土地神。
繁栄・豊穣の神であり、とある土地を大いに栄えさせた。
生贄が多ければ多いほど恩恵を与える、ある意味正統派の神。
穀物から人間まですべてを資源とさせ、物と人の境界を破壊する邪神でもある。
誰と血がつながっていないかわからないほどに交わらせ、他者の尊厳を破壊してでも子孫を増やさせる。
最後に喰らったものの姿をとるが、人にとって極上にして凶悪な生殖器だけは、変化することがない。
文化と理性が発達した現代において、その神のあり方は忌避され、やがて忘れ去られた。
信仰がなくなったことにより限界まで若返ってしまい、堕落の国にやってきた現在の姿は『元の世界において最初に喰った生贄』の姿になっている。まだ救世主を喰ったことがない。