療従事者向けなど、大人に向けたレッスンが多いのですが、能力をより効果的につけるには、幼児期〜学童期の受講が重要です。
『非認知能力とは?』
みなさん、「非認知能力」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?近年、教育の分野において大変注目されている能力です。この数年で、非認知能力が成績、職業、犯罪、健康といった人生の様々な分野においておける成果にとても重要な影響があることが経済学の分野でも研究が進められ、欧米でも多くの研究結果が出されてきました。今や、労働市場においてはこの非認知能力の高い人間こそ、求められているといっても過言ではありません。
では、その「非認知能力」とは何か?
非認知能力と相対する能力は「認知能力」です。学力テストやIQなど数値で示すことの出来る能力。これまで教育や経済活動において重要視され続けた能力です。
「非認知能力」は認知能力とは違い数値で表せない能力。
では、細かく言うとどんな力?
・自己認識
{やり抜く力、自分を信じる力、自己肯定感}
・社会的能力
{リーダーシップ、協調性、思いやり}
・意欲
{目的達成に向けやり抜く力、やる気、集中力}
・忍耐力
{粘り強さ}
・セルフコントロール
{自制心、理性、精神力}
・メタ認知
{客観的思考、判断力、行動力}
・応用性
{応用力、楽観性、失敗から学ぶ力}
・クリエイティビティー
{創造力、工夫をする力}
ここまで読んで頂き、お子様を持つ方であればお気づきいただけるのではないかな?と思います。私たち親が、子供たちの成長の過程で身につけて欲しいと思う能力ばかりではありませんか?もしくは、自分にこんな能力が備わっていればもっとうまくいったはずなのに。自分のこんなところが短所だな、と思う能力が含まれてはいませんか?
非認知能力とは、社会生活の中で不自由に感じることをクリアする能力の多く表しています。
この能力は幼児期〜学童期にもっとも発達すると言われており、人格形成の上で重要で欧米でも多くの実験と検証が行われてきました。
ノーベル経済学賞を受賞したJames Joseph Heckman(ヘックマン先生)によれば、非認知能力を向上させていくと絡み合うように認知能力の向上もみられた、というデータがあるということ。つまり、数値化できる知的能力の向上も見込めるという結果です。
【スケジュール】
カスタムレッスン(出張もあります)
曜日時間(午後)相談。金額お問合せ下さい。
水、木、金曜日
小学生、中学生
幼児
曜日、時間ご相談ください。
月謝5400円(月4回)
対象 3歳~中学生
アクティングレッスンについてはお問合せ下さい。
クラスの仲間と認め合い、協調しあい、
心を育てていきます。
海外では義務教育で取り入れられる内容を、
楽しく丁寧に指導致します。